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Psychedelic States 統計編

ここまでのあらすじ
膨大な量のアメリカのローカルバンド音源をまとめたコンピレーションを発見したトカチェフ。
気が付いたのが遅かったのと、持ち前の健忘症もあって、どれがどれやらわからなくなる始末。
なんとか情報を整理してようやく購入に至ったものの、やっぱり抜けがあったりしたんだよね。
そしてうだうだとまとめを忘れている間に新作も出てしまったりして、
もろもろの加筆修正を経て、ようやく購入編が終わったのです。

前回のPsychedelic States

状況を知る

まずは状況を整理して。
この時点までに発売されたシリーズ総計をまとめてみました。

Psychedelic States
全23作
618曲
総再生時間 26時間30分

どうだい?圧倒的だろう?

これはかつてない量。まずはそこに圧倒されます。
60年代の音楽を好きな人は特にこいうコンピレーションアルバムをよく買っていると思うんです。
ぼくもそれなりに買っていると思うのですが、比較対象としてCDで購入しているものを確認してみます。

Psychedelic Statesに比類しそうなもの

Rubbleシリーズも相当あったと思ったのですが、CDで持っていたのはベストのやつで、
ぼくの持っているCDですべてのRubbleシリーズを網羅していないと思いますが・・・。
どれほどの差があるのか、知ることも大事です。

The Best of Rubble Collection
CD 全6作
126曲
総再生時間6時間

まあ予想通り、全然及びませんでした。

ついでなので、World beatersも比較してみます。

World beaters
全11作
288曲
総再生時間11時間40分

これは少し迫ったけど、それでも半分以下ですね。

現在、我が家で一番近い存在と言えるのはこちらでした。

Fading Yellow
全15作
339曲
総再生時間 16時間9分

という結果から、我が家にあるコンピレーションの中では群を抜いた物量であることがわかりました。
まずはそこに注目せざるをえません。

このことからPsychedelic Stateのヴォリュームがお分かりいただけたことでしょう。
ちなみに、アメリカは現在50州あります。
Psychedelic Statesがまとめているものは、現在のところたったの13州となっているため、
まあ可能性としてはあと37州分のCDが編纂される恐れがあります。
恐れ?

さらには・・・。
NYやFloridaなどはナンバーを重ねているので、州に1枚では済んでいない状態となっています。
これは売上次第ではさらに増殖する可能性を秘めているということでしょう。

アメリカ怖いね・・・。

Psychedelic Statesの今後を想像する

ついでなので、シリーズ一覧の情報も。
()内の数字はシリーズの数です。
Alabama (2)
Arkansas
Colorado (2)
Florida (4)
Georgia
Illinois
Indiana
Mary Land (2 discs)
Mississippi
New York (3)
Ohio (3)
Texas
Wisconsin

New Yorkで3枚はまあ理解できますよね。
本来は地方の人だけど、New Yorkに出てきてバンド組んでるみたいなのも多いだろうしね。
Floridaの4枚もまあ、ほら観光地だしさ・・・。人多い感じしますよね。
Ohioの3枚に関しては恐ろしいです。
いったい何があるのかよくわからないOhioという地にそこまでのバンドが湧いてきた理由がわかりません。

ちょっとオハイオについて調べてみました。
人口は全米で7位、まあ多い方ですね。
有名な都市としてはコロンバス、クリーブランド、シンシナティあたりです。
有名なミュージシャンはクリッシー・ハインドとか・・・。
あとはあえて付け加えるなら、ロックの殿堂がクリーブランドにあります。
うーん。取り立てて何があるわけでもない印象のオハイオ。
それでも3枚か・・・。

Californiaまだ出てないんですが、やっぱり相当いますよね。最低でも3くらいは行けそう。まず間違いなく2枚組で行けるくらいのバンドはいますよね。 

Psychedelic Statesは終わらない

そんな未知のアメリカを震えながら聴いています。
まだまだ終わらない・・・。あと1週間くらいはかかりそうな予感がしています。
救いと言えるのは、収録されている曲が思ったよりも雰囲気に偏りがないことです。
ゴリゴリのファズというわけでもなく、ソフトロック的なものもあり、フォークロック的なものもあり。
いや、そもそも救いとかっていう感覚じゃないからね!楽しんでいるんだよ、音楽を。

でも、ちょっとだけ八つ当たりでアメリカのこと嫌いになりそうなのは許してください。

サポートをしていただけたら、あなたはサポーター。 そんな日が来るとは思わずにいた。 終わらないPsychedelic Dreamが明けるかもしれません。