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Tokio Marine X 誕生の背景

はじめまして!Tokio Marine X 公式note編集部です♪
この公式noteでは、Tokio Marine X が目指す世界、商品開発の裏側、社員インタビュー等、、、「人」の”想い”にフォーカスしたコンテンツや、商品・サービスの裏にあるストーリーを展開していく予定です!

記念すべき第1弾は、宮谷取締役社長と橘田コーポレートマネジメント部長が" Tokio Marine Xの設立経緯や社名に込めた想い、目指す姿"について語ります。是非、最後までご覧ください!

【プロフィール】宮谷 恒平(みやたに こうへい)
2007年東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動)に入社。大手金融機関向け営業を担当。その後、2013年大企業を担当する営業部門の統括部門に所属し、新規プロジェクトの企画立案を行う。2016年から3年間東京海上グループ全体のデジタル戦略にも携わり、各種プロジェクトの企画立案・R&Dの経験を積む。 2019年にデジタル上での保険販売チャネル戦略を担当する専門部署(東京海上日動デジタルイノベーション部)の立ち上げを経験。その間少額短期保険会社設立を起案し、2022年2月に設立した東京海上日動少額短期設立準備(現、Tokio Marine X少額短期保険)の社長に就任する

【プロフィール】橘田 紗織(きった さおり)
2007年東京海上日動火災保険株式会社に入社。8年間大手飲料食品メーカーを担当する営業部門に所属し、契約事務や営業、部店統括業務を担当。その後大企業を担当する営業部門の「働き方の変革」の推進やRPA(Robotic Process Automation)導入等のシステム開発、各種研修の企画運営等幅広い経験を積む。2019年にデジタルイノベーション部に異動し、部の立ち上げを経験。社内副業制度やデジタル人材育成プログラム「デジタルマーケティングユニバーシティ」の企画・運営などに携わり、2022年2月に設立した東京海上日動少額短期設立準備(現、Tokio Marine X少額短期保険)の創業メンバーとなる。



若い、小さい、はやい、それがいい。 


ーーTokio Marine X少額短期保険株式会社について教えてください

宮谷 Tokio Marine X少額短期保険株式会社(以下、Tokio Marine X)は、多くのお客様を抱えるビジネスパートナーと共に、 保険会社として、新たなチャネル・新たな保険商品を開発提供し、より豊かで快適な社会生活を創造する会社として設立されました。

構成メンバーは役員・社員の総勢10名の会社で、東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動)のデジタルイノベーション部の部員とともに「企業文化を変え、保険を革えて、人々の新しい安心と安全の形を共創る(つくる)」ことをミッションとしています。メンバーは、20代~30代で、まさに若手が切り盛りする創業間もないスタートアップのような企業です。新しいカルチャーを作りやすい、凝り固まった価値観がなく、創造性にもつながる、そんな強みを持った会社だと思っています。

ーーどのような目的で少額短期保険会社を新設したのでしょうか?

宮谷  社会環境が大きく変化していく中、当社がお客様や社会に価値を提供し続けていくためには、お客様や社会課題に寄り添い、そのリスクや課題を正しく把握したうえで、迅速にお客様毎の細かなニーズに合致した保険商品・サービスを世の中に数多くご提供していくことが重要であると考え、特にスピードという観点で東京海上日動本体とは切り離し、機動性高く環境変化に適応していく事を目的として、少額短期保険会社を新設するに至りました。
Tokio Marine Xの事業戦略としては、ビジネスパートナー起点の個別マーケット商品開発に特化し、ビジネスパートナーのビジネスに組み込むエンベデッド・インシュアランスに必要な保険商品・システム・マーケテイングの一括提供を目指しています。また、今後の保険のデジタル化に必要な機動性・R&D機能を保持しつつ、R&D成果を東京海上日動で取り込み、グループ全体のスピードと打ち手を増やすことも同時に目指していく、戦略的な意義を持つ会社だと考えています。


Tokio Marine Xは、グループのR&D拠点として仮説検証サイクルに拘りたいと考えています。我々は多くのお客様を抱えるビジネスパートナーのホワイトレーベル型の保険会社として、新たな販売チャネルに新商品を投下することをビジネスの軸においており、一般的には事業の不確実性が高い領域です。だからこそ、アジャイルに発見思考計画法(*)のようにピボッドしながら経営のかじ取りをすることが必要だと考えています。

(*)“事業計画は多くの間違った仮説で構成されている”という前提に基づいて、気づきや学習から計画を修正しながら経営計画・KPI変更・資源配分など実行することで事業を進する方法。

ーーなぜ、少額短期保険という形態を選択したのでしょうか?

