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トリプルワークフリーターとして生きる


仕事を辞めてから5ヶ月が経った。

年度が変わり新社会人としての一歩を踏み出す後輩も多く見る。差はあれどみな一様に新たなる生活に期待の表情を浮かべ、自分を含めた周りの大人たちは祝いの酒を交わす。年下はいつだって可愛い存在で応援してあげたくなるものだし応援される側も悪い気にはならないだろう。それがフリーターからのエールだとしても。

業界にしては珍しい高賃金を貰い安定した生活を手放して5ヶ月。僕は今トリプルワーカーと化している。雇用形態は全てアルバイトのフリーター。時間を売り愚直に金を稼ぐパワータイプの生活を選んで生きている。


この生活を選んだ理由は遊びの延長でやりたいことを仕事にしながらお金も稼いで周りを幸せにしたかったから。
というのは見栄で単純に生きるのが下手だからこういう選択しかできなかった。生活が安定していても自分がそこで働く意味が無いと分かると無性にストレスが溜まってしまう。今みたいに働くのを辞めたら生活ができないからというシンプルな理由の上でしか働き続けれない悲しいマグロ。やりたいことを仕事にできたわけだがいかんせんそれだけじゃ生活はままならず自分は一生やらないだろうと思っていたブルーカラーのアルバイトも始めた。

正社員として前の仕事に従事する道も全然あった。けれども将来やりたくないなこの仕事ってなった時どうしようと常に考えながら働き続けるのは酷くストレスが溜まった。昔閉店間際のジャグラーで3000ハマりの台見たけど同じ気持ちで打ち続けてたのかな。ペカったところで回収は無理なのに。というよりも将来辞めそうだなって仕事に就くなよって話もあるけどそこは今関係なく無いですか?

やりたくない仕事を安定した生活のためと割り切って働くのがダサいとは思わないし週末の楽しみだけを糧に働き続けれる人たちは純粋にいい暮らしをしているなと感じる。彼女ができたり結婚したりして近しいところで幸せになっていく人たちを本当に羨ましく思う。案の定私は彼女もいなく結婚する未来も見えないし家も車も欲しくならないタイプなので割り切る対象がないのもよろしくなかったんでしょうね。

昔みたいに仕事きついって言いながらも毎日飲んで物欲を発散させるのと今みたいに仕事自体は楽だけど資金繰りに追い回されるのどっちが幸せなんですかね。こういう気持ちの人結構いるんじゃないかな。私は今時間を売るのを辞めて不安を買ってる。

ちなみにこれ書いてる間にフードデリバリーも始めたので正確には4つ仕事をしていることになります。なんだかんだ時間も売り始めちゃってます。

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