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下にも空はあるか

午前中、漫画。
昼、期日前投票へ。考え始めたら迷ってしまいそうなので、念仏を唱えるように候補者と政党名を頭の中でブツブツ繰り返しながら投票所まで向かった。
「やることはやった!頼むよ!」という気持ち。

のち、西荻窪へ。ゾンビ道場最新号を、あなたの公差転さん、信愛書店さん、ニヒル牛さんに、お届けしてきました。いつもありがとうございます!


それぞれの場所でいろいろな話を聞く。なるほど〜と唸ったり、意外!と膝を打ったり。

印象的だったのは、「マイノリティとしての素性を隠す方が生きやすい」という話と、「『社会で“生き残る”』という表現がしんどい」という話、「学校の教科書がビジネス書みたいになっている」という話…が、それぞれ別の場所で出た事だった。
多様性を重視する社会へ!と言われていても、それは目標であって、現実はまだ、決まった流れの中にきちんと収まれる事がベストってことになってる。
…けど、それを問題視して、こうしてリアルで話せる事は希望だと思う。少なくともこの日の私にとっては光だった。

あと、こうして社会の話をする時よく「日本では」とか「日本人は」って表現が出てくるけど、その度にいつも、自分に渡航経験がほとんどないのをもどかしく思う。
もちろん、知識として知る術はあるけど、実際に現地に行って暮らさないとわからない肌感覚みたいなものってあるし…。日本での国内感覚でしかものを見られない自分というのは、だいぶコンプレックスだな…。

夕方、母と会って、ここでもまたいろいろ喋る。
お店を出た時、空がキレイだったので母にそう言ったら「え?どこ?」と言ってから「ああ、空なんだから上に決まってるよね。下に空があったら怖いわ」と笑っていた。
鮮やかな青空と、夕暮れの赤の間を、波打つようにうろこ雲が走る。
短い橋を渡る。川面を見て「あ、下にも空があるな」と少し思った。


今日の絵

一票で一歩を踏み出せっっ!!

追記

ゾンビ道場を置いて頂いたり、色々関わりの深い公差転ですが、運営的な面で困っているそうです。

いろいろな方が集まっているし、私にとってすごく大切な場所です。よかったらぜひご覧になってみて下さい。

あらゆる方向に向かっている人が一時的でもクロスする場所として、生き方、考え方、見方が必ず統一しなくて、自分のスタンスと違って、さまざまな立場を持つ人と出会うことで新しい気づきがお互いに生まれてきます。

隣にいる人は自分と異なる国籍、ことば、ジェンダー、セクシュアリティ、障がい、視点、価値観をもつ前提で、「差異」を大事にする空間。ここはあらゆる違いを認める場所です。

http://kosaten.org/

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