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大学生×棚田 六ノ里棚田で田植え

 東海学院大学管理栄養学科の学生有志が集う棚田プロジェクトチームの学生です。今日は、1年生~4年生のメンバー23名で岐阜県郡上市白鳥の「六ノ里棚田(ろくのりたなだ)」にて田植え初体験!
 朝6:30に大学を出発し、8:30に六ノ里棚田に到着!台風の大雨も過ぎて、今日はとても良いお天気!田植え日和です!
 先日、大学で「日本の食料・農業・農村の課題と取組み」について私達に教えてくださった農林水産省東海農政局企画調整室長の井上俊樹先生と東海農政局の皆様も一緒に田植をしてくださって、たくさんのことを教えてくださいました。とても勉強になりました。ありがとうございます。

田植えの前に地域の方から田植えのやり方について
教えていただきました!!みんな真剣に聞いています!

田んぼに入ったら・・・動けない!どうしよう!

さぁ、田植えをしよう!と田んぼに入ったらびっくり!

 さぁ!田植えをやるぞー!と田んぼへ入ったら、泥の中に足がすいこまれてしまい・・・まったく動けない!「田んぼってこんなに、うごけないの?」みんな転ばないようにするのに精いっぱいです。どこまで足が深く入ってしまうのか…と不安になるほど。地元の方は、すいすいと歩いて田んぼの中へ・・・何が違うんだろう。 
 もう動けないと長靴を脱いで、裸足で田んぼの中に入るメンバーも・・・裸足の方がどうも動きやすいらしい。

田んぼの中で思うように動けない・・・転びそう!

棚田で田植えをしていると出会う多様な生き物たち!

 棚田で田植えをはじめると、草むらからサルがこちらを覗いていることに気が付き、びっくり!人がたくさんいるので、サルもびっくり!すぐにどこかへ行ってしましました。
 さらに田んぼの中から続々と生き物たちが顔を出します!イモリ、カエル、オタマジャクシ・・・本当に多様な生き物と棚田で出会えます。
 たくさんの人がいて、生き物たちは今日はとても驚いたと思います。
イモリは「田を守る」という言葉に由来すると地元の方が教えてくださいました。今日みんなで植えた田んぼを守ってくれるのですね。

田んぼにイラストを描いていきます!いろいろな色の稲があるんですね!
イラスト棚田は7月末が見ごろになるそうです!10月の収穫も楽しみです!

六ノ里棚田Caféを六ノ里棚田に初出店!地域の高齢者の方にいつまでも元気でいてほしい!

六ノ里棚田Caféを六の里棚田に初出店!

 今日はこの美しい六ノ里棚田で育ったおいしい「六の里棚田米」をつかって、専門の栄養学の学びを活かし、高齢化率の高い棚田地区の高齢者の方がいつまでも元気で過ごせるようにとフレイル予防に役立つ栄養バランスの良いおやつ「六の里棚田米フレイル予防菓子」と「六の里棚田米パフェ」をキッチンカーにて販売しました!
 私達が頑張って作った商品を「おいしい!」と言っていただけて、とても嬉しかったです。暑い日だったので「六の里棚田米パフェ」が大好評でした!

六の里棚田米パフェと六の里棚田米を応援する案山子
「棚田米子ちゃん」も六の里棚田米のおいしさをPR(メンバーの手作りです!)
六の里棚田米フレイル予防菓子
(フレイル予防に役立つ栄養素がバランスよく入っています)

田植えの後は、美味しい六の里棚田米を味わう!

 田植えの後は、おいしい六の里棚田米をつかった「おにぎり」や「五平餅」をみんなでいただきました!とてもおいしい六の里棚田米に感動しました!

美味しいおにぎりを食べながら六ノ里棚田を守る会の会長の出井様に
イラスト棚田の歴史や背景について教えていただきました。
六の里棚田米の五平餅、飛騨牛おにぎり、郡上特産の梅干しの入ったおにぎり
デザートの!?ジビエ「しかフランク」もおいしい!
鳥獣被害の課題も多いとお話を伺いました。

六ノ里棚田での田植えに参加した感想です

「今回はじめて六ノ里棚田での田植えに参加して、地域の方がとても親切に様々な事を教えてくださいました。これから私達が、六ノ里棚田で継続的に活動する中で、私たちなりにできることを考えていきたいと思います。」
「今日私達の植えた苗は、上手に田植えができず、きっと苗が浮かんでしまっているかもしれません。『大丈夫。これからなおしておくから』と笑顔で言っていただき、ありがとうございます。」
「田植えは初めての経験でしたが、田んぼの中に入るとあんなに身動きが取れないことに驚きました。棚田は機械で植えることが難しいので、一つ一つ手で植えることの大変さを知りました。高齢化している地区では棚田を守るために必要な人の力が不足しているのだと感じました。」
「棚田での田植えができてとてもうれしかったです。でも私たち素人が田植えをしたので、きっと午後から苗をなおしたりしなければならず、地域の方にご負担をお掛けしているのだろうと思います。農業としてはあまり役に立てない私たちが棚田を訪れ、こういった貴重な体験をさせていただく意味、棚田で活動できる意味について考え、関係人口の増加に少しでも貢献できるようにみんなで話し合っていきたいと思います。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。」
「棚田の後継者がいないという話も作業の間に伺い、この素晴らしい棚田を守る担い手が不足しているという課題を知りました。今、元気に作業をしている方の後にだれがこの棚田を守っていくのかという課題も大きいと感じました。この美しい風景、美味しい六の里棚田米を守るためにはどうしたらよいか、私達に何かできることはないか考えていきたいと思います。」
「鳥獣被害も多いと伺いました。クラスメートがジビエプロジェクトチームに入って活動しているので、何かできることはないかと相談してみようと思いました。」
「大切に育てられた、六の里棚田米の良さ、棚田の魅力を私達もしっかり、伝えていきたいと思います!」

六ノ里棚田の田植え

 



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