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コミュニケーション戦略を知ろう!

昨日,アマゾンプライムで久々に映画を見ました。私は基本邦画をよく見るのですが,昨日は洋画の「MIB」という作品を見ました。エーリアンとの共生を上手くサポートする政府の秘密組織の人が主人公で,違反するエーリアンとの戦闘シーンもあって,かなりスケールの大きな作品だったなと感じました。もちろん,洋画の良さについて気付けましたし,これから積極的に見ていこうかなと思いますが,邦画のベタな感動モノや恋愛モノも個人的に好きなので,今年は様々な映画を見る1年にしようかなと考えています。

では,今回もマーケティングについてまとめていきます。今回のテーマは「コミュニケーション戦略」です。今まで,リサーチの手法やブランドの高め方などについてまとめていきましたが,消費者に商品を買ってもらうためにはコミュニケーションが必須です。今回は,コミュニケーション戦略の全体像についてまとめていきます。


コミュニケーション戦略とは

その名の通り,製品やサービスの情報をターゲットに対して効果的かつ効率的に伝えるということがコミュニケーション戦略です。どれだけ消費者のニーズやワォンツを捉えた商品やサービスをいつでも買える状態にしても,その情報を消費者に伝えなければ,購入していただくことができません。コミュニケーション戦略を成功させるためにも,誰に対してどこでどのような情報を伝達すれば,企業が設定するビジネスの目的を達成できるのかを考える必要があります。

具体的なコミュニケーションの開発は次の6つのステップがあります。①コミュニケーション目的の設定,②購買決定プロセスの理解,③メッセージの作成。④コミュニケーション・チャネルの選択,⑤コミュニケーション・ミックスの決定,⑥効果測定と最適化です。以下で一つずつ確認してきましょう。

①コミュニケーション目的の設定

ここでは,誰に対して何を伝え,どのような変化を起こしたいのかを設定します。基本的に,コミュニケーション戦略を策定するときにはビジネス戦略が既に決定されている場合が多いので,コミュニケーション目的はビジネス目的に合致しているものでなければなりません。さらに,あくまで商品を購入するのは消費者であるため,コミュニケーション目的を考える際は,そのような視点から考えていく必要があります。

②購買決定プロセスの理解

消費者が購買に至るまでに「認知,感情,行動」の段階を通過するといわれています。その過程を消費者視点から考えたモデルとして,AIDMAやAISASなどがあります。これらに関してはぜひ調べてみてください。消費者がどの段階にいるのかを判断し,それに適したアプローチを行うことでより効果的・効率的に購買へと導いていくことができます。

③メッセージの作成

作成する際には,内容・構成・フォーマット・発信源という要素を考えます。高い専門性を求められることが多いので,クリエイティブを制作するチームと協働することがほとんどです。消費者のインサイトを見極めて,インパクトのある表現で伝えることが大切です。

④コミュニケーション・チャネルの選択

コミュニケーション・チャネルには人的と非人的の2種類があり,人的チャネルでは,販売員が消費者に接触する企業チャネルや専門家が消費者に接触する専門家チャネルなどがあります。非人的チャネルでは,テレビ・新聞・インターネットなどのメディアやスポンサーのイベントなどが挙げられます。

⑤コミュニケーション・ミックスの決定

コミュニケーション戦略が一辺倒なものではうまく全体の消費者に情報が伝わらないことがあります。そのためにもあらゆるツールを組み合わせていくことが求められます。例として,広告・口コミ・販売促進・人的販売などがあります。しかし,何でもかんでも組み合わせればいいのではなく,ターゲットとしている消費者に情報を届けることができるのかを見極めながら決定していくことが求められます。現代では,技術の発展で手法もどんどん進化しているのでうまく活用していくことが求められます。

⑥効果測定と最適化

業績評価を行なったり,KPIを定めてその成果を追ったりします。作成した購買決定プロセスのモデルに沿って,各段階でコミュニケーションが正しいものであったかどうかを検証して,より効果・効率的なコミュニケーションへと進化させるために必要なものであると言えます。


まとめ

コミュニケーション戦略の全体像について理解を深めることができましたでしょうか。私たちは日常であらゆる情報を獲得しています。それらの情報をもとに買い物をすることがほとんどです。しかし,私たちに情報が届くまでに企業はここまで述べてきたようなプロセスを踏んで,試行錯誤を繰り返しています。そう考えると,今まで見てきた印象的な広告などについて,なぜ印象的なのかといったことを考え直してみたくなりますね。

次回の内容は検討中です。お楽しみに。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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