先日、X(旧Twitter)である投稿を目にした。

「自分はいつも脳内に思考が渦巻いているのだが普通はそうではないらしい、何をしていても常に考え事をしてしまうのは私だけ?」

といった主旨のものであった。

私もどちらかというと常に頭の中に何かしらの思考が巡っているタイプである。
しかし今回それが"普通"であるかどうかはさして問題ではない。
問題なのは、"記述"が"思考"に追いつかないという点である。

四六時中ではないにせよ、活動時間の大半において頭の片隅で何かしらの思考をしている自分にとって、生成されたものをアウトプットするスピードは到底思考が逡巡するスピードに追いつき得ないという問題だ。

もちろん思考の全てが記述に値するものである訳ではなく、とりとめのないこと(それは例えば山積しているタスクについてであったり、はたまた切らしてしまった日用品を買わないとな、などというたわいもない事項であったりもする)に時間を割くことも少なくない。

ただ、やはり自分が考えたことの多くが記録されることなく脳内で完結し、その多くが日の目を見ることがないということにえも言われぬ焦燥感を抱いたのである。
無論自分の思考が人様の目に触れるに足る高尚なものであるとかいう自尊心があるわけでは到底ないのであるが、しかし何か形にしておかねば勿体無いという、半ば貧乏性にも近い考えに依る部分も大きい。

そんなわけで、日々の思考をより積極的に記述していこうという考えに至った。

実は大学院卒業に伴い居を移し、いわば新居での新生活が始まったわけであるが、環境を新たに生産的な生活習慣を身に付けたいというプロジェクトの一環でもあったりする。

こんな時間に作業をしている時点でそれは健康的な生活習慣とは程遠いのではないか、という指摘に対しては耳が痛いばかりであるが、ひとまず今日については荷ほどきとタスクの進捗が捗ってしまったという言い訳をもって言い逃れとしようと思う。

果たしてこの記事が習慣への第一歩となるか、はたまた三日坊主の初夜となるかはまだ知る由もないわけであるが、とりあえず今晩は筆を置こうと思う。

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