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時代遅れな資本家と移民問題について思うところなど

私事ではございますが、このたび転職いたしました(事後報告)

事の発端は今年初めごろの企画会議、経営陣がドヤ顔して語る経営戦略とやらが、ま~、あまりに的外れというか、時勢も市況も現場も見えてないことに対して心の底から呆れつつ、このままじゃこのフネ沈没しそうだな、巻き込まれたくないな‥‥ということで早々に見切りをつけまして。
正直思い切りよすぎたかなと若干不安でしたが、転職先はさくっと見つかりまして。
まあ新しい環境に慣れるまでそれなりに大変でしたがね、HAHAHAHA。

んでまあ今回は、転職の過程&最近のニュースで思った資本家とか移民問題とかについてです。


1/資本家の夢は給料のいらない従業員

この話題については、俺氏自身でちょっと前にツイートで触れてました。

ポンチ絵のほうはマンガ「パトレイバー」より、主人公の泉が 「資本家の夢ってなあに?」と尋ねて、隊長の後藤さんが「給料のいらない従業員」と答えるという(ネットではある意味)有名なシーンです。

資本家(以下、経営者と言い換えても可)にとって従業員ってのは「金を稼ぐという自身の目的のための手足」であると同時に「賃金によって稼ぎを目減りさせる金食い虫」であり、ゆえに資本家は「労働者は低賃金で雇うもの」という思考を持ちがちです。
特に汗水垂らして働いたことのない、現場を知らない頭でっかちの高学歴資本家様がこの特有の思考に浸りやすい。現業職を誰でもできる単純労働と軽く見ているから。
実際には誰でも出来るわけではないし単純ではない労働なんですがね。

で、その極地が「そんな簡単な仕事ならバカな女でも言葉が通じない外人でもできるだろ?」という、ザ・資本家的な発想です。
彼らは差別的発想からこう考えているのではなく、より残念なことにただただナチュラルにそう思ってんですよ。
人間を辞めて、情のない金儲けマシーンになるわけですな。

資本仮面を被ると人間をやめて吸血税鬼になるらしい

2/資本家は基本的に銭ゲバ

資本家は金を稼いでナンボといえばそれまでですが、そのためならなんでもありと思っているフシが多々あります。
それが端的に現れているのって、あまり資本家とは関係なさそうなアニメ業界なんじゃないかな?という話がこちら。

旧態依然で、業界の慣習が根強く、高齢化と人手不足がモロに出ている、という日本の縮図みたいな業界、だからこそ浮かび上がるものがある。

実はこの業界、ツイッターなんかでもインボイス反対とか声を上げてる輩がよくいるんですが‥‥。
お前らさぁ‥‥ろくに構造改革もせずに、ろくに賃金も出さずに、やりがい搾取してて、一体何をほざいておるのだ?
という感じでございましてね?
反対反対言ってる連中の中には違法労働で裁判ぶちかまされた輩までいるというのが内実でね?
この搾取側が、資本家によく似てるなぁと感じます。

真っ当なやり方で稼げない、改善もできない、人件費高騰を言い訳にして旧来のやり方を改めない、そういう時代遅れな資本家がただ吸い尽くすだけの業界ってのは、一旦ガラガラポンするべきなんじゃないですかね。
いや、放っといても勝手に潰れるか。
潰れる後先、例えば技術の失伝とか外資の侵入なんかを考えるとひじょ~~~に業腹ですがね。

3/国は増税する前にきちんと徴税しろ

まあインボイス制度が正しいかというとそうでもない。
インボイス制度に関してはどうにも、わざと複雑化してはぐらかしているようにしか見えないし、複雑化で恩恵得るのは天下り関連じゃねーのというか。
いっそ、インボイス制度と言わず税制を一から全部見直していただきたいもんですな。ガソリン税の二重取りとかも。

