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潜在意識の身体反応|自律性解放という究極のホメオスタシスとストレス解消


脳の情報を受け止めるからだの反応 


脳には身体中からの情報が集まりますが、脳からの情報も 逆に身体に向かいます。
 たとえば ストレスで胃が痛くなるのもそうだし 緊張で胸がドキドキするのもそうです。
 一方良い反応おあります。とてもリラックスしたとき 実はいろなんな反応があるのですが それはあまり知られていません
 たとえば 自律訓練を行っているときに起こる身体の反応の中で訓練と無関係に起こるものがあります。その中には練習のやり方が違うとかやりすぎからくる過剰反応とか、原因のわかっているものもあって正しい方法を適正な時間行うことで修復されます。



きちんとやってもなぜか出てくる心身の反応というのがあります。
それが自律性解放と呼ばれるものです。
これはとても素晴らしいものです
多くはチクチクする、ひくつく、何か嫌なことを思い出す、昔の思い出を考えてしまうなどの心身の反応です。
感覚反応 運動反応 思い浮かぶこと 幻覚 いい意味での心臓のどきどき 
おなかのごろごろなどの自律神経の影響 過去の思い出が浮かぶ 空想的イメージ 感情興奮が起こる 大脳的 間脳的脳幹部的反応たち 

これらが発生するのは自律訓練の副産物として当たり前の出来事です。
(ただし副作用的反応と誤った練習法、特異反応と非特異反応を除きます)
これは内部にたまった抑圧が無意識的に開放されるプロセスだということがわかっています。
自然にでてくるので一切操作せず他人事のように見るようにします。「脳のペース」にまかせて見守るのみです。


自律性解放が起こると心がやすらぐ



私たちの脳は「中心脳保安解放系」のようなものが稼働していると思われるのです。
この解放は完全に意識下で行われるので何がどう解放されたかも本人にはわかりません。

だから解放のプロセスで苦しむこともありません。
ノンストレスのままいつのまにか解放されているというものです。
詳しい仕組みはわかっていないと思います。

ただ、自律訓練法は脳幹部を癒し自律神経系すべてを癒すので
自律神経がネガティブ思考で痛めつけられた脳の反応回路を削除するのではないか?
そう思っています。
この自律性解放は自律訓練法標準練習を行っていると
自然に起こってくるので
練習のたびに心身の記録をつけておくと自律性解放の流れがわかります。
自律性解放を加速させる方法~自律性除反応 自律性言語化
自然発生的に起こる自律性解放を積極的に引き出そうとする方法が自律性除反応です

自律性言語化という身体を使ったイメージ技法



その中でも自宅でできる方法に自律性言語化があります
これは自律訓練法で自律性状態になったときに心身が感じることを
すべて言葉にしていき録音していきます。
たとえば、何か懐かしい気分になったら 
「懐かしい気分になった」と言います
そしてそこから子供時代のことを思い出したら
「公園の砂場で山をみんなで作っている、そばでお母さんがケーキを切っている」
などやってくるイメージを言葉にしていきます
「額がひくひくしてくる、そして、鳥がたくさん森から飛び立つ、一羽づつみんな色が違うけど基本は赤と青がベースになっている」
場合はまだ自律性除反応はできませんん。
自律訓練法標準練習を完全に深くマスターしたら言葉を発しても大丈夫です。
多少感覚がゆるくなればしばらく言葉をやめるといいでしょう。
またできるようになります。

さて、以上の言葉を録音しておきます。スマホとかPCとかボイスレコーダーとかで録音するといいでしょう。
そしてあとで聞き返して、これはいったいどういう意味だろうか
脳は私に何を伝えようとしているのだろうか?
ということを考えて解釈していきます
自分の解放のパターンが見えてきます。
自律性言語化はイメージストリーミングと同じことをやっています
浮かんでくる心身の反応を言葉にして録音して

それを後で聞き返して解釈を考える
この自律性言語化のワークは
そっくりそのままイメージストリーミングの手順です
こうしたイメージとそれに伴う心身の反応は
自意識からは隠れている大脳、間脳、自律神経、脳幹部などからの
メッセージであろうと思われます
自分という心身機能全体の動きは実は自意識である私にはわからないということですね

それが変性意識状態=自律性状態になったとき
イメージで浮かんでくるわけです
そして実は自律性状態でなくても
練習すればいつでもイメージはキャッチできます
自律性状態になった時の方がより深い場所からメッセージがくるかもしれませんが
イメージストリーミングと自律性言語化とは同じものだということが言えるわけです


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