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おそらく爆速で社会問題化する性交同意にまつわる諸問題について思うところなど

ゲリラ豪雨に降られてズブ濡れ、晩飯前にひとっ風呂。
というところなんですが、俺氏はどうやら風呂に入ると頭がクリアになって文章がスラスラ書けるようになるという変な能力があるみたいで。
適度なリラックス効果が能力の解放をもたらす‥‥いやいやモンハンの温泉じゃあるまいにw

ということで今日もまた時事的お風呂ノートです。HAHAHAHA。


1/大阪府警の失態から見える現代社会の宿痾

ということで、まず、この話の前提となっている社会の現在地を示すであろう事件の紹介から。

交流サイト(SNS)で知人女性を脅したなどとして大阪府警が府内在住の20代男性を2回誤認逮捕した

府警は4月7、8両日、男性に電話で接触したが、その後も女性に脅迫メッセージが届いたため、行為がエスカレートしかねないとみて女性の安全確保を優先。同12日、脅迫と強要未遂の疑いで男性の逮捕に踏み切った。5月2日には、リベンジポルノ防止法違反容疑で再逮捕したが、この段階で送信者のIPアドレス(識別番号)の照会は済んでいなかった。

勾留中の取り調べの様子を男性はノートに記録。守口署員からは「犯人はあなたしかいない」、大阪地検の検察官からは「100%犯人だと思っている」と言われたという。

「100%犯人だ」誤認逮捕の男性、「人として見てもらえず」…大阪府に賠償訴訟検討(産経新聞) - Yahoo!ニュース

いや~、警察、検察の大失態もいいとこですねぇ。
まあイラチ(せっかち、短気なという意味の関西弁)な大阪府警らしいというか、それでも警察がやるにはあまりにも杜撰ですなぁというか。
でもさすがにねぇ、誰か「ちゃんと裏取りしろ!」って止めなかったんですかねこれ。
人の人生狂わせておいてお咎め無しでは法治国家失格、賠償訴訟は当然でしょ、というか訴訟される前に自分らで腹切って詫びなさいよ情けない。

少なくとも当事者の警官と検事はごめんなさいしろ、肉焦がし骨焼く鉄板の上で。

んで、この根底にあるのはおそらく2つの事情。
1つは被害者保護に失敗して重大事件に至ったという警察の失策があまりに多くてピリピリムードだということ。
まあこれについては「失策が多くて」というのがそもそも論外なんですがね。
組織にとって綱紀粛正ってのは常につきまとう問題だってのは確かでしょうけど、これが人的な余裕のなさからくるものだとしたら、前回のNOTEで書いた公務員削減のあおりを警察も食らってんのかなと。
そう考えるとまあ、根本的な原因を財務省の緊縮財政に結び付けられんこともないかなとか思ったりもします。

そしてもう1つは、女性は被害者で男性は加害者という風潮。
こっちが今回の本題です。

2/女=被害者、男=加害者というイメージの強固さ

例えばの話ですが。
深夜の道路で、男女が血を流して倒れている。2人の間には血のついた包丁が転がっている。
それを見て、どっちが犯人だと思います?
そのシーンをパッと見ただけでは断言はできませんよね?

もしかしたら、男がストーカーで女を襲い、そのあと心中のつもりで自傷したのかもしれない。
もしかしたら、女のほうがストーカーで、ジャパニーズヤンデレソードアタックをかまして男が反撃した結果、双方血まみれになったのかもしれない。
もしかしたら、男も女も実はただの被害者で、キ印の通り魔が現場に包丁を投げ捨てて逃げていっただけかもしれない。

ジャパニーズヤンデレソード(出刃包丁のことらしい)

何事も根拠なく決めつけないということは常識的なことですが、特にこういった非常時の現場においては大切なことでしょう。

が。

ここで「どうせこの男がやったんだろ!」と捉えてしまう人が結構多い。
そして実際にその思い込みから男を捕えてしまったのが、冒頭の大阪府警のアホボンどもです。

特に、男女を「ブサイクなおっさん」と「美少女」に言い換えるなど、ちょっと文字を変えるだけでイメージは全く変わります。
深夜の道路で、ブサイクなおっさんと美少女が血を流して倒れている。2人の間には血のついた包丁が転がっている。
ほら、ブサイクなおっさんのほうが怪しいなってなりません?

ここが問題なんです。
男イコール悪、おっさんイコールキモくて悪、というイメージが先行した結果、それを悪いことに利用される可能性がグッと上がってきてるんですね。
そしてそれが悪用される最たる例になりそうなのが性交同意の話です。

3/おそらく爆速で社会問題化する性交同意にまつわる諸問題

この文中でも言及されてはおりますが、

えん罪の懸念を払拭するためには、あらかじめ「同意書」にサインをもらっておくとか、同意している場面を録音、録画しておくべきだといった自衛手段も叫ばれている。確かに証拠の一つにはなるが、怖かったからサインをし、上辺だけ同意の言葉を述べたにすぎないと主張される可能性は残る。

きょうから変わる性犯罪規定 あとで「同意はなかった」と言われたらどうなる?(前田恒彦) - 個人 - Yahoo!ニュース

ということで、前述したようなイメージと、現実的な筋力差からすると、性交同意を後から覆すという手段においては、少なくとも表面的には圧倒的に女性有利な法律になるわけですね、はい。

当然このあたりは以前から懸念、問題視されているわけですが、そもそもの発端としてはTogetterの
『AV新法』を作った人たちが、今度は『性交新法』を作ろうとしている件について
というまとめに詳しいんですが、あの悪名高きAV新法を作ったフェミナチ連中が声を入れてるだけあって、まあ忌み子なんですよねこれ。