かつての享保の改革は

幕府財政を安定させたという点が評価され、その後に同じく緊縮財政を機軸とした寛政の改革、天保の改革の手本ともなった。だが、一方で年貢増徴など農民に負担を強いる政策が行われたこと、幕府創業時あるいは(幕府政治の再建に熱心であった)5代将軍綱吉時代初期を範と考える余りに現実の社会の流れに一部で逆行する政策が見られたこと(「流地禁止令」のように数年で廃止せざるを得ない法令も出た)、享保年間中期以後に財政再建や物価対策を急ぐ余り「一時凌ぎ」的な法令を濫発したことなどは、却って幕府・将軍の権威を弱め、社会的な矛盾を後々に残す結果となった。

享保の改革 - Wikipedia

と評価されておりますが、さあ阿呆岸田の改革はどうなることやら。
すでに各方面からさんざん痛罵されとりますけどねぇ。

普段はおとなしいものの、一旦キレたら怖いのが日本人。
いい加減にしておかないと、スパルタクス君と化した一揆衆がゴキゲン笑顔で向かってくるぜよ。

さあ、圧制者よ。傲慢が潰え、強者の驕りが蹴散らされる刻が来たぞ!(ニッコリ)

あと税金というとこういう話もありまして。

ソフトバンクは申告漏れ以外にも租税回避して法人税逃れ(2兆円稼いで法人税500万円というアレ)してたりするわけですが、この手の悪行からも察せられる通り、世の資本家連中の頭の中は、いかにして安い労働力で搾取するかということと、いかにして税金を納めずに金を手元に残すか、そういう、人の道を外れた考えでいっぱいなんですな。

言ってることは同じでも、ギャグマンガゆえ因果応報オチになる両津勘吉のほうが万倍マシ

増税する前に、こういう輩からきちんと徴税するほうが先決だろ!と思わずにはいられんのです。

ついでに言うと、行政改革とやらで公務員も削減されたわけですが、そのせいで監査能力が大きく落ちていると思うのはたぶん気の所為ではないと思うんですよ。

マスメディアが、あるいはそのスポンサーが、経団連が、行政改革が必要だの小さな政府が望ましいだの言い続けた裏には、いろいろな不正を見つけられないようにしよう、公務員という監視の目を減らしてやろうという企みもあったんじゃないかな~と、東京都の監査能力が皆無だったことが暴露されたColabo問題あたりで強く感じたわけです、はい。

歳出削減、行政改革を徹底し、必要となる税負担増を極力小さくすることを目指す「小さな政府」路線を採った‥‥のは小泉内閣なわけですが、そのブレーンとして関わったのが竹中平蔵ってわけで、まさしくこいつが諸悪の根源という感じでしょうかね。
年金廃止してベーシックインカムとか言い出してるし、ほんとタチ悪いなこの奴隷商人。

なので、積極財政と大きな政府への転換というのは、竹中平蔵の悪行へのカウンターとして、そして今後の日本にとって必要な政策なのではないかな、と思うしだいであります。

4/設備や教育への投資を怠るなかれ

昨今の人手不足に対する俺氏の回答は、こうです。
自動化できるものはなんでも自動化、省力化できるものはなんでも省力化、手間を一つでも省いて、そのリソースを他のものに突っ込もうよと。
で、そのシステムを組み上げるのが資本家の仕事でしょ?ってことです。
大事な働き手をろくな教育も施さずに使い捨てて、テメーばかり楽しようとするんじゃねえ!と。
まして、わざわざ外国から人を呼び寄せて治安を悪化させるとか、アホなの?バカなの?と。回り回って困るのはお前らだぞ!と。

ちゃんと考えてる企業もあって、例えばニトリなんかがそうです。

ニトリって対中国的な企業姿勢とかあれやこれやのせいで個人的にはあんまりイメージよくないんですが、この企業戦略自体には見るべきものがあります。
従業員は賢くなり、システムは高効率化され、それによって利益は上がり経営状態は良くなり、結果的に資本家は儲かる。
誰かが誰かを一方的に踏みつけるのではなく、互いが互いの利益のために動ける。
これが健全な資本関係ってやつなんじゃないでしょうかね?

