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大学生×棚田 冬の棚田の風景に農業の歴史を思う

東海学院大学管理栄養学科の畑プロジェクトチームの学生です!
今日は大学から少し北上し、冬の棚田をみんなで訪れました!
棚田の美しい風景に感激!でも、とても寒い・・・雪も降ってきました。
同じ県内なのに、こんなに気候が違うとは、寒い・・・

岐阜県は県内の水田の約1割が棚田

私は、他県の平野の出身なので、棚田を見るのは今回が初めて。
岐阜県は山が多いので県内の水田の約1割(4,300ha)が棚田なのだとか・・・棚田とは、一般的には傾斜度が20分の1以上の田んぼのことを言いうそうです(水平距離を20メートル進んで1メートル高くなる傾斜)・・・確かに急な坂道に段々の田んぼが点在しています。
今回訪問した棚田は、傾斜度1/6!水平距離6メートル進んで1メートル高くなるんですね。急斜面ですね~

冬の棚田の風景(傾斜度1/6)

岐阜県の変化に富んだ農業と農業の古い歴史を思う

岐阜県の自然と風土を「飛山濃水」と言うそうです。
私達の大学のある各務原市は、濃尾平野の平坦部(濃水)で、そこから少し北へ向かうと飛騨山岳部(飛山)なんだとか。
同じ県内なのにこんなにも気候や風景が違う!
岐阜県では極めて変化に富んだ農業を行ってきた古い歴史があるそうです。
山間部の急な斜面で厳しい自然環境を克服して農業基盤を築いてきた先人の知恵と工夫を思い、食と農について、今の自分の食生活について、あらためて考えさせられました。

きれいな湧き水も発見

棚田の多面的機能を知る

棚田は美し風景を作っているだけではなく、様々な機能があるそうです。
・田んぼに雨水をため、洪水を防いでくれる。
・田んぼの水はゆっくり時間をかけて豊かな水を育む。
・耕された田んぼは、土砂崩れや土壌流出を防ぐ。
・生き物を育てる。 
そして、昼夜の寒暖差で美味しいお米がができるそうです!
本当に先人の知恵はすごいです。

凍っている棚田

棚田に行ってみての感想

棚田に行った私達プロジェクトチームメンバーの感想です。
「棚田の美しい風景に癒されました。この風景を守っていかなければならないと思いました。高齢化・過疎化の中で棚田の風景を守るために何かできることはないか考えたいと思いました。」
「棚田の風景に感動しました。ただ、これだけの斜面での農作業は相当な苦労があるのだろうと思います。高齢化で担い手不足の中、棚田をどうしたら守っていけるのかは大きな課題だと感じました。」
「棚田は美しい風景だけではなく、洪水を防ぐ、土壌流出を防ぐといった様々な機能があることを知りました。風景を守ろうということだけではなく、防災の面からも棚田を守ることが必要だと思いました。」

棚田について伝えたい

過疎化・少子高齢化・担い手不足によって棚田を守ることが難しくなっているることを知りました。
自分たちに何ができるのかわかりませんが、まずは棚田の魅力とその課題について多くの人に知ってもらうことから取り組み、考えていきたいと思います。




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