消えたい夜がある

みんなが普通にしていることが、どうして私にはできないのだろうか。

私以外みんなが恋愛をしているように感じる。だって、さっきすれ違った人も、その前にすれ違った人も男女仲良く歩いている。

私以外みんなが友達とわいわい元気に過ごしているような気がする。今日もわたしは一人。

ホルモンバランスの影響もあると思う。只今ぜっさん、ひたすら消えたい夜。消えたい夜、始めました。

24年間も自分と一緒にいると、とても落ち込んだ日の対処法が分かってくる。あ、今日なんかだめな日だなと思ったら、アニメをひたすら見てみたり、料理をしてみたり、甘いもの食べてみたり。大抵はこの方法のいずれかで機嫌は良くなるのに。

今日は全部だめそう、

まずアニメを見る気力だって湧いてこない。お風呂をまだ済ましていないのに、床に寝転がってスマホをいじったまま動けない。過ぎていく時間と減っていくスマホの充電。

SNSを見れば僻みはじめる。

はー、可愛い子はいいな。何やったっていいじゃん。結局顔かよ。

はー、彼氏が尽くしてくれる自慢キタ。わたしもそんな風に愛されてみたい。

寂しい。

私だって、困っていたら助けてくれるパートナーが欲しいよ。こんなに助けを求めているのにどうして誰もきてくれないの。

ねえ、私は何を持って産まれたの？

可愛い顔面もないし、絵や音楽の才能だってない。何かすごいものを持って、それを披露して、注目されてみたい。

なーーんて、求めてばかりで何も努力してないんだからコレが当たり前の結果でしょう。

どうにもならない夜は、どうにもしなくていっか。

#ひとりごと #エッセイ #消えたい夜