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ラッパーTok10「アートで食える」モデルケースを作る 海外トラック購入編

Lease と exclusive

ラッパーは自分で演奏しないからミュージシャンではないとバカにされることはときたまありますが、楽器を演奏しないという点ではその通りです。そのかわり、ラッパーはトラックを自腹で購入しなければなりません。そして、海外トラックを購入するとなるとちょっと知識が必要となります。

トラック料金は大雑把に言うと、Lease(トラックを他のラッパーと共有する)とexclusive(完全に自分のものとする)で分かれていて、トラックメーカーによって料金もものすごく幅があり、多くの場合、これはOK、あれはダメと細かく指定されています。

僕の場合、「自分の要求を必要最低限伝え、相手がかろうじて理解できるレベルでやりとりを行う」という英語レベルはありますが、長文を読むのはしんどいので、気に入ったトラックを見つけたら直接トラックメーカーと連絡をとり、ストリーミングやダウンロードサービスで売りたい、いくらか?とたずねます。

交渉が成立するとたいていPaypalで支払うよう依頼が来るので、支払いを行うとトラックがメールで送られてくるという流れです。

最初は、Lease ? Exclusive ? Paypal ? なんじゃそれ?という感じでしたが、Paypalはデビットカードでも支払いができるのでなかなか便利であるということがわかりました。

トラック料金格差社会

このようにいろいろやり取りをしていて気づいたのですが、トラックの世界にも格差社会が存在していて、当然人気のあるトラックメーカーのトラックは高く、びっくりするような値段のものもあります。ただ、面白いことに、海外なので国別で物価の違いがあり、安い国にあたると本当にそんな値段でいいの?と思うくらいの値段でトラックを購入できる場合があります。

これこそ安い国から原材料を仕入れて高く売るみたいなビジネスの基本なのだなと変なところで実感しました。

この一連の流れ、トラック探し(音楽+情報収集能力+社会)、トラックメーカーとの交渉(英語、法律)、支払い(経済)、リリックを書く(国語+英語+音楽)、ジャケット作成(美術)、配信(国語+英語)、パフォーマンス(表現力育成+ときに体育)、売上分析(統計、数学、マーケティング)あたり?そして、これがクラウドファンディンとなると……!

結構、学校教育のいい材料になると思います。

クラウドファンディング、残り一週間(あと1000円で20万円です!)、ご支援、拡散よろしくお願いします!


「アートで食える」モデルケースを作りたいです。サポートされるとどんな風になるのか気になるのでご協力ください!