【実証された】記憶の定着を倍にする眠り方
勉強の効率を上げたい人「なかなかものを覚えられない、、、ひたすら徹夜などして勉強するのがしんどいよ、、、もっと効率的に勉強する方法はないだろうか?」
こういった悩みに応えます。
■本記事の内容
①インターリーピング睡眠
②ウェイクフルレスト
本記事は、もっと効率の良い勉強方法を知りたいと思っている人たちにオススメの科学的根拠に基づいた、「記憶の定着を倍にする眠り方」についての内容になります。
【実証された】記憶の定着を倍にする眠り方
何か物を覚えたい時やテスト勉強する時など、何度も読み返したり、マーカーで印をつけたりしますよね、でもこれってすごく効率がわるいんです。
では解説していきますね。
インターリーピング睡眠
「インターリーピング睡眠」とは、勉強と勉強の合間にとる睡眠のことです。
これは、フランスのリヨン大学の研究チームが行った研究で、「睡眠によって勉強の効率をより高められないか?」という問いに基づいて生まれた方法です。
研究によると、40人の男女を2つのグループに分け、それぞれ違う勉強法で他国の言語を記憶してもらうというリサーチを行いました。
・Aグループ 午前と午後に勉強して、そのご普通に眠ってもらう。
・Bグループ 午前に勉強してから、一度眠り、その後にまた勉強してもらう。
その後、全員に覚えた単語のテストを行ってもらった結果、勉強の合間に睡眠をとったBグループの方が、多くの単語を記憶していて、かつ思い出す力も高まっていることがわかりました。
睡眠を取らなかった場合と比べると、記憶力や思い出す力が約2倍になっていました。
僕も寝る前に本を読むのですが、他の時間で読むよりも寝る前の方が頭に入りやすいんですよね。
では、「インターリーピング睡眠」の具体的なやり方を解説します。
ポイントは勉強が一区切りついたら眠るのではなく、中途半端でも時間がきたら眠ることです。
たとえば、「このページの問題が全て解けたら休憩しよう」ではなく「すこし疲れたな、時間が来たから眠よう、そして起きたら続きをやろう」です。
そして、インターリーピング睡眠の睡眠時間の目安ですが、リヨン大学の研究では90分の睡眠が良いとされていました。
しかし、生活の中で、勉強→睡眠→勉強という3つのプロセスを取り入れていくのは難しいと思います。
なので、夜、寝る前に勉強や読書でインプット、翌朝、続きを行うというサイクルにすれば、インターリーピング睡眠をうまく日常生活に取り入れることができるのではないでしょうか。
つまり、インターリーピング睡眠を取り入れて勉強すれば、効率的に覚えた内容を記憶に定着させることがで切るということです。
ウェイクフルレスト
「ウェイクフルレスト」とは、勉強や読書の合間に4〜6分ほど目を閉じて、なにも考えない時間を作るという方法です。
何時間もぶっ続けて勉強や読書をしていると脳が疲れてしまい、勉強の効率が落ちてしまいます。
なので、インターリーピング睡眠のように「何も考えない時間」を作ってあげることが重要です。
ウェイクフルレストなら、勉強や読書の合間に4〜6分ほど目を閉じて、何も考えない時間をつくるだけですのでどこでも手軽にできます。
スコットランドのエジンバラ大学がこのような実験を行いました。
33人の高齢者を集めて、2つの短編小説を読んでもらい内容を記憶するように指示。
読み終わったら、33人を2つのグループに分け次のような過ごし方をしてもらう。
・Aグループ 暗い部屋で10分ほど目をつぶる
・Bグループ 本の内容とは関係ないゲームをする
90分後、すべての被験者に「細かくストーリーを思い出してください」と指示したところ、ウェイクフルレストを実践したAグループの方が、記憶の定着率が10%高いことがわかりました。
そして、その傾向は一週間後の追試でも確認されたそうです。
研究者は、「学習後の最初の数分に何をするかで、新たな情報が定着するかどうか決まる」と指摘しました。
実験でゲームをしたように、本を読んだ後、本当は関係の無い別のことをすると、記憶の定着率を妨げることになります。
つまり、ウェイクフルレストを行って、勉強や読書の合間に、一定時間情報を遮断することで、記憶の定着率をあげることができます。
僕も勉強や読書の合間に数分間何も考えない時間をつくり、ウェイクフルレストを行って、記憶の定着率を上げています。
まとめ、
インターリーピング睡眠を取り入れることで、効率的に記憶を定着させることができる。時間のない人は、夜寝る前に行えば時間をうまく使える。
勉強や読書の合間にウェイクフルレストを行えば、どこでも手軽に記憶の定着率を10%あげることができます。
これらの方法を取り入れいき、効率的に日々の勉強を行なっていきましょう。
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