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自分が大学生ワースト1位

変わっている。気がつけば2年生になり、梅雨入りし、立場は完全に大学生である。私は焦りを感じている。

私にとって、大学生は「舐めては行けないもの」といった認識がある。小中学生は若く、高校生はあえて頭のネジを緩めても許されると考えている。

しかし大学生はどうだろうか。大学生の失態は不透明である。

20歳を超えれば、飲酒と喫煙は合法である。インスタのストーリーで「親しい友達」に何故か追加されていて、知り合いの知り合い位の人が飲酒しているのを見ても、まあ、そうだ。以上、言うことは無い。

決まった時間に同じ授業を決まったみんなと受けるわけではない。教室には知らない学生が溢れている。

知らない人が5回に1回くらい遅刻してきたとしても、気がつかない。3回に一回くらい遅刻している私からすれば、周りにいる全員がまともであるように見えるのだ。

また、制服のように決まった服装も無い。街中で迷惑な人と出くわしても、大学生だなと仲間のような感覚を持つことは無い。私は毎日、大学生の中で自身がワースト1位なのではないかと震えている。

自分が、大学生はしっかりしなければいけないと思っていることが分かった。それでは、しっかりしているとは一体なんなのだろうか。

曖昧な指標をなんとなく見つめて、なんとなく自分と比べることで落ち込んでいる。自分は大学生として、態度を改めなければいけないのではないかと感じている。

書いていて、改める気は無いことに気がついた。今の生活、自分の気持ちは満たされている。特に問題が無い。やらなければいけないことはサボっている。後ろめたいと思っている。

しかし、まだ落としたと決まったわけでもない単位を落としたとして落ち込み続けるのもいかがなものか。それは未来の私が担うことだ。

大学の敷地から出た私は、途端に充実している。うつ状態からの回復が見える。確実に、良くなっている。おかげで友人と出かける頻度が増えた。アニメを長時間見ていられるようになった。ゲームのスコアが上がった。

これだけで、十分ではないか。私の気持ちが満たされる方へ身を運ぶ。今の自分にしてやれることを見失っていた。

変化と向き合うのは、思ったよりも困難である。決心がつかない。自分の気持ちの内側へ内側へと向き合うことは時に、自傷行為になる時がある。それでも、文字を書くことが出来る方が気分がいい。

傷つけど、これからも続けていくのだろう。大学生になった今でも、それは変わらない。これだけは、変わっていなかった。



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