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どこかへ 2009年4月のニューオリンズ

2009年の4月にシカゴO'Hare経由でニューオリンズに行ってきました。
ここのコンベンションセンターで学会があり、そこに集まる先生方との打ち合わせのためでした。
その後も何度かニューオリンズを訪れることになりました。
2005年のハリケーン、カトリーナの甚大な被害からの立ち直りを支援する意味もあったのでしょうが、この年の辺りではアメリカで開催される大きな学会や展示会のいくつかはニューオリンズで開催されていました。大勢が訪れることで経済的にサポートできること、雇用が生まれることなどで貢献したんだと思います。

会場のコンベンションセンターはミシシッピー川のそばで、その少し下流(フレンチクウォーターから川に向かって左側が下流)に公園があります。流れはとてもゆっくりなのでどちらが上流か分かりにくいんですが。
たくさんのカモメが飛んでました。川から陸に向かって吹く風に乗って、ほとんど羽ばたきもせずに浮かんでました。よく見ると、顔が黒いカモメでした。どうも、ユリカモメのようです。夏になると顔が黒くなるらしいです。どこかから渡ってきたのかもしれません。アメリカではBlack-headed Gullというそうです。日本のゆりかもめは暖かくなると顔を黒くして、北へ飛んでいくのだとか。

公園ではちょうどフレンチクウォーターフェスティバルが開催されてました。
ニューオリンズはジャズの街、あちこちで明るいジャズが聞こえます。とても良い気分でした。夜にはもう少し激しめのジャズやロックに変わりましたが。

ミシシッピー川に面したウォルデンバーグ公園
2009年のフレンチクウォーターフェスティバル

フレンチクウォーターの辺り、あちこちでジャズの聞こえるジャクソンスクエアに面して歴史博物館があり、そこでニューオリンズの歴史を知ることができます。
いろんな国や地方の影響を受けてここニューオリンズの特徴的で多様性の高い文化が生まれたんです。食事も充実していて、アメリカで最も美味しい料理を楽しめるところだ、と聞きました。
確かに食材も豊富でエスニックな風味も多様でおいしかったことを覚えています。
僕はナマズとザリガニが好みでした。

旗は右から、合衆国、ルイジアナ州、フランス、左端はどこの旗だろう?
Cabildo(地域歴史博物館)の窓からJackson Squareを観る
カナルストリートの路面電車

コンベンションセンターの近くは、他のアメリカの街と同じくあまり治安が良くなさそうでした。古い倉庫街を再開発してできたコンベンションセンターですが、その周辺にはまだ古い倉庫が残っていて、夜に出歩くのはちょっと遠慮したい雰囲気です。でも日中は気持ちよく散歩できました。カトリーナにも負けなかった古い建物がなかなかいい感じです。
街中のコンビニも独特な品揃えだったように記憶しています。ネオンサインあり、ポップでカラフルなスナックとビールを買ってホテルに戻りました。

コンベンションセンター近くの倉庫街
街中のコンビニ(ビールとスナック)

帰りもシカゴO'Hare経由でした。ニューオリンズとシカゴでは雰囲気が全く違います。別の国じゃないかと思うくらい。雨の空港近くのホテルでジャズの聞こえるニューオリンズを思い出していました。

O'Hare近くのホテルで一泊して帰国

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