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【決戦再び】南アフリカ代表 選手紹介part2【ラグビーワールドカップ2019】

こんにちは、Tojiです。

ついにワールドカップも予選リーグが終了し、明日からノックアウトトーナメントが始まります!

ここからの戦いは負け=ワールドカップ終了が直結しているので、予選リーグとはまた違った緊張感のあるゲーム展開になることでしょう。

生き残った全8チームを追加紹介していきたかったのですが、時間が足りないため、10/20(日)に日本戦を控えた南アフリカ代表を紹介します。

敵を知り己を知れば百戦危うからず?

↓前回記事です、4人紹介してます。


チェスリン・コルビ Cheslin Kolbe

WTB/FB(ウィング/フルバック)日本戦は14番   172cm 80kg 25歳

「スプリングボクスでプレーするには小さ過ぎる。」これが2018年以前の南アフリカ代表セレクションによる、チェスリン・コルビに対する評価だった。

アンダー20のジュニア世界大会から既に際立った活躍を見せていたが、上記理由から同世代のスターと比べると正代表への招集は少し遅れている。スーパーラグビーのストーマーズで5シーズンに渡りプレーし、その後フランスリーグの名門トゥールーズへと移籍した。

フランスリーグは大変フィジカルを重視するラグビーで世界的に知られており、コルビはその中で埋もれてしまうのではないか?といった意見もあったが、外野の声を打ち消す見事な活躍を見せ、特に2018-19シーズンではチームを20年ぶりの国内王者まで導いた。

代名詞はキレキレの高速サイドステップだが、大型ウィング相手でも的確に懐に入るタックルや確かな技術に裏打ちされた勇敢なハイボール処理など、バックスリーとして非常に高い総合力を持つ。

※10個の象徴的なシーンを紹介しているが、特に推したいのは2つ目のステップ。触れることなくディフェンス2人を無力化した。

ラグビー界の巨人(ダブルミーニング)南アフリカ代表で特に存在感を発揮しているのが、前回紹介したファフ・デクラークとチェスリン・コルビのワールドカップ最小クラスの選手であることが非常に興味深い。

ウィングの大型化が進む中、ジュニア世代も含め世界中でプレーしている小柄な選手に勇気を与え存在であり、きっとラグビーの詳しくない視聴者印象にも残るはずだ。

日本代表ウィングにとっても、捕まえるのが非常に困難な相手であることは間違いない。世界の翼となった11番:福岡とのマッチアップは要注目。

※ワールドカップ2戦目のイタリア戦は地上波でも中継されたため、コルビに注目した人も多いはず。


マルコム・マークス Malcolm Marx

HO(フッカー) 日本戦は16番       189cm 112kg 25歳


南アフリカ代表のフッカーと言えば、歴史に残る名選手を数多く輩出しているが、この男も間違いなくその1人になるだろう。
まだ25歳だが、現時点で世界最高のフッカーと称されることも。2018年には年間の最優秀選手賞にノミネートされている。(受賞はアイルランド代表セクストンだった。アイルランド代表紹介ページ参照)

怪力を活かしたスクラム・ポールキャリーに加え、相手を圧倒するタックルも特徴的。さらには、フッカーながらジャッカルも得意としており勝負所で決めている姿もよく見られる。

本来主にバックローの選手が行うプレーではあるが、マークス自身が高校時代までバックローでプレーしていたことも影響しているかもしれない。

現在の南アフリカ代表の顔になりつつあるマークスだが、10日の日本戦ではスターティングメンバーではなく、16番のベンチスタートとなる。

エラスムス監督は、「前半はタイトゲームになるためよりフィジカルで残忍(直訳)なホンギ(後述)を使う、後半は少しオープンな展開なるためマークスを使うのが効果的だ。」と発言しており、2人のフッカーで40分ずつの出場となりそうだ。
個人的には、あまりパフォーマンスの良くなかった予選リーグのオールブラックス戦が選考に影響していように感じるが、40分フルパワーで動き続けるマークスを想像すると大変脅威であり、今のスプリングボクスの充実を再認識する。

※左がマークス、右が今回の日本戦で2番スタメンとなるホンギ・ンボナンビである。残忍??

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