仕事を休む時の言い訳を考える。
月曜朝の出勤前が、憂鬱だ。
今日からまた、5日間の仕事という名のロングマラソンが始まる。
マラソンを走り終えても、土日という2日間の休日を終えたら、また次のマラソンが始まる。
そしてまた休日、マラソン、休日、マラソン。
勝利も敗北もないまま、孤独なレースは続いていく・・。
とにかく月曜が憂鬱だ。
休みたい時は休めばいい。有給もある。
熱が出たとか言えば、うちの会社は休ませてくれる。次の日、同僚から白い目で見られる事もない。
ただ、何と言って休むかが鍵だ。
ここは外すわけにはいかないところ。
誰もが信じて疑わない、そんな言い訳を考えなくては・・
・熱が出まして・・
鉄板。37.2°くらいの熱とか言っておけば、翌日ピンピンして出勤しても、そんなに違和感ない。
喉や咳が出たとか言うと、翌日の演技が大変になるから要注意。
だが、そんな最強の言い訳がこの数年、非常に使いにくくなった。
コロナだ。
今時、熱が出たので休みますとか言ってごらんなさい。あなたの上司は間違いなくこう言ってくる。
「病院に行って、PCR検査を受けてきてください」
ダメだ。
別の理由を考えよう。
・お腹が痛くて・・
「お腹が痛いくらいで休むんじゃねぇ!!」
とか言われそう・・。
言わなくても、心の中で思われそう。
でも皆使ってるよ?
昨日のAさん、お腹痛くて休んでたよ?
一ヶ月前も、お腹痛くて休んでたよ?
皆言ってるよ、Aさん。
「Aさん、また腹痛だって。」
「あ、そう。疲れてるんだね」
みんな気づいてるよAさん。
聞こえてくるんだよ、こんな会話が。
そろそろ別の理由にしとこうよ。
そんな事言ってる僕が
お腹痛いので休みます、なんて言えないんだよ。
ダメだダメだ。
次いってみよー!
・子どもが体調崩して・・
この言い訳は、シングルの人か、子どもがまだ小さくてかつ、共働きの夫婦に限り使用可能。
2,3歳の子どもなんて、本当にしょっちゅう熱出すからね。
汎用性高いけど、倫理観とか大事なものと、トレードオフな言い訳なので、使用は要注意。
しかし、僕の息子は、もう中学生なので、これは使いにくいったらありゃしない。
・全部ダメじゃん!
ダメだ、どの理由を使っても詰んでる。
勝ち筋が見えない。
逃げちゃ駄目だ。逃げちゃ駄目だ。
行くしかないんだな。
悔しいけど・・僕は男なんだな。
そして今日も孤独なレースが始まる。
・
・
・
オレは一体、何書いてるんだっ!
「じゃあ、今日も行ってきます」
と笑顔で妻に言って、職場に向かいましたとさ。
こんばんは。
最後まで読んでくれてありがとう。
あなたの心の負担が少しでも減りますように。
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