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彼から学んだ~物を大切にすること~

彼はアメリカ人。
確か歳は62歳。63歳だったかな。
とにかく還暦は過ぎている。

しかし、彼はすごい!還暦すぎても少年だ!ドッヂボールにも勝手に参加してはルールを無視して自分のルールに沿ってい動き回りボールをとったり、邪魔をしたりする。うちの学童の英語の先生でとても面白い授業をしていつも笑顔と笑い声が絶えない。
最近の悩みはスケボーを買うかどうかで悩んでいるらしい。
めっちゃ上手なんだ。
結構、真面目で几帳面。
マキがルール通りにやらないと怒ったりもする。自分だって自分ルールで動いてるのにね。
マジで面白い!マキはとう40歳過ぎているが相変わらずこども扱いだ。

ある日、台風が来ていてすごい風のせいで外にあった木でできた物置が飛ばされてしまった。
もう使えないだろうちうくらいボロボロだった物置を見て彼は言った。

「僕直すよ!」

えっ!このボロボロの状態のものを直す?
壊れたら直すというよりも買ってしまった方が安い気さえするが・・・。
じゃーお願いします。というと

彼は手際よく直し始めた。
あんなにボロボロでもう捨てるしかないと思っていたのに、一部の部品は飛ばされてしまったが全然使える状態に直してくれた。
正直驚いた!
わたしも壊れるまで使うタイプでそこまで物を粗末にしていないと思っていたが壊れてしまったら直すというより買ってしまう。
そんな中、壊れても直せるものは直しして使う。
物を最後の最後まで大切に使い続ける心を彼から学んだ。

今回も穴が開き、傷がつきまくりの机を見て。

「僕、直すよ!」

そういってくれた。
私は前回の様子を見ていたから「私も一緒に直す!」そう言って週末一緒に直すことにしたんだ。
彼の技術を盗み、私もまた物を最後まで大切に使えるヒトになろうって思ったんだよね。

買い物に行って必要なものを買った。
日本語ばかりでわからないこともあるんじゃないかと思ったけど、6割くらいは日本語理解できるし、文章になると難しいところもあるけどそれでも色々と探してものをゲットした!

10時からスタートして16時まで頑張った!
彼の息子も手伝いに来てくれてあのボロボロだった机が見違えるように直った。
私も頑張った!


パティを使って穴埋め作業はやっていくうちにプロ並みに上手くなった(自画自賛でごめんちゃい!もちろん。プロにはかないません)


頑張ったけど、1か所だけ直っていないから月曜日に来て直してくれると言って帰っていった。

私はというと直すのが楽しくなり、今日も朝からやってきてやすりがけ。
そして、やっていない個所を発見したのでパティを使って穴埋め作業。
そうだ!とペンキも塗り始めた。
そうそう!と彼に言われたとおりにやすりかけてペンキを塗った。

物を大切にできて、且つ、直す作業が楽しいなら今後もやるっきゃないよね!
彼から学んだ「物を大切にすること」これもうちの生徒たちに受け継いでいきたいって思います。

今回もありがとう!!ダダ

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