「変わる組織」はどこが違うのか? 35
「変わる企業」のバリューはここが違う!
いろいろな企業のバリューをみていくと、「変わる組織」には、共通点があることに気づきます。
それは、スピード重視、シンプルに考える、ファクト重視、顧客重視、多様な意見交流の奨励、エクセレンスへの拘りなどです。
表現面でも特徴があります。基本的に日常語でシンプル、社員を主語にしたものが多いように思います。
それに対して、「変わらない組織」のバリューは、「社会に貢献する」「イノベーションを生み出す」といった抽象的な美辞麗句が多く、「私たちの会社は」のように会社が主語になっているものが多いように思います。
バリューの実効性は、それがどれだけ実際の組織行動に反映されるかにかかっています。わかりやすい言葉で、主語を社員にした方が伝わりやすいのは間違いありません。
バリューは会社によって「理念」や「行動規範」、「○○Way」など異なる形で表現されています。ということで、生成AIにアルファベットとアマゾン、ソフトバンクGr、三菱UFJフィナンシャルグループについて書き出してもらいました。それぞれに一長一短ありますね。比較して、どこがいいか、どこを改善すべきか考えてみてください。
アルファベット(Google)
1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
遅いより速いほうがいい
情報の量は、質を補完するものではない
コンピュータは、あなたのために働くべきだ
良いデザインは、単なる飾りではない
ユーザーは、検索エンジンを巧みに操る必要はない
専門知識を持つ多くの人々と共に働くことは、良いことだ
すばらしい技術で、世界をより良くできる
利益は、悪ではない
アマゾン
顧客を起点に考え、顧客満足度を最大化することを目指す
自ら考え、行動し、結果に責任を持つ
常に最高の品質とパフォーマンスを求め、妥協しない
データに基づいた分析を行い、最善の決断を下す
革新的なアイデアを生み出し、複雑な問題をシンプルに解決する
常に新しい知識やスキルを習得し、成長し続ける
多様な意見を尊重し、より良いアイデアを生み出す
複雑なシステムを避け、シンプルでスケーラブルなソリューションを構築する
短期的な利益だけでなく、長期的な成功を目指す
不確実な状況でも、迅速かつ的確な判断を下す
全体最適な視点で、長期的な戦略を立案する
革新的な製品やサービスで、顧客を感動させる
ソフトバンク
No.1: 常にトップを目指し、業界をリードする
挑戦: 新しいことに挑戦し、常に革新を続ける
逆算: 目標達成のために、逆算して計画を立てる
スピード: 迅速かつ柔軟に意思決定し、実行する
執念: 目標達成のために、最後まで諦めずにやり抜く
三菱UFJフィナンシャルグループ
1. 信頼・信用 Integrity and Responsibility:
社会からの信頼に応え、高い倫理観に基づいて行動する
お客様との信頼関係を築き、長期的なお付き合いを目指す
法令遵守はもとより、社会規範を厳守する
2.プロフェッショナリズムとチームワーク Professionalism and Teamwork:
専門性を高め、高いレベルのサービスを提供する
チームワークを重視し、多様な人材が力を合わせ、目標を達成する
変化を恐れず、新しいことに挑戦する
3.挑戦とスピード Challenge and Agility:
革新的なアイデアを創出し、新しいビジネスモデルを構築する
変化の激しいビジネス環境において、迅速かつ柔軟に対応する
グローバルな視点を持って、世界で活躍する
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