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「カメラはじめ」から今に至るまで

フィルムカメラ、コニカ「C35 FD」を手に入れたので、ここいらで少し昔を振り返ろうかと思います。

漫画「ヨコハマ買い出し紀行」の主人公、アルファさんのカメラとの付き合い方に憧れて、ルミックスのコンデジ、「LX3」を購入したのが早15年前。

「バイクツーリングのお供」というサブ的な要素から始まったカメラ趣味ですが、その後、順当に「LX9」に買い換えステップアップ。よくバイクツーリングに連れ出したモンです。

結婚して子供ができてバイクツーリングに行く事もなくなり、カメラ趣味がメインの趣味へと昇格しました。コンパクトに拘る理由も無くなりミラーレス一眼カメラに興味関心が向いたのですが、何故か購入したカメラは富士フイルムのコンデジ、「X100V」。

「X100V」は、メインの趣味となったカメラの勉強をするにはとても適したカメラで、カメラの知識が乏しかった僕も、この「X100V」でずいぶん鍛え上げられました。それまでは何と無く撮ってきただけでしたからね。

そして早い段階で、レンズ交換式のミラーレス一眼カメラ「X-Pro3」を買い足し、富士フイルムの2台体制で日々撮影を楽しんでおります。

そして最近になって、父より30年前のフィルムカメラ「EOS5 QD」を譲り受けました。「X100V」での勉強が無ければ使えなかった、と言うより、使おうともしなかったでしょうね。

「EOS5 QD」での撮影もまた面白く、今にしてフィルムカメラも良いなと感じましたが、「EOS5 QD」はフィルムカメラとは言えハイテク機。視線入力オートフォーカスを備えるなど、アナログ感は薄い印象です。

もっとアナログ感溢れるフィルムカメラを経験してみたく思い、オールドフィルムカメラの世界に、足の親指の爪先を、ちょんと踏み入れたのが今この瞬間であります。

そしてこちら。コニカ「C35 FD」、あらたな相棒です。1973年のカメラという事で、ちょうど50年前、半世紀前のカメラって事になりますね。見ての通りのレンジファインダー機。ピントは「二重像合わせ」のマニュアルです。これがやって見たかったのだ!

レンズはヘキサノン38mmF1.8。シャッタースピードの限界は1/500で、露出はシャッタースピード優先のみ。フルマニュアルでは無いのがミソ。ISO感度は200のフィルムを入れましたので200って事です。「X100V」などと比べてかなり撮影に縛りがありますよね。

さて、サブ的な要素として始まったカメラ趣味ですが、気が付けばオールドフィルムカメラが手元にある現状です。ついにココまで来たのか!と思うとなんだか感慨深いところもありますね。人生わからんモンだわ。

フィルムの価格が高騰している現在。将来的にフィルムが無くなるかも知れないと思うと、まさに今、経験しておかないと、その機会は永遠に失われるかも知れない訳です。

そんな中、手に入れたコニカ「C35 FD」。どんな写りをしてくれるのか?どんな風にコイツとの時間を過ごせるのか?いろいろ楽しみですね。

なんしか、めちゃくちゃカッコいいすな。なんだこれは?とりあえず36枚を早々に撮って現像したらまたデジタライズをして紹介したいなと思います。

50年前のカメラと言うことで、当たり傷はそれなりにありますが、それでも50年だと思うと、もう十分に綺麗な方だと思います。

手に取って眺めているだけでも幸せを感じますな。いや、撮れよ!

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