スマホカメラで、子どもの異常を記録する (育児メモ AdventCalendar 2020 11日目)

再現性の低い異常も、動画を撮れば医師に伝えられる

子どもの保育園転園タイミングでコロナが直撃。自分も相方も急遽在宅勤務が始まりバタバタしつつも、転園先の保育園で慣らし保育開始。そのわずか数日後。午後在宅勤務していると、リビングから突然「ギャー!!」の声とドタドタ音が!

リビングで様子を見てくれていた相方に確認しつつ子どもの様子を見ると、「泣き叫びながら強烈にのたうちまわる」「こちらを睨みつける」「大好きな子ども向け番組を見せても、おやつやお茶をあげても、抱っこしても、全部拒否」「床やベビーサークルに頭を打ち付ける」と、それまで経験した不機嫌を数段超えた状況に、思わずたじろぐ。試せることを試し、しばらく様子を見るが、収まる気配がない。

30分以上も癇癪を起こし続けている上に、頭を打ち付けてるのは怖い、が、時間的にも病院に行くべきか判断に迷う(当時18時を過ぎていた)…というわけで、小児救急相談など複数箇所に電話をかけて、ようやく繋がったところに相談。「それは救急に行ってください。そちらの住所でしたら○○病院の救急外来ですね」というわけでタクシーに乗って病院の救急外来へ。

緊張の面持ちで待つこと十数分。担当医さんに診てもらい、起きたことがなるべく正確に伝わるよう、とにもかくにもあれこれ言葉を尽くす。そもそも「子どものことで救急に行く」という初めての事態で焦っていたし、お医者さんにどういう情報を出せばいいか皆目分からないので、とにかく記憶を呼び覚まし思いついたことがあればお医者さんに伝えようとする。

「ひとまず様子見で大丈夫」「救急に行くか判断するポイントは、『目線が合うか』『嘔吐があるか』『頭を強く打ち付けたか』『手足が硬直しているか』あたりを見てね」などと診断とアドバイスを丁寧にしていただいたことで、徐々に心を落ち着かせていくことができた。

そんな中、担当医さんに最後に言われたのがこちら:

「今お持ちのスマホで動画とれますよね?」
「今後お子さんに異常があったら、写真や動画を撮っておいてください」
「そうすれば、それを見て判断材料にできますので」

あ!なるほど!動画を撮ってそれを直接お医者さんに見せればいいんだ…。

思い返せば、タクシーに乗ったあたりから子どもが落ち着いてきたことで「症状がいったん退いてしまったせいで、お医者さんに正しく判断してもらえないかも」「なんとか気づいたことすべて言葉で伝えなければ」と思ってひたすらに喋っていたけど、動画を見てもらえば一発だ。

というわけで、この日以降、子どもになにか異常を見つけたら、スマホで写真や動画を撮るようにしている。加えて、スマホの空き容量にも、気を遣うようになった。すぐに数分間の動画が撮れる程度の空き容量を常時確保しておかないと、いざ子どもに異常が起きたときに動画を撮れない。

もちろん、スマホの電池残量も同様だ。常に一定の余裕があるようなスペック、使い方にしておかないと、それこそ、真夜中スマホの充電中に異常が起きても、動画なんて撮っているとすぐ電池切れになってしまう。こわい。

そう。だから、未だ低容量の初代iPhoneSEでがんばってる相方よ。そろそろスマホを買い替えませんか…?


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