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アラサー手前で思うこと


25歳の誕生日を迎えた友人をお祝いした。
「アラサーの仲間入りだわ〜!アンタはまだギリアラサーじゃなくて羨ましい。」なんて言ってた。
25歳を迎えて半日しか経ってないくせに、notアラサーを羨ましいなんて嘆いてる友人。本物のアラサーに袋叩きにされない?大丈夫?

24歳にもなると、友人が続々と結婚していく。
先日も、人生で初めて友人の結婚式に参加した。
これが、第一次結婚式ブームというやつか?

幼稚園児の時から仲良しの親友も最近プロポーズを受けた。

好きな人達が幸せになっていくのは嬉しい。

嬉しい反面、ふつふつともやもやした物が湧き上がる。

私は、現在彼氏はいない。みんなより少し遅れて社会人になったばかりだ。彼氏はいない。だけども、推しはいる。同じ次元には住んでいない推しがいる。

私の毎日は、重たい目でTwitterを開き、推し関連の最新情報をチェックするところから始まる。それと同時にオタ垢で仲良しのフォロワーさんのツイートを流し見る。
スケジュール帳にはグッズ発売日のメモ。
自己満のために推しに貢ぐお金を稼ぐために働く。
働いたお金で同じブラインド商品を何個も購入し、ブラインド商品で推しが出た瞬間に感じる快感を得る。
BOX買いするかしないか、どちらがコスパ良いかなんて考えてたら夜が明けてたりする。
アクリルスタンドは置く場所が無いから買わないと心に決めたのに、いつのまにか自宅のアクリルスタンドが増えていたりする。

こんな毎日を過ごしてる。

比べて友人はどうだ?
左手の薬指に付けてる指輪をキラキラ光らせながら話してる。

結婚資金を貯めるためにお互いの貯金を一緒の口座にまとめたんだ。
いずれは家を建てたいから土地が安い場所を探してるんだ。
最近は頑張って節約してるんだ。
式場はあそこに決めた。
披露宴には誰を呼ぼう。

眩しい眩しい眩しい。眩しいのは左手に光る指輪のせいか?

住む世界が違いすぎて本当にここは3次元なのかと疑う。すごく、すごく、キラキラしているように見えた。


今日は楽しかったよ。久しぶりに会えてよかった。
また、近いうちに会おうね?じゃあねっ

薬指をキラキラさせながら手を振る友人とお別れする。

私はまだまだお子ちゃまだから、
いつ死ぬか分からないなら、好きなものを買って、好きなものを食べたい。絶対に欲しい推しのグッズはどんな手を使ってでも手に入れたい。

先のことなんて考えられない。
 
違う次元で、推しが幸せになる未来がありますようにと願いながら推しを推す。

全然貯金はできないし、夢見ていた大学の頃からずっと付き合ってる人と結婚も叶わない。劣等感劣等感劣等感

友人が幸せなことは嬉しい。
友人の結婚式は大泣きすると思う。

でもね、幼い頃はそこらへんの道端を走ってるだけで楽しかったのに。くだらないことで笑っていられたのに。最近は、映えるカフェに居なきゃ楽しめないこととか、友人の話や考えに全く共感できなくなってきたことが悲しくてたまらないんだ。

最近いい感じの男との話を大学生の頃みたいに話してもなんかイマイチ盛り上がらない。

24歳、アラサー手前。

こうやって少しずつ歯車が合わなくなって、
会う回数が減っていってしまうのかなと考えると寂しい。

かなしいなあ、かなしいなあ、大人になるってかなしいな


#ひとりごと #独り言 #友達 #エッセイ  

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