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語学+海外ホテル就業体験@フィリピンを、オンラインでも。

コミュニケーション学部(TOKECOM)では、コロナ禍が拡大する中、自宅からできる「フィリピンオンライン研修 語学研修+ホテルインターンシップ2週間。語学を習得して、コロナ禍に奮闘する現地のホテル課題解決に挑むPBL型プログラム!(主催:旅工房)」に学生4人が参加しました。実施期間は2月7日から18日までの10日間です。前半の語学研修はセブ島にある語学学校「CET」でのオンライン研修で、ホスピタリティに関する英語講義を中心に行いました。マンツーマンレッスン4コマ×50分、グループレッスン4コマ×50分で1日約8時間の英語レッスンでは、「最初はついていけなかったが、最終日にはスムースに聞き取れるようになり、継続が大切だと思った」との学生の声もあがりました。1日8時間は辛かったようですが、リスニングとスピーキングが向上しました。

写真2 SANPLAZA HOTEL

SANPLAZA HOTEL

後半の就業体験は、マニラ・スービック地区にあるSANPLAZA HOTELの日本人ホテルマネージャーが、研修をコーディネートしてくれました。ホテル業界の基礎知識、コロナ禍の生き残り戦術、コロナ終息後のホテル業界に必要なミッションが提示され、担当者と一緒に参加学生が考えました。また就職活動で役立つ情報も教えていただきました。海外で実際に活躍されている方のリアルな体験談は、とても参加学生に刺激的だったようです。「海外で働くには語学力しか考えてなかったが、まず行動が大切と聞いて自分もと考えた」や「自分も日本で就職しないで海外で働くという選択肢もあるかもと感じた。視野が広がった」、「どこかに移動してみたら、何かを得ることができるよという助言をもらった」などのコメントがありました。

セブオンライン語学研修と就業体験(2月実施)チラシ1025_ページ_1

セブオンライン語学研修と就業体験(2月実施)チラシ1025_ページ_2

PBL(課題解決型学習)では、①ホテルの支配人として面白い企画を考える。②ホテルやスービック地区の知名度を上げるYouTube企画を考えるが課題でした。よい企画は実際にホテルで採用するとのことで、学生のモチベーションもアップしたようです。「ジャパンフェスティバルをホテルで開いて日本のお祭りをやる」や「マネージャーが変装して変なお客になり、スタッフがどう対応するかを撮影して流す」などのユニークな企画が提案されました。またホテルのフロントや清掃スタッフの方に英語で将来の夢などをインタビューするということを実施しました。「結婚したい」という結構現実的な夢が多かったそうです。

写真3 クリスマスに食べる豚の丸焼きレチョン

クリスマスに食べる豚の丸焼きレチョン

写真4 デザートの定番ハロハロ

デザートの定番ハロハロ

異文化理解では、「圧倒的に日本人と比べてフレンドリーな国民性や独特の食文化に日本との大きな違いを感じた」との意見がありました。また日本にいるとあまり感じられませんが、研修中Wi-Fiが途切れることも多く、日本では当たり前のように存在する通信インフラがまだまだ不足している国や地域があることも分かりました。

みんな、研修に参加してとてもフィリピンに行きたくなったようです。

(中村忠司)


付記:11年前の3月11日も金曜日、教授会の開催日だったと聞きます。一人ひとりが「あの日・あの時」を振り返り、「あの人・あの場所」を想う追悼と祈念の日。福島第一原発事故も含む、東日本大震災で犠牲になられた方に心より追悼の意を表します。目下の戦火に胸を痛めつつ。(TOKECOM note担当教員:松永智子)

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