オセロをしても、ひっくり返らないということ
King & Princeが表紙のMyojoで海人くんはそう話していた。
そう、この月。
未読の方はアーカイブをぜひ手に取っていただきたい。今は電子もあるみたいだよ。
ふたりでルームシェアをしたいか、したくないかが対談の前と後でれんかいそれぞれの意見が反対の結果になった、というふざけていた流れで出てきた言葉ではあった。
れんかいは対照的であることが美しいと感じることか多々あるし、本人たちもそのような発言を時折している。
「俺たちは全然違うから」と。
今回は最近ふたりが対照的でいいなと感じた、そういう話をしたい。
プレミセ!の最終回の話
3月で終わってしまったプレミセ!
(旧少年倶楽部プレミアム)
最終回にはふたりが歌いたい曲をカバーするコーナーがあった。
廉くんは昔NHKで観て歌えるようになりたいと思った、斉藤和義さんの『歌うたいのバラッド』を選んでいた。
これまでの少クラはもちろん朝ドラのおかえりモネやわげもん、とまビなど、廉くんはNHKのお仕事が割とあった。長年のそういうつきあいなどに対して、いったん一区切りというようにNHKへの感謝を伝えてるかのような選曲に見えた。
海人くんは廉くんとふたりでカラオケでも歌ったことのある、Mr.Childrenさんの『シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜』を選んだ。
自分たちのファンがどういうものを観たら喜んでくれるかという視点と何より自分が楽しいと思える仕事をしようという姿勢が伺える選曲をしているように見えた。
ちなみにMyojoで「シーソーゲーム」というワードが出てきたという冒頭の話は、プレミセ!きっかけなんじゃないかと思っているし、1995年の曲を選んだことも自身の主演ドラマに引っ掛かっており偶然ではないような気がしている。
そうやって、いつかのフラグになるようなことを残してくれるのが海人くんはうまい。
最終回放送後に更新されたInstagramもよかった。
ストーリーズで手書きメッセージとお花を持った海人くんとの2ショット写真を載せてくれた廉くんと自分の言葉で気持ちをしっかりフィード投稿で伝えてくれた海人くん。
俺たちはもう歩き始めているよ。
止まっている時間なんてないよ。
そんな未来を感じさせるような空気と、ふたりでファンをコントロールしている感じがあった。
良い番組が終わってしまったことは残念だったけれど、れんかいはいつだってキラキラしていて頼もしい。そんな前向きな気持ちになれた。
自身で発信するコンテンツの話
先ほどInstagramについて触れたけれど、そもそもSNSやwebの使いかたも異なっている。
廉くんは毎日歯ブラシが添えられた写真を使って朝のあいさつをするのがお決まり。
フィード投稿もかなり頻度が高い更新をする。
現実に存在する場所に永瀬廉がいて、リアルの写真のはずのに、なぜかフィクション感がある。
それでいて、カメラロールからすっと出してきたような、等身大を感じさせるような雰囲気がある。
一方、海人くんは架空の生きものを育てているのにノンフィクション感がある。
突如インスタで卵を拾ってきたという投稿が始まり、謎の生きものが生まれた。
投票機能を使って、冷蔵庫の中にあるものでエサとして与えたら良さそうなものを募る投稿があり、選ばれたセロリを与えてみたところ、セロリをよく食べたという理由から「セロル」と命名された。
そう、ファンを巻き込んで育てている。
海人くんと現実で共存している投稿が増えていくにつれて、我々もセロルちゃんに生命を感じるようになり、知らない間に新たな世界が出来上がっていた。魔法に近い。
FAMILY CLUB webのコンテンツも対照的である。
ほぼ毎日日々のつぶやきを更新する廉くんと、1回に特大の気持ちを込めて文章をしたためる海人くん。
対戦ゲームでたとえると、廉くんはたくさん打つことができ、じわじわとHPを削ることができる通常攻撃。海人くんはゲージが溜まったら打てて1回で一気にHPを削ることができる必殺攻撃。
それくらいの違いがある。
自身で考えた文章や写真を見ることができるコンテンツは、アイドルとしての夢の魅せ方の違いが顕著に出ている場所だと思っている。
言うまでもないが、
どちらも正解であり素晴らしい。
うちあげ花火の話
ここへきて、最後はビジュアルの話をするよ。
うちあげ花火のTシャツを着ているビジュアルの対比が良すぎて、デュオ万歳三唱した。
みんなもしたよね??
レン : 黒T、タックイン、首元すっきり黒髪
カイト : 白T、裾出し、襟足長めの茶髪
対照的であることは、共通している部分があるからこそ光ると思っている。
大体おんなじ背丈、はっきりとした目鼻立ちなど見た目はもちろんだけれど、次に出すリールを見てみてほしい。
物理的にも心理的にも、同じ方向を向いていることがわかるとっても素敵な動画だと思いま鮮花?
ふたりともキンプリをとっても愛していて、だからこそそれを好きでいてくれる人たちを喜ばせたいという気持ちが現れている。
顔は見えないけれど、ふたりが顔を見合わせて笑っているであろうところがまさにそう。
違うところはたくさんあるけれど、違っていても1と1だからそのままで問題ないことが多い。
奇数だったり3以上だったりしたら、誰かに寄っていったり、真似に見えたり、バランスを見たりして動かなければならないことが出てくるけれど、2だとより個の色を強く持てるような気がする。
なんなら根っこの部分が同じであれば、違えばちがう程良いと思っている。
れんかいは共通した目的や想いをしっかりとそれぞれが持っている。だからこそ、輝いている。
幕張のうちあげ花火には行っていないのに、あらゆるところで出てきたうちあげ花火に関する情報から、とてもしあわせで尊いなという想いが限界突破した。そしてこの記事を書いた。
何が言いたいかよくわからなくなっちゃったけれど、とにかくKing & Princeでいてくれる永瀬廉さんと髙橋海人さんが好きだ。
King & Princeを残してくれて、素敵な景色を見せてくれてありがとう。
ふたりを好きになれて本当によかったと思える。
毎日がハッピーである。
King & Princeがあり続ける限り応援させてね。