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Psychedelic States 購入編

Psychedelic Statesを巡るあれこれ、別のブログに投稿したものを再編集してみました。

2016年の話。

気がついたら存在していたPsychedelic States、気になり始めたPsychedelic States
殺すと思ったら口に出す前に殺しているという、
プロシュート兄貴の言葉をこの年まで守って、欲しいと思ったら買っているッ!!、そんな男になりました。

Psychedelic Statesとは

アメリカには50の州があるという・・・。
前世紀、二つ目の世界大戦が終わった後、アメリカではイカすバンド天国の時代が到来し、
各州、学校、街、家のガレージでみなが楽器を持ち演奏する狂乱の時代となったのだ。
そして産み落とされた数多の音楽たち。
そのほとんどが忘れ去られて久しくなった21世紀。
忽然と編纂されたのがPsychedelic Statesと冠されたコンピレーションアルバム。
それは州ごとに編纂され、数多くのローカルバンドたちの知られざる音源が収録された
まっこと歴史的に意義のあるアルバムとなっているという・・・。

意訳、原文は不詳。
一次資料は心のどこか、あなたと私の絆にあるはず。

いつの間にか編纂されていたコンピレーションアルバム。
ジャケットの色鮮やかにも惹かれてしまいますよね。
そして気になったら最後、ぼくの悪い癖でとことんまで付き合ってみたくなるわけです。

Psychedelic Statesを購入する

Psychedelic States、早速買ってみようと思い探してみたら・・・。
まあね、想像通り。すでに新品は入手が面倒な状態になっていました。
この際中古でもいいので探してみたら、あるもんです。
ジャニスの中古CD専門店にありました。

勢いに任せて購入した4枚。
え?4枚・・・。それぞれ20〜30曲入りと想定すると100曲近く。
売れてもいないローカルバンドの曲を100曲も聴くのかと、購入して早々にちょっと心構えが必要です。
ちょっとしたオーディション気分、そう夏祭りのオーディションのようなね。
肉屋のやるヴェンチャーズはなかなか本格派で、モズライトのギター使ってるらしいよ。
そんなノリだろうか。

ちなみにこの時に購入したのは
Florida Vol.1 フロリダ、観光地、マイアミヴァイス、犯罪都市。
New York Vol.1 ニューヨーク、都会、ミュージカル、犯罪都市。
Illinois Vol.1 イリノイ、イリノイ州立大学・・・。
Georgia Vol.1 ジョージア、ジョージア州立大学・・・。

下二つはまったくイメージがない、どの辺かもよく知らない・・・。
それ以前に自分がアメリカのことを、良く知らないことに気付きました。
たぶん州ごとになんらかの特徴があるかと期待していますが、
一度に4枚は多かったか、いや買える時に買っておかないとコンピはすぐに買えなくなる。
「コンピレーション、買いたい時に在庫なし」
これ、ほんと。見つけたら買っておいた方がいいですよ。

次々行くよ!別のところでも探してみました。
するとカケレコでも一枚発見
Marryland メリーランド州、まったく知識なし。

梁山泊見つけたり

そしてたどり着いがのがHMV
仕事の合間にHMVのオンラインサイトを見たら、なんということでしょう。
新品ですべて揃いそうな予感・・・。

「コンピレーション、買いたい時に在庫なし」って言ったのは誰だったのか。

いったん落ち着こう。
果たして何が本当にないのか確認して、見積もり、購入というステップを・・・
あれ、買う前提なのか、大量に届いて困るのが目に見えているのに。
買う・・・、のか?買う・・・。
「コンピレーション、買いたい時に在庫なし」

いや、踏みとどまった。
やはり一旦足りないものを確認してから。ダブるのだけは勘弁だから。

ということで帰宅後に暖かい紅茶を飲んで、ロッキンチェアに腰掛けて。中古で買えるものを確認し購入することにします。
Janisで見落としていたAlabamaも購入します。