そして案の定というか、同意の有無がピックアップされた事件が速攻で出てきました。

この事件が性交同意に関係あるかないかはわかりませんが、あのヤフコメ民にすら

この件の事実がどうなのかは分からないけど、新しく施行された「不同意性交等罪」によってこの手の、後になって同意してないだのなんだの言われるパターンが更に恐ろしいものになりましたね、、、
痴漢冤罪とかもそうだけど、こんなの言ったもん勝ちの魔女裁判じゃないか・・・

https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/16892121306530.b5d8.00111

と指摘されている時点で、もう世間の反応っていうのはそっち向いてるよねというのが見て取れます。
そして実際にそうなるでしょう。

おそらく今後、これを悪用した様々な事件が出てくると思います。
デート美人局はもとより、離婚慰謝料狙いに妻が夫を訴えた、別れ際に金をせしめようと彼氏を訴えた、不倫相手だったけど襲われたことにして慰謝料せしめてやれ、枕営業に失敗したから性交同意のほうでハメてやれ、エトセトラエトセトラ。
そしてその報復として暴行や殺人にまで行ってしまうというのが最悪なケースでしょうかね。

4/いかにも頭お花畑で「おサヨク的」な性交同意論

そもそもですよ、性交同意についてのあれこれを整備して、性犯罪って減るんですかね?
いや、法の不備を正すってんならいいんですよ、いくらでもやってくださいって話です。
でも、法の不備を正すために他のところで不備が生じましたってのはダメでしょう。
法律を積み上げるために要になってるところを1つ引っこ抜いたらバランス失って全体が崩れました、じゃあ元も子もないでしょ、ジェンガやってんじゃねーんだから。

また、いかに法を整備しようが、ガチのレイプ魔・性犯罪者には何の関係もない話です。
法律なんて所詮は紙切れに書かれた文字、目の前で振るわれる暴力には全くの無力なんですよ。
日本の近くにもいるじゃないですか、ミサイル飛ばしてきたり、対日有害活動してくる害国が。
そんな連中を相手に平和平和とお経のように唱えたって何の意味もない、それと同じですよ。

そうじゃなくて、もっとこう別の防犯的なアプローチはなかったのかって話ですよ。
護身用にスタンガンやGPS付きブザーでも配ったほうが早いんじゃねーのって話ですよ。
そんなことしたら一般社団法人とかNPOとかコレ関係で活動してる団体様がうまい汁を吸えなくなるからやらないって話でしょうけど。
そういうところにヘドが出るってんですよ、まったく。

5/性犯罪規定が変わってからの男女関係

たとえ恋人同士、夫婦関係であっても、いつ何時どんな理由で訴えられるかわからない。
しかも訴えられたら男は圧倒的に不利になる。
おお怖い怖い。
男の立場からすれば、女と継続的な関係を築くなんてもう夢物語になるんじゃないですかね?
特に社会的地位にある男にとっては。

なので、緊縮財政不況・経済難のせいでただでさえ高くなってる恋愛や結婚のハードルが、ここでさらにグググッと高さを増すことになるんじゃないかなと。
そしてそのハードルの高さに苦しむのは恋する乙女たちではないですかね。

男にとって手を出すことがリスクの世の中って、一見すると男が「女に手を出したら(色んな意味で)人生の墓場直行」に見えますが、その実は女が「男に信用されないかぎり手を出されない社会」なんですよね。
クレジットのスコアのごとく、そこでまず出来ること・出来ないことが表出してくる。
社会的な信用度の高さが物を言うお見合い結婚社会の再来、要するに男と社会の都合しだいで女の人生が左右されるようになってくるわけで、それがさらに進むと、いわゆる従順な女の価値が上がっていくと。

‥‥なんか一周回って自由な恋愛から遠ざかってません?というかこれ日本キリスト教婦人矯風会的な純潔教育的思想じゃないですか?こんなもんを健全と言っていいんでしょうかね?

また、同意書を重んじていくようになれば、それを起点にした商売‥‥例えばですが愛人ビジネスなんてもんが興隆してきたりするかもしれませんねぇ。
愛という不確かなものでつながった恋人や夫婦より、完全に商売の女のほうが信用される‥‥。
いや~、愛ってなんなんでしょうね?

サウザーさんの時代が来た。世はまさに世紀末。

6/性犯罪は許しがたいが冤罪も許しがたい、いわんや美人局など

性犯罪は「魂のレイプ」などと言われる通り、実に陰惨な犯罪だと思います。
レイプ魔のチ●コなんかチョン切っちまえ!と思います。
なので、今回の改正で「性交等の範囲拡大で処罰が重くなった」とか「わいせつ目的で16歳未満の者を手なずける行為も処罰の対象」とか、そういうのは世情を鑑みてもまあ順当なところかなと思います。

一方で、例えば痴漢冤罪や、冒頭の誤認逮捕で捕まった男たちの名誉や損害が回復されたことって、悲しいかな、ほぼほぼ無いんですよね。
それを生み出す余地を作り出す「同意の有無を犯罪成立要件として明確化」とか、法の不備という以外に無いですよ。
そしてそれを利用して美人局を企む愚か者が出てくるわけでしょう?

そもそもね、男と女の間に国がしゃしゃり出てくるからこじれるんですよ。
明らかに刑事事件ってやつ以外は、全部当事者、民事でやらせりゃいいんですよ。
男と女の間に挟まってくる国はまるでコンドームのようだ、そんなだから出生率上がらんのだ。

“性犯罪の規定が大きく変わる”んですが、なるはやで再改正したほうがいいんじゃないんですかね?
もっと男女が寄り添えるように。
そして本当の悪人をきっちり処罰できるように。