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虐待、自殺未遂、からの幸せ。読むと「雑で楽しい暮らし」が手に入る生き方を書いている、トイアンナの自己紹介

こんにちは、トイアンナです。
私は10代のころ、いわゆるエリートになるために死ぬ気で頑張って、20代で「雑で楽しい暮らし」にギアチェンジして暮らしている人間です。

最大で月80本の記事を書き、副業も含めるとライターとしては13年目になります。

社会に復讐してやりたかったんだ

10代のわたしは燃えていました。この社会に復讐してやるぞと。幼少期からネグレクトを受けて育ち、親への恨みつらみでいっぱい。そもそも親とは、0歳のころから、1ヶ月に1回まともに顔を合わせるくらいの暮らしでした。

しかも、親は根っからのスピリチュアル系でして、神のお告げを信じて生きていました。特定の新興宗教ではなく、本人が神がかっていたパターンです。たとえば、私は「神の予言により、お前は10歳で死ぬ」と言われて育ちました。素直に信じていた私は、10歳で生きている自分にびっくりしました。

他にもお酒を飲んで暴れる、私の手を焼こうとする、5歳の私に自慰行為を強要するなど、素行に問題のある親でした。そんな親のもとで育って、復讐心でいっぱいの子供になったわけです。こんな親のもとにいられるか。絶対に社会で成功して、こんな親に復讐してやると。

16歳。突然のガリ勉に目覚め、偏差値はビリギャルもびっくりの爆上がり。いい大学に行きました。そのままいい就職をして、エリートになって……みたいなことを考えていたわけです。

ところが、就活を前後して心が壊れます。当時、付き合っていた彼氏が5股をかけたあげく、そのうちの1人と結婚したのです。今思えば私がメンヘラすぎたせいで、純粋に見限られて捨てられたわけですが、私は浮気を許せず、相手の女性へも嫌がらせを繰り返しました。自殺未遂もしました。それがきっかけで精神科を受診し、1年かけて治療を受けました。

その時の話はこちらに。

P&Gに内定をもらったころには、すっかり毒気を抜かれ「自分ってありのままで生きててもいいんだ」「私って、私であるだけで価値があるんだ」と信じられる、自己肯定感が育った存在になりました。

なんで頑張るんだろう? 脱力系キャリアに目覚める

復讐心をモチベーションに生きていたのに、内定時には毒気がない。というわけで、就職後は労働環境に悩むこととなります。当時のP&Gは「社会で成功したいか! それなら労働時間と魂を捧げよ!」といった社風だったので、何が悲しゅうてこんなに働いてるんだ……? と、考えたら負けなわけです。

私は負けました。で、定時で帰れる企業に転職するも、今度は夫の転勤に同行して退職。正社員の安泰なキャリアも捨てて、今度はフリーランスになります。そんなわけで、ライターとして独立したのが2015年です。

脱力したら、年収が上がったんじゃよ

ところが、面白いことに、脱力系キャリアを歩み始めてからの方が、年収が上がったんです。「自分が得意なことで生きていく」と腹をくくったおかげでしょうか。今までは、苦手なことを克服しようと頑張ってきたのですが、それをすっぱり諦めました。

そして具体的には、「きちんとミスしない」系の仕事が全部苦手だったので、マネージャーを採用し、全部お願いすることにしました。現在も2名もマネージャーがいてくださって、メールの返信から締切のリマインド、経費精算の確認まで活躍してくださっています。

そうしたら、雑で楽しい暮らしをしているのに、会社員時代より年収が上がりました。いまは法人化して、自分への給与額を自分で決めているのでそうでもないですが、フリーランスだったときは月収100万円を超えていました。年収1,200-1,400万円くらいでしょうか。

気づけば、ライターとしては上々なキャリアとなりました。そして法人を作り、今に至ります。

だから、みんなにも「雑で楽しい暮らし」を布教したいなって

私は、別に海外旅行にも行かないし、ドバイに移住もしないし、全身ヴィトンでもないし。猫を愛でたり、熱を出して保育園に行けなくなった子どもの、ベビーシッター代に月20万円使って泣いたりしています。仕事の締切に追われることもあるし、セレブとは程遠いです。

でも、私の暮らしは雑で楽しいです。カード代金今月やべー! と焦ったりとか、イオンに売ってた生ハムがとんでもなくうまい、みたいな喜びを見つけて、おたおたしつつも楽しく暮らしています。

だからこそ「雑で楽しい暮らしっていいぞ」って言いたくて、メンバーシップをはじめています。いつでも串カツ田中に行ける暮らしっていいぞ。それくらいの感じです。

あと、なるべく多くの人がこういう「雑で楽しい暮らし」をしてほしいなと思って、本やコラムを書いています。今月も新刊が出るよ。ていねいとか、シンプルとか、富豪とか、セレブとかじゃなくて。

いい感じに楽しく、自分を好きで生きる。そのためのサポートが、ちょっとでも文章でできたら嬉しいです。


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