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減量生活カイゼンー人生初のダイエット、その2

ウォーキング
 ウォーキングも毎日必須でこの時間、と決めると嫌になるタイプなのでまずは週2-3を目標に。パートナー改め相棒が週末はコーヒー飲みに行こうとかちょっと遠出しておいしいもの買い物に行こうとか言って連れ出してくれるありがたい存在だ。なにせロンドンは真冬で明るくなるのが午前8時ごろ、日没は午後4時ごろなのでうっかり寝過ごすともう出かける気すら失せてしまう。
 週2回と思うとプレッシャーもそれほどなくぼちぼち続く。やる気の出ない日は無理をしないのと外に出ずに家で足踏み?エクササイズで歩数を稼ぐのもよしとした。スマホに入っているアプリがカウントしてくれる歩数と距離を目安にてくてく歩く。面白いもので数字で成果が見えるともうちょっとやってみようかなと思う。さらにウォーキングに理由付けをしたり楽しみを見つけようといろいろ試してみた。最初は30分だったのが最終的には2時間クラスに発展した。初めて1年近く経つが、最初は30分を超えると腰痛を感じていたのが今では1時間程度の歩きは全く苦にならなくなった。
 以下、開拓したウォーキングルート。なんじゃそりゃと思うかもだが行動と理由がセットな人間にはなにげに大切なのね。

ウォーキングルート1
遠くの大きなスーパーまで行ってみる。どのスーパーのどの商品が一番安いかや品ぞろえを比べたりして食費や生活必需品の節約に繋げる。夕食のメニューや新しいレシピのアイデアのヒントにもなったりメリットも多し。
ウォーキングルート2
行ったことのない公園に行く。もしくは友人と公園で会う。ロンドンはとにかく公園がたくさんある。レストランやパブは開いていなかったのでコーヒーショップとトイレのある公園は友人と会うには最適だった。桜の季節には数本の桜を観るために1時間半いたが目的があると楽しい。ロンドン桜開花マップなんてものも発見。桜が5本も並んであれば嬉しいサプライズ。
ウォーキングルート3
IKEA。収納カゴが欲しくて1時間半の旅へ。帰りはバスを使ったけど買う量が限られるのでそれもよかった。これは1年に2-3回やってくるIKEA買い物熱に効き目あり。
ウォーキングルート4
美術館。うちからだと最低片道1時間コース。メンバーになっているバービカンだと1時間半クラス。なんだかいいことした気になるのがポイントかも。

 歩数にすると歩く日は12,000歩から15,000歩くらい。歩かない日は1,500歩くらいな日もあるが10,000歩って意外と達成可能。近所の公園もルートがいくつもあって季節ごとに見る花も違えば緑の色も違う。ロンドンの四季を公園で見つけられたのはロックダウンのおかげともいえるかもしれない。

フードダイアリー
 相棒から進められてスマホに入れたアプリがMyFitnessPal。スポーツウエアのアンダーアーマーのアプリのフィットネスもの。フードダイアリーだけでなく体重、エクササイズをモニターできる。1日の摂取と消費カロリーの合計を毎日記録する。カロリーだけでなく栄養素のバランスもチェックできて分析好きには楽しいアプリ。

 個人的にはあまり正確に入れるプレッシャーを自分に与えないこと。同じメニューでもチョイスの中に高いカロリーと低いカロリーとあって、一番低いカロリーのものをログしても罪の意識を感じないこと。小さな数字はごまかせても食べ過ぎたり飲みすぎたりすれば結果には出るので解決にならないことは自明なのだ。

 とかく「毎日決まったことをするという」のがおそろしく苦手で仕事以外は継続できないという致命的な欠陥がある人間なのと、記録するというのが監視されてると感じてしまう困った感覚の持ち主なので、進められて半年はハイハイ良さそうだねーと聞き流していたが体重が減らないことをぼやくと改めて勧められた。
 ワタシの性格をよく知っている相棒は無理には勧めない。いいよーいいよーとその良さをことあるごとに言ってくるのでちょっとやってみるかなという気になる。あと毎日食後に自分がフードダイアリーをつけていて毎回聞かれるので手間は一緒。なんだかんだでのせられてる気もしたけれど、悪いことを勧められているいるわけではもちろんないし現状把握という意味でもこれは使うべきだなと落ち着いてダウンロードした。

