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月を待つ 月のリズムの取り入れ方

イベント業界が長かった私ですが、
現場の仕込み(設営)でよく
「いま、なに待ち?」という言葉がありました

例えば
あるクライアントさんの設営現場で
トラス組みをしてから
照明や音響設備を吊り込み
舞台を作り
映像のセットをつくり
直置きの音響セットをつくり…みたいな段取りの中で

トラスが組み上がり
照明さんを待つときなんかに
「あれ、いまなに待ちだっけ」
「照明さん待ちです」
みたいなこと


イベント業を卒業してサラリーマンを卒業して
私の人生に訪れた「夕焼け待ち」「月待ち」の時間が
愛おしく嬉しく感じたのを思い出します

いまや独立してまた
仕事始めてしまいましたけども…

月を待って見られる、
月の出、というのはなんだか神秘的に感じた
そのときの瞬間たるや


満月の十五夜からの翌日は「十六夜」(いざよい)、
さらに翌日は「立待月」(たちまちづき)と言われる十七夜があります

いざよいは、ためらうという意味で、
十六夜は満月よりも出てくるのが遅いことから
ためらっている、いざよう、と表現されて
いざよい、と言われました

立待月は、
十六夜つまりためらう(いざよう)より遅く
立って待ってるうちに出てくる月のことを指しました

かわいいなぁ、ネーミング。

月待ちする時間もまた、をかし。

ほんのりと欠けてきた月を眺めて時を知るのもいい

新月から満月まで15日が始まり、
そして満月から新月へと向かってゆく15日間が始まります

私の月の暦の意識の仕方は、
新月から満月への期間は
これから満ちてゆくもの、熟成させたいものをはじめていくとき、と捉えて

満月から新月への期間は
満ち足りてゆっくりと手放すとき、と思っています

太陽暦で決められた社会的なリズムより
人間の体に即した月のリズムは心地良くも感じています

新月でリセット、満月までスタートしてゆくまで
あと2週間をどう過ごそうかな、とか

新月のときにデトックスな温泉、
満月の日にご褒美温泉にいこうとか、

日常に少し取り込むと
小さなハッピーがある気がしています

からだ、こころ、月や太陽、温泉、自然、社会、ひと
全部繋がってると思うのです

そこを逸脱してる人間様の考えは
ベーシックではない
基を正して、自然の回りの中に
身を浸したい

だからわたしは温泉に浸かり
自分を正してる気がしています

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