兼業から始める自分らしい働き方
わたしは産業保健師として週3日勤務しながら起業しました。
現在も産業保健師をしながら会社経営を行っています。
兼業開業保健師です。
起業に興味がある保健師さんたちからは「起業したいけれど安定した仕事を手放す勇気がない」という相談を受けることが多くあります。
このような悩みを解消する選択肢のひとつが、本業を辞めずに起業する「兼業での起業」です。
兼業で起業するメリットは、収入面の不安を解消できるだけではありません。安定した職で得たノウハウや人脈を起業での顧客獲得や新規事業開拓に活用することができます。
わたしが理事を務めている一般社団法人日本開業保健師協会では、「いろんな保健師のキャリアのつくり方があるよ!こんな起業のカタチもあるよ!」ということを知っていただくきっかけとして、第12回日本公衆衛生看護学会(2024年1月6-7日 北九州市にて開催)でワークショップを開催しました。
テーマは「兼業から始める自分らしい保健師の働き方〜かつて諦めてきた想いをサイドキャリアで~」。
ワークショップでは、三重ナースマネジメント協会理事長で大学教員かつ個人事業主でもある井倉一政さん、ナーシング・クリエイト株式会社代表取締役で認定NPO法人マイママ・セラピー代表の押栗泰代さん、そして豊岡の3人が、起業に至った想いやキャリアについて報告しました。
ワークショップ会場での撮影や動画編集は、保健師オフィスyocahi代表で地域包括支援センター職員でもある大久保宗太郎さんが担当。
全員、兼業で起業しています。
職場の就業規則の制約によっては、兼業で収入を得ることが難しい場合もあります。
でも、ここで起業を諦めるのはもったいない。兼業開業保健師が得る報酬は金銭だけではないと思うからです。
兼業開業保健師の【報酬設計】
ワークショップ会場でもお話ししましたが、後日、XやInstagramでもたくさん反響をいただきました。
このような温かいフィードバックも、お金以外の報酬です。
いただいた報酬を大切にして、次に繋げていこう!とあらためて身が引き締まる思いになりました。
トキエノでは、2023年9月〜2024年1月には「保健師のための兼業での起業塾 第1期」を開催しました。
6名の受講生たちは、それぞれ兼業での起業をスタートしたり、すでに行っていた事業をブラッシュアップしたり。一人一人の行動力と創造力が凄まじくて、これから大活躍の予感です。
守りたいものがありつつ夢も諦めたくない。
安定した職を続けながらやりたいことにもチャレンジしたい。
こういう想いがあるならば、兼業から何か始めてみると良いかもしれません。
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