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ダイエットを組織論で考えた

ダイエットを経験してみて、気づいたことを書き留めておきます。

個人で成果を出すことも、
組織で成果を出すことも、
同じロジックが成り立つようです。


✅「考える」と「実行する」について

全てのことは、
「考える作業」と「実行する作業」
で成り立っています。

この2つの作業が統合されて、
成果が作られます。

これは、個人でも組織でも同じです。

個人も
「考える」「実行する」
の垂直分業で成り立っています。

「考える」と「実行する」

✅ダイエットが上手くいかない理由

今まで、何となく
「痩せよう」
と思っていたけれど、
上手くいきませんでした。

あらためて、理由を考えると、
「考える」と「実行する」
が自分の中で上手く統合されていなかったことが
原因でした。

人は、成果を出す上で、
「考える」と「実行する」が
分割されている。

これを調整・統合することが
成果に繋がると考えることが必要です。

✅個人にも統合が必要だ!

ダイエットでも、勉強でも、仕事でも、

頭で「考える作業」
体が「実行する作業」

をするので、分割された頭と体を
調整・統合することが必要です。

調整・統合の基本的な仕掛けは
5種類あります。

(1)標準化
(2)ヒエラルキー
(3)環境マネジメント
(4)スラック資源活用
(5)水平関係の設定

「組織デザイン」著.沼上幹 p.87-88

ダイエットを振り返ると、
この統合と調整が上手くいくと体重が減りました。

✅標準化で体重を減らそう

これら5つの調整・統合の仕組みの中で、
個人として重要な項目は「標準化」です。

標準化には、下記の手法があります。

①処理プロセスの標準化-プログラム
②アウトプット側面の標準化-アウトプット・コントロール
③インプットの標準化
④戦略シナリオの共有

「組織デザイン」著.沼上幹 p.94~

ダイエットをする時、
この標準化がどのように機能していたかと、

④→③→②→①

の順番でした。

✅戦略シナリオの共有

「なぜ、その目標を追求するのか?」

これがないと、
頭で「考えたこと」に
体が「実行すること」が
追いつきません。

ダイエットの場合は、
「なぜ、痩せる必要があるのか?」
です。

私の場合は、
「健康診断でアラートがあり、長く健康に働くため、痩せようとしている」
「長く健康に働くことで、子どもに対して経済的な貢献をする」
というものが、目標を追求する理由です。

✅インプットの標準化

組織で考えた際のインプットの標準化は、
「働く人やそこで用いられる機器を共通化すること」
です。

これには基本的に2つの方法があり、

一つはすでに社外に存在する標準化されたものを利用する場合であり、もう一つは社内で自社固有の標準を作り、それに合わせて標準化を進める場合である。
より具体的にいえば、社外の標準化された労働力の活用とは、医者や弁護士、会計士などのプロフェッショナルを雇用するとか、旋盤工などの熟練工を雇用するということを指す。また、社内で労働力を標準化するというのは、教育訓練を施したり、強い組織文化への同化を促したりすることを指す。

「組織デザイン」沼上幹 p.111

です。

ダイエットのケースでは、
プロフェッショナルを雇用する代わりに
「スマートフォン」(iphone)

「アプリ」(カロミル)
を活用しました。

今の時代、
PC、スマートフォーンをアプリを活用すれば、
専門家の力と同等のインプットを得ることが出来ます。

ここから得られた専門家の知恵は、
摂取カロリーよりも
消費カロリーの方が大きければ、
痩せるというシンプルなものです。

✅アウトプット側面の標準化

戦略シナリオを共有し、
専門家の知恵を借りた後は、
アウトプット側面の標準化です。

到達目標について規定し、その目標を個々の作業者に達成させるようにするコントロールをアプトプット・コントロールという。
・・・
評価方法・評価基準・手続きなどは標準化されているのが通常である。

「組織デザイン」沼上幹 p.100

ダイエットの場合、
全ての食事をコントロールすること(予め設定すること)は難しいので、
まずは到達目標を設定します。

ダイエットの場合は、
・目標体重
・目標摂取カロリー

を決めて、毎日測定していくことが必要でした。

✅処理プロセスの標準化

料理ばかりでなく、モノを作るにせよ、サービスを実行するにせよ、特定の作業の手順を作り、その手順通りに皆が行動することで、時間・空間を超えておなじようなアウトプットを生み出していくようにするのが、処理プロセスの標準化である。この処理プロセスの標準化のことをプログラム化と呼び、何度も繰り返されて用いられる一連の作業手順のことをプログラムと呼ぶ。

「組織デザイン」著.沼上幹 p.95

摂取カロリーを標準化したい。

そのために、現在、朝と昼の食事をベースフードにしています。

そうすると、夜の食事の自由度が高まり、
食事のストレスが今のところなくなりました。

✅成果を出す上でもう一つ大切なこと

まとめの図

何のために目標を目指すのかを表明し、
専門家の知見を得て、
目標を設定し、
プログラムを作って順守する。

これが成立したとしても、
「飽き」で続けられない。

こんなことが起こりえます。

自分にとって「飽きず」に続けられる
「環境」を整えることも、
成果を継続して出す上で必要です。

自分にとっての「環境」を整えるは、

このようにnoteに書くことであったり、
オーディブルを聞きながら散歩をする、

という継続できる趣味が
継続できる環境となりました。


次は、この考え方の影響力の輪を広げるため、
娘への学習支援で
この考えの水平展開を進めてみます。

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