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とりとめなく、働くという事と、お金に関する夢について。

鬱病で精神障害者手帳2級の私は
基本的に、働くことが出来ない。
まず、体調面で週5日、
8時間働くことが出来ないので
普通のバイトは出来ない。
週3日が限界だ。
外出すると
その後、疲労を癒し、
体調を整えるのに、
1日以上かかる場合もあるからだ。

無理して働くと、
長い年月をかけて
少しずつマシになってきた病気を
悪化させてしまう。
折角1歩進んだ道を
3歩も下がることになってしまうので、
それだけは避けなくてはならない。

そんな私は、
過去にバイトを何十個も受けても受からないし、
障害者雇用なんかもっと受からなかった。
そりゃそーだ。
どこだって、丈夫な健常者で
週5働ける人が欲しいに決まってる。

そんな私は
基本的に親のお金で生き、
今はパートナーのお金で生きている。 
とても恥ずかしく、
情けない話である。

今から何年も前、
再上京して
ひとり暮らしをする資金を貯めようとした私は
水商売でお金を貯めた。
24歳で、
今より化粧は下手だったけど、
体重も標準体重以下で、
スタイルもそこまで悪くなかったせいか
なんとか雇って貰えた。
なお、ホステスとしての成績はビリで、
見た目もさほど魅力的でなく、
話も面白くなかったと思うので、
客からしたらつまんない女だったと思う。

それからは貯金を崩しつつ
水商売や風俗の体験入店や
チャットレディをして
なんとかその場をしのいでいた。

それから、軽度の障害者就労支援所で
週5日、1日4時間、軽作業をしていた事もあった。
その時は、大失恋後だったので、
頭と身体がハイになっていたみたいで、
大した食事をしなくても、
午前中に起きて作業場へ向かっていた。
しかし、続けていくにつれ、
作業量はどんどん増えたが賃金が比例せず
まとまった休みもなかった。
そして、体調と心を崩した私は
1年でそこを辞めた。

それからも
ぽつりぽつりとお金を貰う事は色々したけど、
正式なバイトではなかったため、
特に職歴もないまま31歳になる。

そのせいか、
金銭面で不安な事があると、
決まって水商売や風俗で働く夢を見る。
私が、唯一まともに稼げていた仕事だからだ。

現実には存在しない、夢の中のある街で、
私が昔働いていたというお店にもう一度戻って
家族にバレないよう、うまい嘘を考えながら

「ここで頑張ってお金を貯めよう」
「ここなら、私のことを雇ってくれる」
そう思いながら出勤をする。

ドレスを着て、ちょっとアウェーな雰囲気の中
頑張って自己紹介をしたり、
裸になって、泡風呂に入りながら
おじさんの身体を洗うが

起きると
私にはもう、
細い体も、若さも、度胸も
何もかもないという事に気がつく。
その夢は、起きた瞬間悪夢になってしまう。
老いた私には、唯一の居場所すら無くなってしまった。

もちろん、歳を重ねても美しく、誇り高く、
現役で頑張っている方が
この世に沢山いらっしゃるのは知っている。
凄すぎる。
冷蔵庫の中で干からびたナスみたいな
今の私には、無理な話だ。

今は、とある仕事を頑張っているけど、
それで体力も何もかも使い果たしてしまい、
他の仕事をする事は出来ない。
一人前のお給料を稼ぐには
まだまだ時間がかかるだろう。

つくづく、私は駄目人間だ。
犯罪を犯してはいないけど、
刑務所で暮らす人々の方が
社会に貢献している気がする。


なんで皆みたいに普通に働けないんだろう。
お金が必要なら、
日雇いでもなんでもするのが人間じゃないのか?
私は一体、なんなんだろう。

今日も、例の夢を見るかもしれない。
起きたら悪夢に変わる、あの夢。

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