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付加価値の罠

付加価値、なあ。最近ムカついたのは、「付加価値のない誰でもできる仕事」ってフレーズね。

誰でもできる仕事があったとして、それを誰かがやってるから社会が回ってんじゃねえか。それをおざなりにしているような気がして(してないならいいんだけど)さ。大抵の人間がしてる仕事なんて、他の誰かだってできるんだって。おかしな幻に踊らされて落ち込む必要もなければ、ましてやバカにすんなよと(してないかもだけども)。誰でもできる仕事だって、仕事である限りは難しいものだし、それをバカにするやつはたかが知れてるってことですよ。

付加価値だって、「付加」なのであって、その前に存在している、その人そのものの価値があるだろうと。存在している価値と付加価値を比べたら、付加価値なんて拭けば飛ぶようなものだって。いや、努力は否定しないんですけれども。それはどんどんすればいいし、したほうがいい。けど、それとこれとは別の話ですよね。

そこのところを飲み込んでおかないと、単なる差別主義者になっちゃいますよって、話だし、もう少し声高にそういうことは言っておいたほうがいいと思うんだ。

ところで。僕には存在している価値はあるのかなあ……。

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