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講師体験記事

農学部応用動物科学科2年の藤林和夢です。講師を担当したことを記事にし、まとめました。ぜひご覧ください。


1.私が簿記部に入部したきっかけ

 私が簿記部に入部したきっかけは、1年生のときに受講したリベラルアーツの授業で、大谷先生が簿記部を「スーパー学習集団」と紹介していたことに強烈なインパクトを受け、「今まで体験したことのない新しいこと」にチャレンジするのも大学生ならではと奮い立ったことです。

 そんな私が2年生となり、新入生を対象とした3級クラスの講師役に指名されたのです。まさに「今まで体験したことがない新しいこと」でした。


2.「初めての講師体験」

そこで、今回は「初めての講師体験」を自戒の念も込めて振り返りたいと思います。

 もともと私は人に何かを教えるということが苦手で、今までは自分の得意な事でも人に教えるということを意図的に避けてきました。その一因となったのが、中学の数学の授業の時、黒板に書いた自分の答についてどのような手順で答に至ったのかを他の生徒に言葉にしてうまく説明できず度々授業を止めてしまったという苦い経験です。

 そのため今回、講師に指名されたときは中学時代の失敗が頭を過ぎり、「私の説明で理解してもらえるだろうか?」「そもそも人前でちゃんと話せるだろうか?」などと不安しかありませんでした。

 そして、実際にやってみると思っていた以上に大変なことに気付かされました。簿記部では講師の事前準備が厳格に管理されており、私のような講師初心者の場合、2時間の講義の準備に10時間以上かかることもあります。また、事前に先生や先輩から説明の仕方や板書の書き方などについて詳しくレクチャーを受けるのですが、最初のうちは本番で緊張の余り頭が真っ白になって台詞が全て飛んでしまうこともありました。

 それでも初めての講義終了後に先生から「初めてにしては上出来」と言われホッと胸をなで下ろしたのを今でも覚えています。

3.講師の経験を通して得られたもの

 いろいろと失敗もありましたが、講師の経験を通して得られたものもあります。それは2級の理解です。講師のために3級の勉強をすることで、2級の内容をより深く理解することができるようになったのです。それと、もう1つ得られたものがあります。それは、受講している1年生が私の拙い説明でも懸命に理解しようとしてくれたり、分からない点を積極的に質問してくれたことによって、今まで経験したことがないようなやりがいと達成感を感じる事ができたことです。

 2月の日商簿記2級には何としても一発で合格し、次に2級クラスの講師をする時には、3級クラスでの経験を活かし誰よりも信頼される講師になりたいと思います。

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