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福祉のきれいごとと現実と限界と悪(Colabo、財務省)について思うところなど

最近のニュースや話題について、福祉政策面からぽつりぽつりと思ったことをまとめました。
いつもの風呂入りながら考えたやつです。内容はおおむねタイトル通りです。

1/福祉が持たん時が来ているのだ!

シャア「地球が持たん時が来ているのだ!」
アムロ「人間の知恵はそんなものだって乗り越えられる!」
シャア「ならば今すぐ愚民どもにその叡智を授けてみせろ!」

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

はい、こちら「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の有名なワンシーンですね。
知らない人のために軽く説明すると、初作の「機動戦士ガンダム」以降、なんやかんやあって人間に絶望して、小惑星を地球に落として人を住めなくしようというのがシャア。それに対し、シャアを止めて小惑星を破壊しようとする主人公のアムロ、という構図です。まあ、シャアの本音はなんやかんや因縁のあるアムロとサシでケリをつけたかっただけ、という考察もあるんですがそれはここではさておいて、この台詞と同じ状況が現代日本の福祉で起きていると思うんですね。

2/福祉には金と時間と人手がいる

福祉には金と時間と人手がいります。何を当たり前のことをと言われそうですが、このどうしようもない現実から目を逸らしているからこそ、今のこのクソデカ問題に発展していると思うんです。

奇しくも現代日本では、労働環境改善だ生産性向上だ効率化だDXだと言っているわけですが、それはあくまで元々プラスだったものをもっとプラスにするためのものです。
福祉はそうじゃない。対象者は怪我や病気や貧乏やその他諸々の事情を抱えてマイナスになってて、それをなんとかこれ以上マイナスにならないように、あわよくばプラマイゼロかプラスに持っていければ‥‥という気の長い仕事です。

普通の人はスタートラインに立って、位置についてよーいドン!ができます。
けれど、福祉対象の人は、肉体的にせよ精神的にせよ経済的にせよ、まずスタートラインに立てない。周りが引っ張って押し上げてやっとスタートラインにつきました、さあ!というところで今度は走れませんどころか立てません歩けませんとくる。当然ながら根性の問題とかでもないわけです。おまけに個別に事情が違うから効率よく対応とかとてもとても。スタートできるのはいつのことか、ましてやゴールラインを越えるとなると、さてはて。

俺氏の実体験としても、その昔、友人が骨折して車椅子に乗ってたとき、階段昇降の手伝いをしたことがあるんですが、ほんの2、3週間ほどの間でもまあ大変でした。
それに福祉といってもこうした直接的(物理)なものだけではなくて、犯罪被害者支援だったり貧困支援だったり、めちゃくちゃセンシティブで難しい話だっていろいろあるわけでしょう?そう考えると、福祉関係で働いている皆様は本当に大変だろうし、すごいなと思います。
ともあれ、こうして予算にも時間にも人員にも限りがある中で、福祉関係の人たちのたゆまぬ努力によって、今までなんとかやってこれたんです。
が。

3/Colaboはこの世で最もドス黒い悪

福祉行政からすれば、予算にも時間にも人員にも限りがあるなかで、専門家を擁した社団法人やNPOが自分たちのお仕事の肩代わりしてくれるというのなら、これほどありがたいことはなかったでしょう。特に障害者とか女性関係とかはこう‥‥非常にセンシティブですから。とっっっっても大変だと思います。
そうした現場の苦労が少しでも軽減されるならと、専門家の助力があるならと、もしかしたら書類や予算に多少の都合をつけるくらいは是認したかもしれません。

けれど、その社団法人やNPOはモドキだった。いやモドキ以下の詐欺師、チスイビルだった。公金にたかり血税から絞り出された予算をチューチューと啜り、あげく政治屋などとつるんでスキームまで組み上げる始末だった。

