我が社の存在意義はなんだ。問いかける。エンターテインメントの存在意義を。
皆様、こんにちは。はじめましての方は、はじめまして。
2020年4月1日のnoteです。
私は、MyDearestという本日から5期目に突入したVRスタートアップの代表で、VRミステリーアドベンチャーゲーム「東京クロノス」の総合プロデューサーを務める、岸上健人と申します。
以下は前回のnoteです。
これまで「VR×物語」のエンターテインメントを作ってきて、2017年・2018年にVR漫画・VR小説、昨年2019年に、Oculus(Facebook)やPlaystationVRのストアで1位も記録した「東京クロノス」というVRミステリーアドベンチャーゲームを開発しました。
以下は2020年中にリリース予定で現在制作中の「ALTDEUS: Beyond Chronos(アルトデウス:ビヨンドクロノス)」という東京クロノスに続く、クロノスシリーズ最新作のティザーサイトです。(東京クロノスから数百年後の世界が舞台の、完全新作VRゲームです)
そして突然ですが、以下の僕のメッセージをお読みください
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MyDearestが僕の会社ではなくなりました
まず、僕は人と同じことをするのが好きではなく、
これはエイプリールフールのネタではないということを明言させてください。
MyDearestはこの4月から三期目を迎えます。
そして三期目を迎えるにあたって「MyDearestが僕の会社ではなくなった」
ということです。
僕の実家は自営業でアパレルの小売店をやっています。
そして最近、母から昔言われたことを思い出しました。
「社長!ここはあなたの会社なんだから!」
と従業員から言われた時に、
「いや、僕の会社ではない。ここはあなたの会社だよ」
と、本気で言いきれる経営者になりなさい。
そう母から言われたことを思い出したのです。
そして、最近のMyDearestの社内を見ていると、
「ああ、僕の会社ではなくなったんだな」
と感じることが増えました
社内のメンバーが様々な協力をして主体的に活動し事業をすすめている。僕とは関係なく。
MyDearestがそういう会社になっているのです。
これは最近になって特に感じていることで
今、MyDearestはそういう企業になっているのです。
『MyDearestが僕の会社ではなくなった』
これは事実であるとともに、僕のさらなる願いも込めた言葉です。
願わくは、MyDearestがさらに社員1人1人の会社になって、
皆それぞれが自分の人生で成し遂げたいことを実現できる場になってほしいです。
そして、MyDearestが生み出した作品やサービスが、遠く遠く世界中のたくさんの誰かに届いて、
それがMyDearestのモノではなく、その人のモノに。その人にとって大切なモノになってほしい、と強く思います。
「成功はすべて皆のおかげ。失敗はすべてリーダーのせい」
これまで人生を通じて、さらに経営者になって、この言葉を痛感しています。
4月。新年度。
MyDearestを、僕ではない誰かの、社員1人1人の、世界中の人の、会社にするために。
命を懸けて、事業に臨みます。
皆さま、今年度のMyDearestも何卒よろしくお願いいたします。
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以上です。
冒頭の"MyDearestが僕の会社ではなくなりました"という文章で、
「おっ?エイプリルフールか・・・?え、でも違うの?」と思われた方も多いと思いますが、
途中の"三期目を迎える"という言葉に「あれ?」と感じた方は正しく、
これは2018年の4月1日に僕がFacebookに投稿したメッセージです。
上記に書いてある通り、性格的に人と違うことをするのが好きなので、会社を立ち上げて以来、毎年4月1日には正直なメッセージを書くことに決めています。
そして、このコロナショックで世界中が危機にさらされている状況にあたって、2年前に書いた上記のメッセージを思い出しました。
"MyDearestを、僕ではない誰かの、社員1人1人の、世界中の人の、会社にするために"
この言葉がイマほど、MyDearestという企業の存在意義として求められている時はないなと強く感じたのです。
MyDearestという会社は、エンターテインメントとテクノロジーの会社です。
現在は、VRで物語を届けています。
「エンターテインメントなんて生きていく上で必要ないんじゃないの?」
会社創業以来、そういうことを言われることも少なくはなかったです。
でも今は
自信を超えて確信を持って
自分たちのやっているエンターテインメントの存在意義について
言葉にすることができます。
以下は昨日3/31に、社内Slackにて社員の方たち向けに投稿したメッセージです。
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本日3/31でMyDearestの第4期目が終わり、明日4/1から第5期が始まります。
第4期は東京クロノスの発売で会社として大きく飛躍し、
新作ALTDEUSの開発スタートで、ここにいる皆様のような才能あふれる方々に仲間になっていただくことができました。
郡・千田・岸上という役員3人で4年間やってきましたが、
皆様に仲間になっていただいたおかげで
会社としてどんどん魅力的になり飛躍し続けられています。
ですが今、世界中がコロナショックで大変な思いをしている人たちが沢山います。
僕らも他人事ではなく、身近な人が危機に陥る可能性もあります。
世界が悲鳴をあげている状態だと言えると思います。
ただ、そんな時こそ我々のようなエンターテインメントをやっている人間たちの出番だと思います。
エンターテインメントは、乾いた心を潤す飲み物のようなものかもしれないと思っています。
なくても生きていけると思われがちですが、いま世界中の人が自宅で心細い思いをしている中、
それを励ましているのがエンターテインメントです。
自宅で、ある人はゲームをして、ある人は音楽をきいて、ある人は映画を観て、ある人は本を読んでいる、のだと思います。
幸いにしてVRはコロナショックにおいて、人々を元気づける強力な道具となります。
VRでエンターテインメントをやっている、この分野で我々こそが日本代表です。
新作ALTDEUSを待ち望んでいる人が世界中にいます。
そして我々は、コロナショックで落ち込んでしまった人の心を、
ALTDEUSによって、ゲームに、物語に、VRに夢中にさせて、少しでも励ますようにできることが使命のようなものです。
世間的には、コロナショック、そしてそれに紐づく経済危機で
大変な状況にいる人々がいますが、むしろ我々は今こそ活躍するべき時です。
MyDearestという企業にも沢山の期待が集まっています。
郡・千田・岸上という役員陣としては、皆様に安心して制作に打ち込んでいただける環境を整えつつ、
このコロナショックで大変な世の中で、クリエイターやマーケターである皆様が世界中の人々に勇気を与える活躍の場をつくってまいります。
どうか明日からのMyDearestの5期目もどうぞよろしくお願いいたします。
手洗いうがいをしっかりして、良く寝て栄養のあるものを食べて体調を整えることを大切にしてください!
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いま、世界中が冬の中に閉じ込められてしまっているのかもしれません。
でも、我々のようなエンターテインメントを作る人間たちは、今こそ、世界中に「春への希望」を届けることができるんじゃないか。
そう強く強く思っています。
2020年4月1日。
MyDearestという会社が5期目を迎えるにあたって、決意表明としてこのnoteを書かせてください。
誰かの人生を変えてしまうような、
それくらい夢中になってしまい、
"これは自分のための物語なんだ"
と感じてもらえるエンターテインメントを生み出し、
「春への希望」を世界中に届けます。
それが我が社の存在意義です。
エンターテインメントの存在意義だと信じています。
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