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『インテグラル入門』のP95までをざっと読むことをお勧めします【”わたし”目線のコラム vol.3】社内チャットより

※前置きはコチラ

みなさん、おはようございます! トグルの語り手である、ストーリーテラーこと『S』です。普段は、よしもりさんへの誤解や勘違いを解くことを存在目的とし、トグルという物語の語り手を務めています。その役割とは違い、この企画では『通訳者』として普段と違った目線から、コラムを書いています。

早速、本題です。りかこさんの連載企画【”わたし”目線のコラム 】の、Sが目撃したトグルの文化を象徴するような出来事を紹介しますバージョンです。9月8日のチャットより、全体会議後のバータイムをどんな時間にするかという相談のやりとりを未編集のまま、個人が特定できないよう配慮したうえで、時系列にそって紹介します。

バータイム設計のスレッドより

A:9/20(火)の全体会議後のバータイムに向けて、まず合宿終わりまで、思いつくままにアイデアを出し合いたいです。まずは雑多にこのスレッドに投げる形で良いと思います!皆さんから聞けたご意見を都度投げるのも良いと思います!いかがでしょうか。

・人数を分けたい
・3人ずつぐらいのグループにする
・発言していない(しづらい)人の発言の機会を増やす
・発言のハードルを下げる
・食べながら、飲みながら、少人数で
・発言内容は仕事のことでも、それ以外でもOKとする
・ルールは互いにリスペクトを持ち、誹謗中傷にあたらないこと、だけ。

そもそもアンケートとってみますか? 仕事としてのバータイムが必要だと思う人、仕事じゃないバータイムが必要だと思う人、いずれにしてもバータイムは不要だと思う人など

K:買いだしする場合には予算つけますから言ってくださいね

B:バータイムを社内広報と捉えると、視点変わりますよ。広報手段がイケてないのか。コンテンツがイケてないのか。この問を設定してみましょう。

J:ありがとうございます! アンケートとるの賛成です! 会議後のバータイム時間を何の為に設けてたのかも、私の中で分かっていなかったので、、、

B:issueからはじめよ! ドヤァ、、、。全てのタスクに問とテーマを持ってください。そしてストーリーを語ってください。

A:issueからはじめていませんでした!!

C:私が最初にバータイムを設けた経緯は以下です。入社する方が多かったので、心理的安全性や働きやすさを形成するために、話したことのない人と話す機会を作る。オフィシャルな飲み会は準備、時間、お金がかかり開催する側も参加する側も負担が大きいので、移動時間なし1時間一本勝負みたいな形式であれば飲みニケーションをコスパよく担保できそう。ちなみにメンバー同士のコネクションが多様であれば多様であるほど、また雑談が適度にあるほどクリエイティブな組織になることは様々な論文で証明されてます。どのように仕組み化して、かつメンバーの負担が少ない形でメンバー同士のコネクションを形成するか、という問を持ってもらえるとよいと思います。

A:いただいた情報とご意見をもとに本日、Jさんと壁打ちします!

C:バータイムも、何色の視座で問うか、が大事です。

A:バータイムを継続するのであれば、入社間もない人たちがレッドの心意気で自発的に質問をどんどん投げられるような環境づくりが必要だと、現段階では考えております!

K:インテグラル入門の「P95ページまで」をざっと読むことをお勧めします

C:バータイムとは?

赤→どうすれば楽しさや新しい刺激が得られる会出来るか(自己中心的)
靑→メンバーの団結力を上げるためにはどうしたらよいか
オレンジ→事業の成長につなげるためには
グリーン→新しく入った人で馴染めてない人はいないか
ティール→豊かな体験が個人の成長を促し、同時に事業の成長にもつながるのではないか

K:バータイムとは? 懇親が目的で個人の内面の視点で考えた時

赤→どうしたら個人が言いたいことを言える会にできるか(個人)
青→どのようなルールがあれば、参加メンバーが楽しく懇親できるか(ルール)
オレンジ→バータイムは一回なくしてしまえばいいのではないか(疑い)
グリーン→全員が意見を尊重して、幸福感にみたされた懇親になるか(平等)
ティール→全メンバーがそれぞれ自然と自発的に自分の内面を言語し共有できるテーマはなにか(自然で柔軟)

A:皆さまありがとうございます。議事録にJさんから今日の壁打ちで決まったバータイムの方向性をあげました。「レッドからの提案」として、「こんなバータイムであれば、楽しさや刺激が得られるのではないか」を実際にやってみる。ブルー以上の視座でフィードバックをいただく。私達もブルー以上の視座を持ち、バータイムを振り返る。このような流れにしたいと考えています。

(チャット終了)

※この記事を入社前に読んだというかたは、その感想や疑問を面接の場でシェアしてもらえると、うれしいです。

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人事考課制度にインテグラル理論を持ち込みました(※実験的運用)。

誤解のないよう付け加えると、決して、チャットのなかが毎日こんな感じ、というわけでは、ありません。自分以外のメンバーへ向けて何かの相談が書き込まれると、ときどき、上記のようなコミュニケーションが生まれます。

そもそも『インテグラル入門』って何? どんな内容の本? という疑問があるかもしれませんが、詳しくは、また別の機会に。該当の書籍はコチラです。

もしかしたら、どこかのタイミングで採用&広報のりかこさんが、そのテーマの記事を書いてくれるかもしれないし、書いてくれないかもしれません笑。その機会を待たず、次に少しだけ頭出します。

21世紀の米国を代表する思想家に、ケン・ウィルバーさんがいます。

彼は、ある壮大な理論を唱えました。それがインテグラル理論です。

インテグラル理論は、人間・組織・社会・世界を理解するための包括的な地図であると言い換えることができます。こうした地図を習得することにより、様々な課題や主題にとりくむ際、特定の限定的な専門的・理論的な立場にとらわれることなく、包括的な視野から対応することが可能となります。

出典◆https://integraljapan.net/about_integral.htm

この理論をトグルは人事考課制度に持ち込み、実験的な制度運用をしています。実験的と言ったのは、不完全であり、制度やフォローに未整備の部分が残るからです。「これで果たして、よいのだろうか」という迷いが、ゼロなわけでは、ありません。それでも運用に乗り出したのは、不完全で未整備な現状をネガティブなことではないと、トグルが考えるからです。これは、トグルが大切にしている価値観の話に、つながっていきます。

予告/トグルでは、失敗を歓迎しています。

【私が目撃したトグルの文化を象徴するような出来事を紹介します】シリーズの次回(不定期です)のテーマは「トグルでは、失敗を歓迎しています。」です。お楽しみに。


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