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チョコモナカジャンボは朽ちない

糸井重里さんが作ったMOTHERというスーパーファミコンのゲームは、度々「不朽の名作」と称される。
わたしはそれで「不朽」という言葉を覚えた。
不朽とは朽ちないということだ。
この世の多くが朽ちたり忘れられたりする中、朽ちないものというのは大変素晴らしいと思う。

仕事終わりにホームセンターまで散歩することになったので、お供にチョコモナカジャンボを買った。
チョコモナカジャンボは、安くてシンプルだけどなぜだろうか、めちゃくちゃ美味い。
これこそ、朽ちることない最高のアイスだと思う。

オットはさっきCMで「バニラモナカジャンボはただのチョコなしのモナカじゃない」みたいなことを言ってたのを真に受けて、バニラモナカジャンボを買った。

歩きながら撮ったので気付かなかったが、モナカの背景の鳥の糞がすごすぎる。
気分悪くされた方、お詫び申し上げます。
が、私はとんでもないやつなのでモザイクなどの加工もせず、このまま載せることにします。

チョコモナカジャンボは皮がパリパリのやつとしなしなのやつがある。これは運だ。
誰かがコンビニのやつはパリパリ率が高く、スーパーは低いと言ってた気がする。
ちなみにスーパーで買ったが、わたしのはパリパリでオットのはしなしなだった。
やはり運だと思う。

皮がしなしなゆえの、オットのバニラモナカジャンボの端っこ。 
パリパリ皮ならこんなふうにはならない。
切ないもんだな。

私のを一口あげると「やっぱりチョコモナカジャンボだな」と、ぼそっとオットが言った。
切ないもんだな。

なんやかんやして、二人してぺろりと平らげる。
わたしは割りときれいに食べられたが、オットの袋はベタベタ。
さらにズボンにバニラが一筋たれていたのを、無言でタオルで拭いていた。
これもしなしなの皮の弊害だろうか。
あれはあれで美味しいが、やっぱりパリパリが美味いよな。

歩きながら食べるというのは本来、行儀が悪いかもしれない。
しかし、この悪いことをしている感が更に美味しくさせるのだ。
座って食べるという常識を取っ払って、立ちながら、歩きながら食べる至福の時間。
食べ歩きと、朽ちないアイス「チョコモナカジャンボ」との相性の良さは爆発的である。

ホームセンターでは目当てのものがなく、戦利品はゼロ。
店を出て丁度くらいに雨が降り出し、雷が鳴り出し、急いで帰宅。
オットは帰宅早々、謎の腹痛でトイレにこもる。
チョコモナカジャンボを選ばないと、こういうことになるかもしれない。

森永さんに対しての後味が悪いので補足。
オットに一口もらったバニラモナカジャンボは、たしかにただのチョコ抜きのモナカジャンボではなくバニラが結構旨いモナカジャンボだった。
間違いなく影のファンもいるであろう、CDのB面のようなアイスであった。
(今度はパリパリのバニラモナカジャンボにあたりますように)


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