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今年の視聴初め

ここ数日で、フゴフゴと吸っていた映画などの記録です。

イラスト。植木鉢から生えた月。そこから音楽がなっている。それを聞いている女の子。

映画「落下の王国」

息を飲むような色と景色と造形物の美しさのバランスが延々と続く、信じられない作品。

その映像美はもちろん、空想と現実が交差しながら展開し、少しずつ登場人物の気持ちが変わっていくストーリーがまた、セラピー的で心に染みるのだ…。見るたびに「こんなに完璧(に私好みな)作品がこの世に存在するなんて……」と胸をかきむしってしまう。

ただ、私が見てるのは前にテレビで録画したやつなので、美しい映像の合間合間にグルコサミン・コンドロイチン錠剤や、イチョウの葉エキスのCMが入るんですよね。円盤は廃盤になっているとのこと。早く復刻して、私を加齢による肘・膝の痛みや、五十肩から解放してほしい。


映画「スパイダーマン:スパイダーバース」

「スタイリッシュな画面が大好き」「かっこいいアクションがあるアニメはいいなあ」と話す私に夫が勧めてくれた作品。
まさに、オープニングから最後に至るまで全部、かっこいいアクションとスタイリッシュなグラフィックで構成されており、いっそムカついてしまいました(???)。動くビジュアルブックのようだったな…。

主人公はマイルスという少年なんですが、歩き方やさりげない仕草で、彼が記号としての“少年”ではなく、“いまどきの少年”である事がはっきりと感じられ、動きって大事なんだなあ。と思ったりした…。

しかし全編ずっと、息つく間もなく動きまくっていたのが印象的だった。息もつかせぬというか、忙しなくというか、marvelヒーローのアニメは他の作品もこういう感じなのかな。

アルバム 「誰かの名前」(山崎怠雅)

もともと期待全開で買ったんですが、あまりにも良くて爆発してしまった。
うら寂しさとやるせなさ、しかしその向こうを見ているような音の景色。繊細さと強い音のコントラストがもたらす緊張感に、圧倒されっぱなしだった。

初めて聞いたのはずいぶん前だけど、この、今にもほつれそうな、ヒリヒリとした感性を保ち続けるって本当にすごいことだと思う。
一番好きだった曲を貼ります…。

文化ってやっぱり心の栄養だな…。
世の中の作家さん、いつもありがとうございます。


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