無理をするのを辞めても鬱が治る訳じゃないなんて理不尽

回復しろ!!数日前の推測は当たらず、全然良くならなくなってきた。ここからが長いんだっけ?一回うつ状態から平常付近まで戻るとすぐにどうやって鬱と接してきたか忘れてしまう。これならもうすぐ治るな、と高を括っていた私に警告を下しに戻りたい。

そもそも治るとはなんだ、どこまで元気になったら満足なんだ。やろうと思えば何かできるけど何をやっても楽しめず苦痛な時って寝てろって事?割と多分そうなんだろうな。

時間を潰して誤魔化すしかない。つらい。体は重くない。外に出たい。自制。外に出たらだめ。帰路に着く頃には鬱が悪化して惨めな事になる。わかる。だからだめ!家にいることにする。

今私にできる回復への手立てはあるのだろうか。待つだけ?何が不満で、不服で、苦痛で、体がこんなことになっているのか分からないのだ。思春期のホルモンバランスか。

誰も何も言ってくれなくても、自分の中でどこかおかしいと感じたら、絶対にそのタイミングで休むべきだ。こんな寝たきりでわんわん泣いてどうしようもなくなると、ワンチャン3年以上をほぼ横たわって過ごす事になる。

自分の中で、もう無理をするのはやめようと、自分を労わる事を決めたって、鬱が治るわけではない。体はいう事を聞いてくれない。胃腸をよく壊すとか、腰が痛いとか、立ちくらみがするとか、わかってほしくて涙が出たら、休んでいい。私がそう言いたい。休むことへの背中はいくらでも押せる。

無理をしている人を見るのもしんどいけど、その人に休めと伝えるのもしんどいのだ。かつての私がそうだったように、誰一人として休む事を推奨してくれないわけではなかった。部活の友達に一人、わたしを心配してくれていた子がいた。

もうかなり疎遠になってしまっているけれど、当時は(この子はわたしのことをいつも見ていてくれているわけではないから口だけだろう)、と流していた。だからぜんぜん気にも留めていなくて、雑談の一つだと捉えていた。

当時のわたしには人の意見に耳を貸す余裕はなかった。でも、いざこう鬱になってみると、どうしようもなく何もできなくてしんどい。忙しくなりたいわけでも勉強のやる気に満ち溢れているわけでもないけれど。

でも今、なんでずっと風邪ひいてるみたいに寝込んでるんだろうって不思議。あの頃、そんなに何を目指して無理をしていたかもわからない。当時は無理とも認識していなかったけれど、結果こうなってるからあれは無理だったのだろう。

私は多分発達障害は併発していない。数年前に検査を受けたけれど、当時の結果では白寄りのグレーゾーンだ。症状の改善や成長と共に得意分野と苦手分野の差も良くなっていくだろうと言われたのを覚えている。

グレーが白に寄っていく事を、気分障害の症状が薄れていくその日が来る事を、私はこうして横になりながらずっとずっと待っておく。

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