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ターミナル


子供の頃から
長らく利用している
神奈川南方のターミナル駅。

駅舎の北半分が横浜市で
南半分は鎌倉市という、
なんとも言えない造りになっている
この駅の利用者は多いはずだ。

昔は本当にド田舎で、
治安もあまり良くなかったと聞いている。


今月はじめに
大船~江の島間を結ぶ湘南モノレールが
ぶら下がりの懸垂式の状態にて
全線開通50周年を迎えたようだが、
途中の湘南深沢駅にあった湘南ボウルは
老朽化とウイルス禍が合わさって
今年の3月には
営業が終了してしまったようである。

思えば
自分が小学生・中学生くらいの頃、
つまりは25年前とか1990年代とかは
ボウリング場が今よりもっとあって
だいぶ賑わっていた。

中学生の時
学校を早上がりした放課後に、
一人で新杉田ボウルに足を運んで
何ゲームか投げ込んだこともあった。
となりのレーンにいた
当時の量産型のヤング層に
ちらちらと見られたような気もするが、
いま思えば
「なに見てんだ、こんちくしょう」
でしかないのかな。

横浜駅にあった旧ハマボールも
自分が大学生の頃に一旦は閉館されて、
その後に一応の再築がなされた。
屋上のバッティングセンターでは
球速100kmを一生懸命に投げ込んでくる
ピッチングマシーンに対し
「今日は調子が悪いなあ」
とかつぶやきながら
スイングしていたけれど、
果たして調子が良い時など
あったのだろうか。

・・・


話を大船駅辺りまで戻すと

小学生の時に学習塾に通っていたが、
学校から帰ってきて16時くらいには
当時テレビで再放送していた
『銀河鉄道999』と
『あぶない刑事』を見ながら
予習シリーズのテキストを広げていたもので、
そんなもんだから結局規定量の
半分くらいしか予習できずに
バスに乗り込んで塾へ向かうという、
そんなことを繰り返していた。

塾のクラスでは
当然ながら中の下だったわけだが、
あの頃に味わった劣等感のようなものは
どこかで自分の原動力になっているのかな
と思うのである。

そんな自分がいま現在、
同じく中学受験をするような子供たちに
指導者っぽい形式で
算数とか社会を教えることができているのは、
やはり一つの喜びなのかもしれない。

勤務日以外で
外出することがほぼないが、
どこの駅周辺も
経済が動いていない現況があり
だいぶ勢いが乏しい気がするが、
向こう何年かでもって
モダンな街並みを
再度拝みたいと思うこの頃である。



久しぶりに書いてみたものの、
やっぱりただのつぶやきに
なってしまった。



それでも梅雨は明けそうな、
文月半ばの夜明け方。







以上

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