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どこかへ 2012年6月のラスベガス、NYC

2012年の6月にラスベガスとフィラデルフィア経由でNYCに行ってきました。
この時に初めてNY Ace Hotelを利用しました。古いホテルをリノベートしたところが人気で、当時少し流行ってました。NYCとしては比較的リーズナブルな価格設定だったと思います。
この時はNEX-5を連れて行きました。

LAXで乗り換えてラスベガスまで行きました。
明るくて華やかな街ですが、展示会で行くにはそんなに楽しいところじゃありません。ホテルにチェックインすると、部屋に着くまでにスロットマシンなどがたくさん並んだロビーを通っていくしかなく、ギャンブルに興味のない僕には余計です。
しかも空気が乾いています。ホテルや会場の中はギンギンに冷えてるんですが、外はそれなりに暑くて、湿度がほとんどありません。皮膚が乾燥してカサカサするだけじゃなくて、喉もイガイガします。涙が不足して目も痛くなりました。
好きな人にはいいところなんでしょうが、僕にとってはもう一度行きたいところではありません。

ホテルはPALAZZO
ホテルのロビー
食品系展示会の会場

チェックアウトの準備をしているときに机の引き出しから$100札が1枚出てきました。僕は両替の最高額を$50札にしているので、僕のじゃありません。前の宿泊者の忘れ物かもしれないとフロントに届け、「正直ね」と言われました。ホテルとしてはカジノで使って欲しかったのかもしれません。
"Life is a sum of all your choices." とAlbert Camusが書いているとHoward Shultzの書いた Onward で読んだことがあります。僕にとっては悪くない選択だったと思っています。

ラスベガスからNewarkまでおよそ5時間のフライト、電車でフィラデルフィアに行き、共同研究先との打ち合わせに臨みました。
この時のホテルはHilton系のInn at PENN、なかなか良いホテルです。周囲にはPENN大の施設が多くあります。

Hilton系のInn at PENN
部屋の窓からPenn Live Artsが見えました

フィラデルフィアでの打ち合わせとちょっとした実験を済ませ、AmtrakでNYCに移動、NY PENN stationからホテルまで歩きました。ホテルはAce NY、色々と評判で使ってみたいと思ってました。値段もNYCにしてはリーズナブルです。Broadwayと29thの角にあります。
ホテルに入ると、中央はロビーで右側にレセプションがありました。部屋へは反対側にあるエレベーターを使います。とても古い雰囲気の建物ですが、リノベートしてあります。エレベーターは古いものを修理して磨いて使っているように見えました。ドアの閉まり方が古風です。

ホテルのエントランス
Ace Hotelのロビー

Ace Hotelは当時4つだけで、他にはシアトルとポートランド、パームスプリングスにありました。今ではずいぶん増えて、日本でも京都にあります(一度使いました)。
室内は豪華さを排したシンプルでとてもイイ感じです。豪華なホテルが好きな人には向きません。ベッドも快適ですが、大きくはありません(日本のAceはベッドも大きくて、豪華です)。
僕の部屋1104の壁紙は、古い科学論文をランダムに貼ったような模様でした。表やグラフや手書きの図が面白い雰囲気を出してました。
トイレの流す水のタンクの上に二つのボタンがついてました。日本なら大と小でしょうね。FULLとHALF、磨き込まれていてキレイです。古い建具や備品が磨き込まれているのは、とても気持ちが良いものです。
冒頭の写真は部屋の冷蔵庫にあったジンジャーエール(瓶)の栓です。これもローカルのものですね。

室内の備品もリサイクルしたようなものたち
Ace Hotelの内装は部屋ごとに違うようです
トイレの水のタンク
Ace Hotel 1104の室内

夕食はホテルと同じビルの1階にあるシーフードレストランで生牡蠣をいただきました。ローカルなビールとフレッシュなモヒートもいただきました。
ここは今はジュースバーになっているようです。

食前酒にビール、さらにモヒート
同じビルの1階のレストランで牡蠣を

ホテルの地下にはジムもあります。
こじんまりしたジムですが、パンチングボールがあり、サンドバッグも吊るされてました。
ホテルの1階にはStumptown Coffee Roastersがあり、ここで朝食がわりにラテとタルトをいただきました。通勤っ途中の人や犬の散歩途中の人が立ち寄ったりで、朝は混んでます。窓に面したテーブルからはエンパイヤステートビルが少しだけ見えました。ホテルの周辺にはフードトラックやフルーツを売るワゴンが並んでました。

ニュージャージーの事務所で打ち合わせを済ませ、後は帰国の途につくばかりです。

ホテルの地下にはジムもありました
Stumptownのラテ・アート
Stumptownの窓からエンパイアステートビルを見上げる
ホテル近くのフルーツのワゴン

チェックアウトの前、部屋の窓から外を見ると、斜め向かいの部屋の窓に"LOVE"と落書きされてました。なかなか、良いものです。
PENN stationまで歩き、LIRRとAir trainでJFKへ、ジャマイカ湾の上空を見下ろして雲の上に出ました。

Ace Hotel、斜め向かいの部屋の窓の落書き
NY PENN station
ジャマイカ湾、右はJacob's Riis Park、左はUS Marineの基地辺り


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