宮谷 少額短期保険は保険金額の制限や、商品付帯や団体契約が実質的にできないなどの法令上の規制を受けますが、①生損保兼営が可能であること(損保ビジネスだけでなく死亡補償である第一分野商品も可能)、②ニッチでスピーディーな商品開発が可能というメリットがあるからです。
デジタルを中心としたマーケットでは、スピード感早く様々な試行錯誤を繰り返し、学び改善していくことが重要と考えていますので、少額短期保険がベストと判断しました。
ビジネスパートナーのオリジナル商品開発要請に対して、存在感を保ちつつ新たなビジネス商機を得るためにも、マーケット毎にスピーディーに数多くの商品を投入し、売れ筋商品のみ残す等のトライ&エラーができる能力が必要だと考えました。

”X”をデザインしていきたい


ーーTokio Marine X が大切にしている価値観を教えてください

橘田 社名の由来でもある「X」に3つの想い(価値観)を込めています。

1.DX:Digital Transformation 保険のデジタルトランスフォーメーション(DX)を具現化する

これまで当たり前だったビジネスモデルを徹底的に見直し保険のデジタルトランスフォーメーションを具現化していきたいと考えています。Tokio Marine Xの強みである「機動性」を活かして、お客様目線で業務フローや加入サイト等を頻度高く改善し、ビジネスパートナーと一緒に新たな価値を創出していきたいと考えています。

2.cX:Customer Experience お客様にスマートで心地よい体験(CX)を実現する

Tokio Marine Xでは、加入から契約内容変更、保険金のお支払いまで全てデジタルで完結するシステムを導入しています。ストレスのない業務プロセス設計は当たり前ですが、痒い所まで手が届く、スマートで心地よい顧客体験を追求したいと考えています。

3.X:Crossover ビジネスパートナーとクロスオーバー(X)し、イノベーションを生み出す。

クロスオーバーとは、異なる要素がお互いの境界線を越えて交じり合うという意味で使っています。「ビジネスパートナーの商品・サービスや強みと、Tokio Marine Xが提供する価値をかけ合わせ、イノベーションを創出する」、そんな世界観を実現したいと考えています。  
Tokio Marine Xの「機動性」を活かして、お客様毎の細かなニーズに合致した保険商品・サービスを世の中に数多くご提供することで、「こんな保険待っていた」、「経営課題が解決できた」と言って頂けるような価値を提供していきたいと考えています。

「X」の中身は、時代の変化や世の中から求められる要望に合わせてレベルアップしていく必要があると思っています。ビジネスパートナーやお客様に寄り添いながら、「X」をデザインし続けたいと思います。

未知を拓く。道を創る。

ーー会社を設立するまでの道のりで感じた事があれば教えて下さい

宮谷 損害保険会社における今後の競争環境を踏まえると、デジタルを活用してお客様毎の細やかなニーズに合致した保険商品・サービスを世の中に数多くご提供していくための体制を強化すること(少額短期保険会社を新設すること)が必要であると思い起案しました。少額短期保険会社設立を起案してから社内で承認され、実際の開業に至るまでには色々な苦労もありましたが、“本気で会社を強くしたいと思っていれば、実現できる“ということを実感しました。

起案後多くの関係者と様々な観点で意見交換をしましたが、会社を創る上で必要な検討項目の洗い出しと論点の明確化、ひいては創業ストーリーのヒントをくれていたように思います。そうした論議のプロセスがあったからこそ、会社の存在意義やミッションが明確になりました。個人的には、VUCAの時代だからこそ、「やった失敗(責任が明確)」より「やらない機会損失(責任が不明確)」の方が罪は重いと感じています。

少額短期保険は50億円の取り扱い上限保険料規制があり、東京海上グループ全体の収入保険料・収益から見るとインパクトは小さいと言わざるを得ませんが、だからこそ数字だけでなく「その取組みの内容自体に価値があるか?」が問われていると考えています。きっと失敗も多く積み上げると思いますが、そこからどう学び、活かしていくのか、挑戦と改善・学びの頻度をどれだけ多く持てるかがTokio Marine Xの本当の意味での経営指標だと思います。オーナーシップマインドを持って、新しい挑戦をし続けたいと思います。

ーーこれからTokio Marine X が目指す姿を教えてください

橘田 社員一人一人がベンチャースピリットをもって働いている、そんな会社になりたいと思います。Tokio Marine Xは0→1で作った会社だからこそ、従来のやり方にとらわれない柔軟な発想で事業運営、会社作りができると思います。その一方で自分たちが動きださなければ何も始まらない、変わらないので、「社員の多様性を互いに尊重し、一人ひとりが常に創造と革新に挑戦できる自由闊達な企業風土を築く」という経営理念のもと、それぞれがwillを持ち、果敢に挑戦し、相互にサポートし合う会社でありたいと思います。
東京海上日動は、やりたいと思ったwillを尊重し、実現をサポートする環境を与えてくれる会社だと思います。東京海上日動の中から生まれたスタートアップ企業として、我々がベンチャースピリットを持ち、体現していくことで、東京海上グループ全体に新たな風を吹き込みたいと思います。



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※撮影のためにマスクを外しております
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