見出し画像

付箋02/創造的自信をもう少し解説してほしい【”わたし”目線のコラム vol.10】経営戦略会議より

皆さん、こんにちはの時間帯ですが、おはようございます! トグルの語り手である、ストーリーテラーこと『S』です。普段は、よしもりさんへの誤解や勘違いを解くことを存在目的とし、トグルという物語の語り手を務めています。

トグルの代表を務める、伊藤嘉盛よしもり

その役割とは違い、この企画では『通訳者』として、普段とは違った目線からコラムを書いています。

この企画は【Sが目撃したトグルの文化を象徴するような出来事を紹介します】というシリーズです。昨日に続き、本記事で取り上げるのは、全体の経営戦略会議より、新たなクレドの共有と質疑についてです。

経営戦略の全体会議で共有された、新たなクレドの共有と質疑についての図解の一部

いくつも挙がった質疑を振り返り、よしもりさんに再度、説明してもらいます。今回、取り上げるのは以下です。

トグルの思考五ヶ条の一つに『僕らなら、もっと出来る』があります。

その根源にあるのは『創造的自信を持とう』です。創造的自信? ナントナク、わかる気もしますが、人にって解釈が違ってきそうな気もします。そこで改めて、よしもりさんに解説してもらいました。でも、いわんとするところは全体会議で答えたときと同じで、下の付箋の通りだとか。

全体会議で回答した、よしもりさんの付箋

この付箋の言葉、実は、よしもりさんのオリジナルの表現では、ありません。引用元があります。という『こぼれ話』を今回は少しだけ。


こぼれ話/創造的自信について

メンバーの皆さんはご存じかと思いますが、私Sは、よしもりさんと対話し、彼の考えを言語化する取り組みをしています。それが『@トグルという物語』です。そのエピソード3にて、よしもりさんが極めて大切にしている価値観を紹介しました。次のセリフです。

社会は、どうにも動かない静的なものではなく、僕らの手で変えることが、できるんだと。もし世の中の不条理、不便さ、不可解なことに、あなたが気づいたら、批判や不満をもらして、やりすごすのではなく、それを解決する実践者になれるかもしれないと考えてみてほしい。私が、トグルで働くメンバーに期待するのは、メンバーの一人ひとりが事業経験を通じて「自分は世界を変えられる」という創造的自信を獲得することです。

線は、引き直せる@トグルという物語/エピソード3より

このセリフは、実際の対話の最中に、よしもりさんのクチから出てきたものです。自分が大切にしたい価値観を『創造的自信』という言葉で、よしもりさんが表現したとき、その場で言葉の意味をインターネット検索しました。調べて見つけた言葉の意味をたどると、よしもりさんの意図と、ほとんど同じ意味で『創造的自信』を使っている先人がいたのです。それが、IDEOのケリー兄弟でした。

IDEOとは

米国に本拠地を置く、デザインファームの世界最高として知られる存在が、IDEO(アイディオ)です。米国の6都市以外にも、ロンドン、ミュンヘン、上海、東京などに拠点を持つとされています。IDEOは『デザイン思考』という言葉の生みの親としても有名で、発端は1990年代のことでした。

ケリー兄弟とは

IDEOは、4つのデザインファームから創設されました。そのうちの一つが、David Kelly Designです。David Kelly(デビット・ケリー)は、デザイン思考というキーワードを世の中に広めた一人です。デビットには『トム』という兄弟がいます。二人のことを指した愛称が、IDEOのケリー兄弟です。

よしもりさんが見つけたWEB記事とは

私との対話の最中に、よしもりさんから『創造的自信』という言葉が生まれ、それをインターネット検索したとき、その結果にヒットした記事のなかで、次のような表現がありました。

創造性への自信(Creative Confidence)とは、自分をとりまく世界に対して、自分は変化をもたらす能力があると信じることです。やろうと決めたことを達成できるという確信です。この自信、つまり自分の創造力を信じることがイノベーションの中心にあると私たちは考えます。

引用元:WEBサイト『UX MILK』の記事、自分の創造性に自信を持つということより

お気づきかと思いますが、先の付箋の回答そのものです。つまり、こういうことです。

原文も下に掲載しておきます。

at its core, creative confidence is about believing in your ability to create change in the world around you. It is the conviction that you can achieve what you set out to do. We think this self-assurance, this belief in your creative capacity, lies at the heart of innovation.

引用元:WEBサイト『UX Booth』の記事、Creative Confidence: A New Path to Inspirationより

この言葉は、ケリー兄弟の著書から引用されています。著書のタイトルは『Creative Confidence』です。この英語は『創造的自信』と和訳することができます。よしもりさんの表現を左に、ケリー兄弟の本の和訳を右に並べてみると、こうです。

意図せず対話を繰り返したことで生み出された、よしもりさんの言葉や表現は、違う場所で、まったく異なる分野の先端を走っている人の言葉や表現と、驚くほど似ていたのです。対話の最中、とくに赤字部分の共時性、シンクロニシティに気が付いたとき、よしもりさんと私は静かに沸きました。なんという偶然なのか。不思議な体験でした、という『こぼれ話』でした。

-------✂-------✂-------✂-------


予告/胸を張れる言動とは?

【Sが目撃したトグルの文化を象徴するような出来事を紹介します】コラムの次回テーマも、トグルの経営戦略会議より、新たなクレドの共有と質疑です。次回は、胸を張れる言動とは何かを確かめようとするメンバーの付箋を取り上げます。

お楽しみに。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?