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一期生が、動き出す。

銀杏の黄色と、白木蓮の黄色。見上げる空に、足元のコンクリートに。キャンパスでは色とりどりの紅葉が楽しめます。ガラスに映るモミジの赤、窓から見下ろすハナミズキの紅も、この時期ならではのお愉しみ。いつもの変わらぬ風景も、今年はちょっと一味、違います。1995年の開学部以来一学科だったコミュニケーション学部は、2022年度入学生よりメディア社会学科国際コミュニケーション学科の二学科体制へと展開しました。この春、桜並木を通って入学した「メディ社」「国コミ」の一期生らは、今やこの黄色や赤に囲まれて、それぞれの道を歩み出しています。

TOKECOM広報チームの大黒柱、大橋香奈先生が中心になって制作した学部の紹介動画「一年生に聞いてみよう!」が公開されました。

どんな経緯でTOKECOMへの進学を決めたのか。実際に入学してみて、今どんなことを学び、今後どのように進路を切り開こうと考えているのか。メディア社会学科より2名、国際コミュニケーション学科から1名の計3名の学生さんが等身大の声で語ってくれています。撮影地は「私のお気に入り」。背後に映るキャンパスの様子もお楽しみください。

この秋は、二年生から所属するゼミを選択していく「ゼミ活」も盛んです。TOKECOMではゼミ必修。二学科の学生が混じり合い、同じゼミで学びあうのも特徴です。去る11月12日(土)には教員とゼミ所属生による説明会を開催し、多数の一年生が参加しました。

同会の運営係を務めた小山健太先生は、次のように振り返っていました。

どのゼミの教室でも笑い声が聞こえてくるほど、和気あいあいとした雰囲気の中、それぞれのゼミの専門分野や学び方について理解を深める機会になったように思います。また、ゼミ説明会がきっかけとなり、ゼミを見学したり、教員に直接相談に行く1年生が増えているようです。ゼミは4年次の卒業研究につながる重要な学びの場ですので、ぜひ納得できるゼミ選択をしてほしいと思います。

小山先生の言葉にある通り、情報収集をした上で、実際に教員や現役生と話してみてみたり、ゼミ見学に出向いたりといった「フィールドワーク」は、自分の五感を使って進路を切り開く経験となるでしょう。動画で紹介されている一期生の語りにも、「キャンパスに足を運んでここに決めた」という例がありますね。一年生の皆さん、所属ゼミが決まるまで引き続き「ゼミ活」がんばってください。

樹木の元には人が集まる。夏は木陰に、秋は黄葉に。

紅葉はもう少し楽しめそう。よくよく観察すると、白木蓮にはビロードの毛皮、ソメイヨシノには鶏の爪がのぞいています。いずれも、越冬を控えた小さくたくましい蕾たち。新しい春の兆しさえ感じます。

2023年2月には、国際コミュニケーション学科の一期生20名がフィリピン・エンデラン・カレッジでの3週間の研修に臨む予定で、事前学習も順調に進んでいます。どんな花が咲くのか、今から楽しみ。いずれnoteでもご報告いたします!

(松永智子)

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