 フードダイアリーを始めてよかったことは食べる量と食べるものに意識するようになったこと。料理と食べることが大好きなので、食べたいものを決めてそれがハイカロリー(唐揚げとか)だとじゃあ昼間はちょこっと歩きに出るかぁなんて気にもなる。
 逆によくないなぁと思うのはなんとなくカロリーに人生が左右されているように感じるところ。これは体重がそこそこ希望の値に達したら落ち着くのかもしれないけど。でも人間50歳が見えてくる年齢になって今まで無頓着過ぎただけのような気もする。人間ドックどころか健康診断も10年以上やってないし、医療費は無料のイギリスに住んでいながらこの10年はGPに登録すらしてない。あ、いや医療費タダとはいえバカ高い国民保険と税金はこれまで払ってはきてます。消費税に当たるVATは20%なんですよー。イギリスは日本と比べると本当にいろんなことが違う。どっちがいいかは一長一短には比べられないけど、ことコロナに関してはイギリスの国有システムは強いなと思う。まぁその辺はおいおい。

みなが通る道、いろいろ試してみる
 無職だし、この際時間がなかった時にできなかったことをいろいろやってみようとまずは無理をしない程度に減量に的を絞って真面目に始めてみた。どうせなら減量だけでなくて健康も足して。
 16時間食べない生活。これは結局寝る時間を増やして16時間を長く感じなくするという方向にもっていきがちになって続かなかった。あとこれは食べるの大好き人間には向かない。
 起きて1杯の白湯を毎日飲む、というのもやってみた。ところがこれが意外と難しい。
 なぜならうちの相棒はうちで仕事をする際はまず朝一で紅茶かコーヒーを飲む。そして必ず私にも1杯入れてくれる。毎回一応いるかどうか聞いてくれる。最初は茶でもコーヒーでもなくお湯をくれといっていたのだけど、コーヒー淹れてくれるならコーヒーがいいなと思っちゃう。あと朝はコーヒーか紅茶で始まるのがいいじゃないか。そしてミルクたっぷりのカフェオレはカロリーがなかなかだ。
 まぁまぁ続いたのは朝は前日の残り物がなければヨーグルトにオートミールと蜂蜜、それに亜麻仁油をすこし垂らしたものを食べる。バナナがあれば一緒に。これが結構おいしいし腹持ちもよくて気に入っている。なにより健康に1日を始めたっていう気になるのがポイント。でも前日の夕食の具沢山スープの残りがあればそれを食べたり、マグロの刺身の残りを漬けにしてあれば朝から小さ目の漬けマグロ丼とかにしたりもしちゃう。朝にがっつり行った日は昼をヨーグルトにしたりその代わりにウォーキングを長めにしたりして調整するように心がける。
 軽い昼食から夕食の間で空腹に耐えかねたときの非常食として食べるのが生の人参にマヨ+ヨーグルト+ビネガーのディップで、これをまぁよしとしている。これがポン酢とかだったらよりいいのだろうけれど、そこまですると我慢が続かないのは経験済みなのでほどほどで。
 最初の1週間でさくっと1キロ減量。よしよしと思うと2週間変化なし。上記に書いたパターンを試すが最初の1週間の1キロがまぐれだったのか、200グラム単位で減ったり変わらなかったり逆に早くもリバウンドしたり。早くも壁にぶち当たってしまった。クリスマスと新年も重なって取得カロリーを低く抑えるのは難しい。

BMIからは逃れられない
 ちなみにデータ。目標は2ストーン、12.7キロを1年かけて落とすこと。月平均1キロちょっとだから無理ではないだろう。目的は生活カイゼンであってただ減量ではないからリバウンドが起こらないようにデザインしたい。2020年10月時点でのBMIはなんと26.7。立派な肥満体形。こんなの人生初だー 2ストーン落ちればBMI22.3まで下がる。着れなくなってワードローブでお休み中の洋服の大半は復活する。日本人でBMI22って全然デブなんだけどこっちでは十分いい感じ。こっちは日本と比べるとふくよかな人が多いので、カイゼン前のデブデブでも周りは「またまたー」みたいな反応がほとんど。唯一美容マニアの香港人にだけはデブデブ言われ続けたが。

目標設定はしたものの、ちょこちょこ試しているものの成果はここまででイマイチ。さて。

つづく

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