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大学生×スマート農業 ICTを活用した次世代農場のトマトでおいしいホテルランチ!

東海学院大学管理栄養学科の3年生です!
ICT(情報通信技術)を活用した次世代農場で、育ったおいしいトマトを使ってホテルランチを考案し商品化したプロジェクトチームの学生です。
もちろん専門の栄養学の学びを活かし、ヘルシーで豪華なランチメニューの提案を心がけました!

私達のチームが考案したホテルランチ トマトグラタンランチ
(朝日新聞主催アグリチャレンジプロジェクト企画)
トマトの炊き込みご飯など和食献立も
トマトのデザートも大好評 飛騨牛とトマトの愛称もすばらしい!

スマート農業ってなんだろう?

プロジェクトに関わる前は、スマート農業という言葉を最近よく聞くのですが、具体的にイメージをすることはできませんでした・・・。
スマート農業とは、「ロボット技術やICT等の先端技術を活用し、超省力化や高品質生産等を可能にする新たな農業」と定義しているそうですが・・・
さて、この食材のトマトは、どんな環境で育ったんだろう?

トマトを作っているICTを活用した次世代農場を見学!

岐阜県坂祝町のシーキューブ様の農場内で大切に収穫

食材を知るには、食材の育った環境を知るということも大切とランチを商品化していただいた岐阜グランドホテルの料理長様からアドバイスいただき、トマトの育った環境を見学に・・・
まず驚いたのが、農場に入る前に、靴の消毒や靴カバーをして、手袋をして入ります。本当に農場に行くの?食品工場みたい・・・びっくりです。
JGAPに基づいた衛生管理も厳重に行われていました。農場というより食品工場のイメージです!きれいで衛生的!

高糖度ミニトマトと記念撮影!大切に料理します

そして農場なのに土がない・・・
お話を伺うとハウス内の環境をモニタリングして、AIを活用した収穫量予測など、データ分析によるきめ細やかな環境制御をして
この甘い高糖度トマトが生産されていることを知りました!
確かにデータ化されていれば、品質も保てますね。
植物の生長に必要な「空気・水・光」の三要素をセンサーによって数値化し、農業の生産性向上を実現しているとか・・・驚きの連続でした。

トマトの育った環境を見学した私達の感想です

「スマート農業の農場を初めて見学して、農業のイメージが大きく変わりました。データに基づいた品質管理で安定した食材を提供することが容易になることを知りました。食料自給率の低い日本では必要になると思いました。」
「農業には経験が必要なのかと思っていましたが、ICT等の先端技術の活用で経験が数値化でき、私達のような経験の少ない人が就農したいときに、取り組みやすいと思いました。ただ、費用がかなりかかりそう・・・・」
「気候変動の影響も受けにくいスマート農業は、安定的に食べ物を得るためにこれから重要になってくると思いました。ただ通信障害が起きた時などはどうなるのか不安にも思いますし、少子高齢化の日本で高齢者の方などが先端技術を学ぶのは大変そうなきもします・・・。」
「スマート農業は、これから安定的な食料を得るためにはとても大切だと思います。ただ、地産地消とか身土不二とか、旬の野菜という概念を大切に管理栄養士としての学びの中で、献立をつくっているので、、、私達の食事情は将来どうなるんだろうという不安も感じました。」

スマート農業で育った食材でホテルランチ商品化

トマトの育った環境を知り、トマトの美味しさと栄養価を引き出す料理を
3種類提案!岐阜グランドホテル様でランチメニューとして提供していただくことができました!プロの技で、より美しく豪華なランチとしてご提供いただきました!ありがとうございます。

今回の取り組みを通して、未来の食料生産について考えるようになりました。持続可能な食と農について、気候変動について、世界人口増について、
私達に何ができるのかわかりませんが、まずは、意識を持つことから始めていきたいと思います。

トマトのお寿司も美味しそう
隠れたトマトの酸味とうま味がすばらしい
前菜も豪華に
スーマート農業でそだったトマトのグラタン
デザートにもトマト




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