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暖房費の節約に練炭を使って緊急搬送…Twitterで話題になる電気代ネタあれこれ

最近、電気代高騰のニュースが世間を騒がせています。誰もが利用するライフラインだからこそ、Twitterでも電気代との付き合い方に関するさまざまなツイートが拡散されやすい傾向にあります。

ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)がお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」、今回のテーマは「電気代」です。

最近の電気代がヤバい

昨今の電気代の明細を見て、過去と比べて上がり幅に驚いている人も多いのでは。社会情勢の変化による燃料費高騰や、円安による発電コストの上昇の影響が、家庭を直撃しているようです。

そんな中、Twitterでは「電気代バトル」と称して2023年1月分の電気代を報告し合う投稿が盛り上がりました。

Twitterユーザーからは「先月は37000円だけど今月は65554円」「日頃2万前後なのに86854円」「家に10年住んでいる中で初めての値段」など嘆く声が相次いでいます。過去と比べて電気の使用量が変わらないのに価格が上がっていることに対する怒りの声も。

同時に「薪ストーブに助けられてる」「熱燗を飲むのがいい」など、節電のために各人が試しているライフハックの共有も盛んに交わされました。

電気の選択肢は増えたけれど

2016年に電力の小売が全面自由化したことによって新しく参入した電気事業者、いわゆる「新電力」に関する話題もたびたび注目されます。

新電力という選択肢が増えた時に注目されたのが、日本卸電力取引所(JEPX)の価格に連動して電気料金の単価が決まる「市場連動型プラン」です。市場価格が安い間は、通常に比べて電気料金を抑えることができると話題になったプランですが……。

2021年の1月に、TwitterユーザーのSINY@しにぃ(@SINYsan)さんが投稿した、JEPXの取引情報を元にした電気の市場価格の変化を示すグラフが注目されました。

グラフによると2020年の12月から2021年の1月にかけて電気の市場価格が急上昇しており、SINY@しにぃさんは「市場連動型で契約していて1月の電気代で泣く人がけっこういそう」とコメントしています。

こちらの投稿について、実際に市場連動型プランを契約しているという人から、「電気代が1日5000円超える」「今月10万円コース」との悲鳴が多数あがりました。なかには「日中の全時間帯でふだんの10倍超えの電気代」という報告まで。

新電力に関しては、契約していた電力会社から「サービス終了のお知らせ」が突然送られてきたという投稿が話題になったこともあります。投稿主のはく(@Ri_neL)さんは、「電気のサ終」という珍しい事態に思わず「ソシャゲかい」というツッコミを入れています。

新規の電力事業者が倒産したり、事業撤退したりするといった事例は複数発生しており、同じような「お知らせ」がきたというユーザーの報告も相次ぎました。また、突然の「サ終」のリスクがあることから新電力の利用を足踏みしているという人の声も見られます。

電力の小売自由化により選択肢は広がりましたが、比較的新しい制度ということもあって予期せぬ落とし穴があることが分かる例です。導入を検討している人は、Twitterの体験談が参考になるかもしれません。

電気の節約が命にかかわる事態に

電気代とセットで話題になりやすいのは「節約とQOLのバランス」の話です。
特に、電気代の中でも大きな割合を占め、かつ命や健康の維持に直結する要素にもなりうる「空調代」についてのネタは尽きません。

夏場になると、クーラーの使用を控えたことで熱中症になってしまった人のニュースが毎年のように流れます。この点に注目し、電気代と熱中症になった場合の費用を比較したツイートが話題を呼びました。

ベルカ宇宙軍(@noradjapan)さんがツイートとともに投稿したイラストでは、14時間クーラーをつけ続けた場合の電気代は数百円単位だと説明。これに対し、熱中症で入院した場合は、数万円の費用がかかることもあるとしています。

もちろん、使用状況や電気の価格変動、適用する医療制度によって条件は変わるでしょうが、ほとんどの場合でクーラー代のほうが安上がりになるはずです。

冬場については、あるTwitterユーザーの知り合いが、暖房費を節約したいがために部屋で「練炭」を焚いて暖をとろうとした結果、緊急搬送されたという仰天のエピソードが拡散されたこともあります。

電気代を節約したくなる気持ちも切実に分かりますが、とはいえやはり命あってこそ。節約によって発生する問題やデメリットを考慮した上で、慎重に行いたいところですね。

まとめ

電気代は誰にとっても生活と切っても切り離せない話題だからこそ、Twitterで拡散される話の種類も多様です。「なぜこんなことに?」と、つい他人の事例をのぞいてみたくなるポイントが多いこともまた、定期的に拡散され続ける一因となっていそうです。

電気代に関して何か疑問を持った時は、Twitterで似たような事例が話題になっていないか探してみるとヒントが見つかるかもしれません。

以上「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした。この連載は毎週月曜日に更新中。これからもTwitterから見えた興味深いトピックを解説していきます。
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