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「わが家の紹介」 はじめに(5/6)

わが家は全員、日本生まれの日本育ち、いわゆる「純ジャパ家庭」です。
私は短期出張を除いて海外に駐留する仕事はしていません。妻は大学で英文学を専攻したものの、特に英語を生かした仕事をしてきたわけではありません。ちなみに私の両親も妻の両親も純ジャパです。

長女は、幼少期を横浜で、小学校からは奈良で育ちました。小学校の成績は「ちょっとできるといったレベル」で、中学受験を始めるにあたって5年生の時に近所の入塾テストを受けたところ「少子化時代で全入が前提なのに3回落ちる」という稀有な体験をしています。
ただ、一つ突出した性質を持っていました。それは「目的を達成するまで、決して諦めない、根を上げない精神」を持っていたことです。これは生まれ持った才能ではなく「幼少期の自然体験」と「モンテッソーリ教育」で獲得した後天的な力だと親として感じています。成績が上がらなくても決して腐らず勉強を続け、第一希望の立命館宇治中学に進学することができました。立命館宇治については前述の通り国際的な学校です。学校からのサポートを受け、ブータン、台湾などに短期滞在。異文化に触れる体験を積むことができました。

次女も、長女と同じように「自然体験」と「モンテッソーリ教育」を中心に育てました。人が見ないものに目を向けるというユニークな性格です。アスファルトの割れ目から顔を覗かせている小さな花や空のはるか彼方を飛んでいる飛行機などを見つけて、周囲の人を驚かせることが好きな子どもでした。こちらも集中力と諦めの悪さはピカイチです。
将来、どのような道に進むのか?長女とは全く異なる道を歩み始めていて、まったく想像がつきません。とりあえず高校は通信制を選び、自分の自由になる時間を大切にしています。今、夢中になっているのは韓国の文化で、独学でハングルを勉強しています。韓国だけでなく中国にも関心を持ち始めているようです。

とまあ、このようにわが家はよくあるサラリーマン家庭の一つです。異なる点は、とにかく「自然体験」を大切にしたことです。
私自身が生き物好きだったこともあり、家には常に昆虫がいました。クワガタを筆頭にオサムシ、オオムラサキ(国蝶)、ゼフィルス(空飛ぶ宝石と言われるシジミチョウの仲間)、タガメ(絶滅危惧種)などなど、1年中、何かしら育てていました。子ども達にとっては「昆虫が生まれる姿、死ぬ姿」を目にする機会が非常に多かったと言えるでしょう。犬と猫も同居しており、暖かかった身体が冷たくなっていくという看取る経験もしました。

家族での旅行といえば、ほぼ100%キャンプでした。年齢に応じて難易度を変え、奈良の大台ケ原や大普賢岳、長野の西穂高、乗鞍高原などに連れて行きました。
その際、単に自然の中で過ごすだけでなく、できるだけ何もないキャンプ場」を選びました。その意図については本編のどこかで詳しく触れるつもりです。

※次は「海外進学の悩み、高額の学費」について書きます。年収に関係なく留学することは可能です。「はじめに」の最終回です。
(不定期に更新します。興味を持たれた方はフォローお願いします)



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