HIKAKINさんから学ぶ「情報」の特性
HIKAKINさんの、炎上対策がすごい
HIKAKINさんは、日本のトップYouTuberであり、今や日本で知らない人はいないのではないでしょうか。
そんなHIKAKINさんですが、先日交際関係によるいわゆる「文春砲」が飛び出し、一時インターネット上が盛り上がりました。その中で
「ヒカキンさんの炎上対策が改めてすごい」
と話題になりました。
その動画がこちら。
【大人向け】ヒカキン流、炎上回避法7箇条。この動画が広まると炎上がこの世から無くなります。
この動画では、有名人であるHIKAKINさんが、SNSなどによる「炎上」をどう回避しているかを紹介している動画になっています。
動画内では、以下の7つを心がけていると紹介されています。
HIKAKINさんが挙げた炎上対策7つ
すごい心がけですが、かなり大事なことなのではないかと思います。
これらを分析していくと、特に①、③、④ですが、
「情報の特性」がかなり関係してきます。
どういうことか、説明していきます。
情報の特性「形がない」「複製性」「残存性」「伝播性」
家具や食器など、形がある「もの」と比べて、
SNSのやりとりや画像など、それら全てを「情報」といいます。
情報の特性は、上の画像で挙げたようなものがあります。
HIKAKINさんは、この特性を十分に理解した(あるいは身に染みて実感した)からこそ、このような心がけができるのではないかと思います。
LINEとかDMは全て流出していいと思ってやり取りしなさい
動画内では、以下のように述べています。
「複製性」による、データのコピーのしやすさ
LINEなどのやり取りは、スクリーンショットを通して簡単にデータ化できてしまいます。
これは、情報の「複製性」に大きく関わってきています。
情報を簡単に複製(スクショ)し、それをSNSにあげることができる。
これを防ぐことはもうできないので、「簡単に複製できてしまうので、かりに複製されても問題ないようなやり取りをしよう」といったメッセージが込められているのではないかと思います。
デジタルタトゥーを常に意識すること
デジタルタトゥーとは、インターネット上で書き込まれた画像やコメントが、半永久的にインターネット上に残されることを表します。
HIKAKINさんは、動画内で
「残存性」により、完全に消去することはできない。「伝搬性」により、一度広まったら止められない。
情報は、記憶を消すことができないのと同じで、一度世の中に出てしまった情報は消すことができません。
そして、形がない分広まるスピードが光の速さほどです。
その2つの要素が掛け合わさることで、「デジタルタトゥー」が完成してしまうわけです。
これを防ぐためには、「そもそも投稿しない」ということですが、
この「残存性」「伝播性」にももちろん良い方向にも作用します。
例えば、伝えたい・記憶に残したい内容を全世界に発信したい!と思った時や、企業の宣伝など。
問題は、HIKAKINさんも言う通り、「そもそも発信していい情報なのか?」を、一度考えることではないでしょうか。
今執筆していて、この note の記事も投稿していいのかな… とだんだん不安になってきましたが。
少しでも情報による悪い思いをしてほしくないといった願いから、投稿しても良いと判断して投稿しております!!
ネットではできるだけマイナスなことは言わない
情報は「形がないもの」。だからこそ、人によって解釈が異なってくる。
HIKAKINさんの動画は、たくさんの方々が見ます。
動画でも触れていますが、「嫌い・苦手」なのは仕方がないけれど、それをわざわざ発信する必要があるのか?を考えることは重要であると述べています。
もしかしたら、もちろんそれを見て共感する人もいるかもしれないし、
何も感じない人もいるかもしれないし。
見ている人によって、それぞれの背景や思想が違ってくるわけですから、
そういった情報の受け取りが異なってくるのは言うまでもありません。
ことを大きくしたくないのであれば、そういった発言はしない方が良いのかもしれませんね。
他人事じゃない、「炎上」。
「炎上」は、有名人だけではなくてSNSを使っている一般人にも起こりうることです。
また、HIKAKINさんは炎上対策として動画を出していましたが、
SNSを使っている上での友人同士のトラブルなど、
そういった小さなことの対策としても、重要なことになると思います。
今回はマイナスな部分ばかりを取り上げてきましたが、
もちろんいいところもたくさんあります。
重要なのは、
「情報の特性を正しく知って、賢く情報を使いこなそう!」
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