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XF56mmF1.2 R APD 感想みたいなお話

これは難しい。画角的なお話でもありますが、それ以上にオートフォーカス的なお話です。動きモノなんてホントに運!だと思えるオートフォーカスの精度。AF-Cなんて遅すぎでぜんぜん追い付きません。

開放F1.2を使うのであればピント面が薄く、少しでも動かれるとピント面から外れる!なんて事は分かってますので、F4あたりまで絞って撮ってたりもしますが、それでも外す時は外します。いや、静物であってもちょいちょい外すか…。

まぁ盛大に外している写真は子供の写真しかありませんので、証拠写真(作例)はお見せできないんですけどね。

とは言え、写りに関してはホントに素晴らしい!ネットのレビューなんかで「APDは、F5.6までは実際の明るさより暗くなるのがマイナス点」なんて書かれている物もありましたが、いやいや、何を仰る兎さん。

もともと弱いNDフィルターが入っているようなモンでしょうよ。屋外でも開放付近が使いやすくなるんだと思えばむしろプラスじゃないか。APDを選ぶ人は、間違いなく開放大好きマンでしょうしね。僕自身もこのレンズを選んだ理由は「大きく背景をボカした写真を撮ってみたかったから」ですし。

先程も書きましたが、APDの弱点はオートフォーカス。APDフィルターのおかげで像面位相差AFは効かずにコントラストAFのみとなる、なんて話もありますし、APDのオートフォーカスが弱いってのは間違いないようです。かと言って「目」に自信のない僕はマニュアルフォーカスでの撮影、ピント合わせは難しく、ピーキングを利用しても静物ならともかく、動きモノには合せられる気はしません。

画質と扱いやすさのバランス的にはやはりXF33mmF1.4が最高のレンズなのかも知れない。と思いつつも、XF56mmF1.2 R APD、このボケ味や圧縮効果、一度経験すると抜け出せない魔力がありますね。

そういう意味では2型となる、
XF56mmF1.2 R WR はサイズ重量、扱いやすさをやや犠牲にはしていますが、最短撮影距離、オートフォーカス(速度?精度?)の改善により、より最強のレンズに昇華しているんだろうなとは思います。ボケ味にしたっておそらくはAPDを出す必要の無いくらいに滑らかなんでしょうよ。

そして、
XF90mmF2 R LM WR なんかはLMですからね。DCモーターとは比べ物にならないオートフォーカスとなっているはずですから、「神レンズ」と呼ばれている事にも納得の一本ですよね。

ふつふつと物欲が沸いてくるべや。

この正月休みが終わればまたXF33mmに付け替えてみよう。2つを行ったり来たりする事で分かってくる事もあるかと思いますので。

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