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ブランド戦略を考えてみよう ②

世の中って不思議なことばかりですよね。時々時間をかけて考えてしまいます。例えば,なんで「コーヒー」のことを「コーヒー」と呼び始めたのかとかです。私たちは「コーヒー」というものがどういうものであるのかを知っているため,まったくその根源を知ろうとしません。しかし,なんでわざわざ「コーヒー」と名付けたのか,だれが名付けたのか,語源は漠然とした感じになってしますので,真相にはたどり着けないかもしれませんが,答えがないからこそ自分の考えがどんどん深まっていく気がして楽しいものです。なんか,そのもの本当の「価値」を探求できるような気がして。

ということで,今回もブランドについてまとめていきます。何をまとめようか迷ったのですが,ブランドの価値を高めるためにはどんな手法があるのかを紹介していきたいと思います。そんなに情報量は多くないですので,気楽に見ていただければと思います。


従来のブランド価値の高め方

まずは,ご自身でブランド価値を高める方法を考えてみましょう。

考えることができましたか? イメージしやすいのが,好感度の高い有名人をCMや雑誌などのイメージキャラクターとして起用することです。いってしまえば,その有名人が持つイメージとブランドのイメージをダブらせることで,相乗効果でブランド価値を高めようという戦略です。

有名な例だと,NIKEのマイケル・ジョーダン選手を使ったイメージ戦略がありますね。誰もが憧れるスポーツ選手を用いることで,「履きたい!」「皆に自慢したい!」といったニーズやワォンツを簡単に作り出すことができます。

しかし,何でもかんでも有名人を当てはめてしまえばいいわけではありません。例えば,アップル社の「iPhone」には最先端の記述や多様な機能が搭載されており,だれか一人の有名人に当てはめてしまうと,こうした先進的なイメージが崩れてしまいかねません。

しかし,最近では新たなブランド価値を高める方法が現れ始めています。


価値共創

従来の方法はどちらかというと,企業がイメージを創出して消費者の感じ方を変容させていくものであると言えます。しかし,デジタルが発展している現代では,消費者自身がブランド価値を高める一つのピースになることができるのです。

分かりやすい例を用いると,インスタグラムなどのSNSによる情報発信があります。近年,タピオカの爆発的な流行がありましたよね。何かのテレビ番組で「今年1年で生活を豊かにしたもの」に関する調査が行われた時,なんとラグビーなどを差し置いてタピオカが1位に選ばれたのです。別に,タピオカはもともと存在していて,数年前に少しブームになりましたが,すぐに流行は止んでいたものです。

では,なぜ今になってタピオカが注目されたのか,それは紛れもなく「インスタ映え」という流行の波に乗ったからであると言えます。若い世代を中心にインスタにタピオカドリンクをオシャレに投稿することで,タピオカを載せることが一種のステータスとなり,その売り上げは格段にアップしました。

このように,企業側が特別な施策を行わなくても消費者自らが情報を発信していくことで,ブランド価値が高まることが分かります。従来の方法でも十分にブランド価値を高めることができますが,消費者と共創していけばより幅広くブランドを伝えることができ,価値を高めていくことができるのではないでしょうか。


まとめ

今回は,ブランド価値の高め方についてまとめていきました。特に,新しくビジネスを始めていく方にとってはSNSなどのデジタルの発展を上手く活用していくことで,低コストで大きな成果を生み出すことができるのではないでしょうか。私は,あまりSNSを活用していない側の人間ですが,その活用方法についてもう一度見直してみたいと感じました。

次回もブランド戦略である,「ブランド・ポジショニング」についてまとめていきますので,お楽しみに。

最後までご覧いただきありがとうございました。

追記

今日まで毎日投稿を続けてきましたが,土曜日は自分の中で完全オフデーにしたいと考えているので,次回は日曜日当たりに更新したいと思います。

ゆったりのんびり更新することが目的ですので,ご了承ください。



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