竹中平蔵と孫正義はニトリの爪の垢を煎じて飲むように。

5/日本人が持つ、移民に負けない価値

働く側もまた、賢くなる必要があると思います。
資本家に一方的に搾取されないためには、どこでも通じる知識や技能があることが肝心。
「へっ、こんな待遇の悪いとこで嫌々働かなくても、オレを求めてくれる職場は山ほどあるんだぜ!あばよ!」が出来るようになるのが理想です。

ただここで、日本人特有の引っ込み思案というか、敗北主義な面が出やすいと思いました。
「日本は外国人労働者に対して冷淡で、賃金も昨今の相場と低成長のせいで目減りしている、日本は外国人労働者に人気がない」などと言われつつも、確実に増えている外国人労働者。
右も左も分からない外国で、その国の言葉で話して、その国の人とコミュニケーションとって働こうっていう彼らのバイタリティ、金儲けへの情念は、そこらの日本人よりも正直言ってかなり上です。

この時点で、「自分にはそんなことできない‥‥」と思って負けたと感じてしまう人、結構いるのではないかなと思います。
でも、ですよ。
日本人の皆さんは、そもそも移民に負けない価値をお持ちです。

それは日本人である、ということです。

なんでそんな当たり前のことが価値なの?と思うかもしれませんがこれが一番大事なことです。
高等教育であるはずの高卒はおろか大卒が普遍化しているから基礎学力や基礎知識は十分ある。
語学教育が必要になるわけでもない。
コミュニケーションで外国との文化や風習の違いに悩むこともない。
安易に犯罪に走ることもない。

まあ、中にはいるでしょうけどね。話が通じなかったり、教育が必要になるレベルであんぽんたんだったり、社会常識に欠けていたり、安易に犯罪に走ったりする輩は。
でも、それでも大半はまともで真っ当です。
わざわざ外国人労働者を入れて住処を用意したり教育をしたりしなくてもいいんですよ、資本家が時代に応じた投資をして、真っ当な賃金を払うなら。
あとは「今より上の環境を求めていく」だけで十分なんですよ。

ただまあ、俺はバカだしもうやり直しもきかないし‥‥と腐ってる人もいるかもしれないので、そういう人にはこの言葉を捧げましょう。
「社会に不満があるなら自分を変えろ、それが嫌なら耳と目を閉じ口を噤んで孤独に暮らせ、それも嫌なら‥‥!」

y=ー( ゚д゚)・∵. ターン

6/無能な資本家は切り捨ててしまえ

「お前の代わりなどいくらでもいる!」も昔話になりまして。
今は「お前の代わりはどこにもいない!」なんですね。
ナチュラルに上下関係が逆転したわけです。

ただ逆転した理由が労働人口減少っていうのが業腹なところで、その解決策の一つとして、自動化できるものはなんでも自動化、省力化できるものはなんでも省力化、手間を一つでも省いて、そのリソースを他のものに突っ込んで、そういうシステムを組み上げるのが資本家の仕事だ‥‥と言いましたが、無能で時代遅れな資本家はそれができない。
だから言うことを聞く安い労働力として、安易に移民を求めるわけですね。
それが社会にどれだけの悪影響をもたらすかも考えずに。

そんな無能で時代遅れな資本家は、もうね、さっさと切り捨ててしまうべきですよ。
赤信号、みんなで渡れば怖くない。
経営赤信号、みんなで辞めれば怖くない。

農業や畜産業みたいに利益が出しにくいけれど社会にとって必須という業種に関しては、大きな政府に転換して、いろいろ補助入れればいいって話ですしね。

7/自分の利益のみを知る人間は、きたならしい。

「ブッダのことば」でこんなものがあります。

今のひとびとは自分の利益のために交わりを結び、また他人に奉仕する。
今日、利益をめざさない友は、得がたい。
自分の利益のみを知る人間は、きたならしい。
犀の角のようにただ独り歩め。

ブッダのことば スッタニパータ

竹中平蔵とか孫正義とか、ブッダから見たらすんごい汚らしい人間なんじゃないですかね?
まああの醜悪な面構えからは、ドス黒い本性が見え隠れしてますが。
また一方で、安酒飲んでクダ巻いてるだけの向上心のない人達もまた、自分の利益のみしか知らないのではないでしょうか。それはきたならしいそうですよ。

四方のどこにでも赴き、害心あることなく、何でも得たもので満足し、諸々の苦難に堪えて、恐れることなく。
常に心に向上心。
さあ、明日もお仕事がんばりましょ。