Alabama アラバマ州、まったく知識なし

さらにAmazonにて中古が出ていたのでTexasも購入
Texsas これは説明不要。

テキサス州ッ!!
そこは聖地、数多のバンドを生みだしたかの地について、誰が説明を求めるのか?
言うまでもない13th floor elevatorsを筆頭に、Zakary Thaksなんかもね。
しかしながらテキサスのコンピは他でも幾つかもっているので、おそらく新たな発見はないような。
3枚組のAcid Visionsとか、5枚組のTexas Flash backで美味しいところは持っていると思うのです。
とは言いつつ、期待はしてる。
まだ見ぬ強豪が潜んでいる予感。
ほら、神奈川県だって、横浜高校とか桐光学園、桐蔭学園とかの強豪、甲子園常連校がいるのに東海大相模が久しぶりに出場して、優勝したでしょ?
まだまだ知らないバンドが潜んでいてもおかしくない。そういう土壌なんだと期待しています。

そして持っていたのも確認
New York Vol.3
これはiTunesライブラリにはあるのだけど、肝心のCDが見当たらず。
売るわけないし、ジャニスで借りたのだろうか・・・。
そうなると他のも借りれたのかも、なんて不穏な想像。

もういいんです。そんなことはこの際。
残りをHMVで一括購入・・・、そう、買ってしまったんです。
まとめ買いの値引きがあったものの、それなりの金額になりました。
BOXセットを買ったと思えばね。ほら、Velvet UndergroundのLoadedボックス買ったと思えば・・・。
いや、それは別途買った方がいいよね。
未だに買ってなかったNuggets2を買ったと思えば・・・、いやそれも別途買うかもしれない・・・。

ともあれ、今月はちょっときばって残業すればカバーできるかな、すべきかなという気持ち。
たまにはね、いいじゃないそういう買い物も。
いろいろ言い訳を考えたものの、やっぱり大きな出費ではありました。

続々と届く重い包み

順次CDが届いたらiTunesライブラリに追加することになるけれど、
これも結構な苦行ですよね、CD何枚になるのか、今は数えたくない。
あれ?苦行?

そして始まる長い道のり。
届いた5枚のPsychedelic StatesをiTunesライブラリに投入しました。
恐ろしいことですが、ちゃんと確認してなかったんですよね。
4枚は25〜30曲くらいだったんですが、後から着たMaryland編はなんとCD2枚組でした。

こわい、考えるのがこわいの。
私、勢いに任せたせいで、何か大切なものを失っていそうで・・・。
そして後で気が付くの。
「なんでもないようなことが、幸せだったと思う」って。

果たして後に届くCDのうち何枚が2枚組なのだろうか。
すべてを聴き終える日は来るのだろうか・・・。

後日、HMV購入組が届きました。
思ったほどの重量もなく、懸念だった2枚組も1シリーズだけでした。
懸念?
すべてiTunesに取りこんでいる間、ぼくは無の表情で待ちます。
たぶん、会社の飲み会の後に行ったカラオケでの表情と同じです。

楽しみだったはずなのに、こんなに量があると食傷気味というやつでしょうか、
半ば仕事の様な感覚に陥ってしまうんですね。
聴く前にこんな状態になるとは思ってもいなかったのですが。

後日、遅れて購入したTexasとFlorida Vol.3が届きまして、
現在発売されているものはすべて揃ったわけです。
うーん、どこからどうやって聴いていこうか、悩みますね。

そしてうだうだしている間にFlorida Vol.4が発売されていました。
もちろん購入しましたよ。

ということで現時点での状況。
全23作
618曲
総再生時間 26時間30分
どうだろう。この圧倒的な絶望感。

どうやったって100メートル走でボルトには勝てないという証明のように、数字はすべてを物語っています。
やはり数字を目にすると人間は具体的になったヴォリュームにたじろぐものです。
果たしていつ聴き終えることができるのか、ぼくは非常に危機感を持っています。
しかしね、走ったらボルトには勝てないけど、バイクに乗れば勝てる。何も同じ土俵、同じルールに縛られる必要なんてないんだって。
最近そう思うんです。
ん、なんの話だこれ?

やっぱりアメリカって大きいな、本当に・・・。
あの広大なアメリカ、地図でいちいち場所を確認してみましたが、
このシリーズが出ていない州もまだあることを考えると、まだまだ埋もれた強豪がいる可能性もあります。いやいるに決まっています。
アメリカ、恐ろしいところだよ。

しばらくはアメリカの地図とにらめっこしながら聴いてみます!

サポートをしていただけたら、あなたはサポーター。 そんな日が来るとは思わずにいた。 終わらないPsychedelic Dreamが明けるかもしれません。