このColabo問題において、行政側に落ち度があるとすれば、社団法人やNPOの監査を徹底しなかったことでしょう。自分たちの仕事が楽になり、また世の中が回るならそれでいいという姿勢を怠慢だと言えばそうでしょう。反省しろよ東京都。
ですがね。世の中、まず騙す方が悪いんですよ。それも善を装う悪が一番ドス黒い悪なんですよ。

いっそここで言い切りましょう。
Colaboはこの世で最もドス黒い悪なんですよ。

こいつらのせいで、今まで真っ当にやってきた関係各方面や団体や個人が大変迷惑を被ることになるわけですから、きっちりと、落とし前をつけさせませんとね。

4/福祉トリアージの是非を問う

起こってしまったことは仕方がありません。この先、どうすればいいのかを考えましょう。
先にも挙げましたが、まずは社団法人やNPOの監査を徹底すること。仕事を投げるんですからその結果をしっかり把握するのが行政の仕事ってもんです。そんなだから騙されるんですよ。
ついでだからNPOの悪用防止に向けた改革もやってもらいましょうか。

一方で、限りある予算、時間、人員。それが少子高齢化の弊害によって、より限りあるものになっている現実があるわけです。そしてそれらを増やすことも難しい。
すると当然のことですが、助けられる人間の数は減るでしょう。
この少子高齢化を災害とみなすならば、それこそ災害時と同じように優先順位を‥‥疾病の度合いや緊急性に応じた振り分けを行わなければならなくなることでしょう。
なので、福祉にもトリアージを導入することを検討というのはどうでしょうか。

で、まあ真っ先に切れるのは高齢者関連の福祉ってのが妥当な線じゃないかと思います。
先日、某N氏の集団自決発言が炎上したというニュースが流れましたが、時代はもうそういう退っ引きならないところまで来たんだぞという現れなのでは、という感が強いです。
ああ、あれに関しての感想は、某N氏に対しては「直截に言い過ぎィ!」、伝えるマスメディアに対しては「おいィ!歪めて報道してんじゃねーぞ!」というほかないですがね。他にどう論評せいと。

5/やはり全ての元凶は財務省である

そもそもですな。世の中の景気が良ければ、福祉に多少おぜぜを取られたところで痛くも痒くもないわけですよ。でも今は五公五民状態で、財務省幕府がかけた重税が国民生活に重くのしかかってるわけじゃないですか。
だからこういう意見がスッとでてくるんですよ。

財政出動なり減税なりをする。そうしてまず景気を良くする。
そうすりゃ解決する問題はたくさんありますよ。
逆に緊縮財政続けて増税しようものなら悪化する一方なのは目に見えてますよ。
Colabo問題の主犯はもちろんColaboで、共犯はColabo周辺のNPOやフェミニストと東京都なんですけど、その土台を作って幇助しまくってる極悪非道が財務省ですよ。
さっさと財務省解体して歳入庁にしちまえって思いますね。

6/現実「コッチヲ見ロッ!」

なにかとセンシティブなことを避ける風潮にある昨今ですが、それってどうにもこう‥‥健全とは思えないんですよね。LGBT関連のあれこれとか、批判したら「お前は差別主義者だ!」って頭悪いとしか思えないんですけど、まあ人間って基本的には嫌われたり悪意に晒されたりするのを怖がるもんですからね。俺氏みたいに「えっ俺氏を訴える?裁判面白そう!オッケーやってやんぜ!」なんてノリで生きてる人はそうそうおらんでしょうし。
ただ、そうやって避けて避けてをしてきた結果がここで一気に吹き出てきてる気がします。

シアーハートアタック

ジョジョの奇妙な冒険のシアーハートアタックじゃないですが、現実が日本という国の首根っこを引っ掴んで「コッチヲ見ロッ!コッチヲ見ロッテイッテルンダゼ!」って言ってるくらいのレベルじゃないでしょうか。
なあなあで済ませられる時間はもうとっくに過ぎました、時間切れです。
粛々と、やるべきことをやれる人間が必要な時代なんじゃないですかね。

ああ、岸田や小池じゃ無理です。あれらは器じゃないでしょ(笑)